5月 1日  台北市内観光
 

 今日の予定は、午前中は台北市内の観光と午後は次の目的地嘉義への移動となっているので、市内をゆっくり見るため早めにチェックアウトする。
 重い荷物を持って観光するのは無理なので、とりあえず昨日に引き続き地下鉄で台北駅へ行き、コインロッカーに荷物を放り込んで身軽になる。
駅前のマックで腹ごしらえしてからは、徒歩でとりあえずニニハ記念公園に向かう。
**ニニ八記念公園**

 雨上がりの公園には、朝の散歩にきている人が多く、中国的な建物のむこうに高層ビルが建っているのもミスマッチだが面白い。
公園のステージでは、地元のオバチャン達がフラダンスみたいなダンスの練習をしていた。
 しかし、湿度が異常に高いなあ、街全体が白っぽくなって写真が映えないかもしれない。
それにちょっと歩くと汗だくだ。でも地元の人は結構厚着してるし、皮ジャンやダウンを着ている人がいるのはどうゆうことだ。

**総統府**
 ニニ八公園を突っ切って反対側の総統府に行くと、やたら警官が多い。
この間の選挙以来、結構中国と緊張感が高まっているので当然かなと思いつつ正面に近づくと、警官が信号機を操作しているようだった。
総統府の前には白バイが4台待機しており、正面玄関には黒塗りのリムジンが横付けされている。これはひょっとして李総統か?
そのうち、道路が完全に封鎖され、厳重に警備されたリムジンが出てきた。こんなチャンスはめったにないので写真に撮ろうとすると、そばにいた一般人かと思っていた人がカメラはだめというよう仕草をするので、あきらめてただ見るだけにする。どうやら側にいた人は私服の警官だったようだ。
リムジンは真っ直ぐ国民党本部に向かっていったので、李総統の朝の出勤だったのかもしれない。
**東門、国民党本部**         **中正記念堂**
 総統府を後にすると、真正面に見える国民党本部の前を通って中正記念堂に行く。
だだっ広い正面の広場を抜け、記念館を覗くと蒋介石の銅像が鎮座し両脇に衛兵がいた。
でもちょっと写真を撮れるような雰囲気ではないのでそのまま記念堂を後にする。
**南門**
  中正記念館を出ると、愛国西路にそって南門、小南門を見てから国軍歴史文物館を覗いてみる。
たしか月曜は休館のはずだったが、開いてるのでとりあえずみるが、パネルの展示がメインで余り実物はない。
それに抗日戦の資料など、日本人には本来居心地のいい場所では無いはずだか、ほかに誰も見ている人がいないので、余り気にせず見学できた。
 上の写真はアメリカ製のAIM-9サイドワインダー(ガラガラ蛇)だが、中国語で書くと響尾蛇となるのがおもしろかった。
**北門**           **龍山寺**
 北門を通って駅に戻ると、地下鉄で龍山寺と近くの市場をぶらつくが、大体予定していたところは見れたがまだ時間があるので、MRTの木柵線に乗ってみる。
フランスの技術で作られたゴムタイヤ式の新交通だが、起動加速、最高速度など日本の新交通とは比較にならないほど高速であった。
もっとも日本であの加速をしたら転倒者続出で問題になるだろうな。
**木柵線**       **光華電脳市場**
 木柵線の乗車の後はパソコンショップの集まった台湾の秋葉原、光華市場を覗いて見る。
メモリーとハードディスクが安ければ買おうかと思っていたが、日本のほうが1割ほど安いのであきらめる。
でもケースなどは、3000〜4000円程度で買えるので、物によってはこちらのほうがお得なようだ。
**自強号**  後は台北駅で嘉義行きの切符を取るが、混雑しているのか空席がないので、予定していた14:00の列車ではなく16:00の自強号にする。
無事切符もとれたので、ほっとしたのか腹もすいてきたので、駅2階の食堂街でちょっと遅い昼食をとる。
 時間があるので、新光摩天楼展望台に上がろうかと思ったが、すごい行列なのであきらめる。

 結構歩いて疲れた、駅の待合室で時間をつぶしてから自強号に乗車する。
 車内は立席の客が多く物凄い混雑で、トイレに行くのも一苦労だ。
これなら高速新線を造るのもうなづける。
 嘉義までは3時間30分の予定だが、途中から遅れだし嘉義についた時は8時を回っていた。
 
荷物を背負ってホテルへ向かうが湿度が高いので汗がすごい。
途中のコンビニで水を買って袋にぶる下げてホテル着いたら、徒歩で来たコトを後悔した。いきなりドアボーイが出迎えてくれて、バックパッカーみたいな格好で入るにはちょっと場違いなホテルであった。
道理で日本で予約してもらったとき、ここだけ宿泊料が高いはずだ。
この晩は暑さと歩き疲れたのか食欲がないため、食事もせずにすぐに就寝。