12月27日 パリ観光

 本日の予定はベルサイユ宮殿の見学と時間があったらルーブル美術館を覗くつもりてせあったが、もたもたしていたらホテルを出発するのが遅れてしまった。
明日のモン・サン・ミッシェルに向かうTGVの切符をまだ押さえていないので、東駅で買うつもりでいたがまだ窓口はやっていないようだ。とりあえず乗換駅のオーステルリッツ駅に向かってみるとこちらは開いていたので列に並んで待つことしばし、、、
並んでいる人数自体は前に2,3人程度なのだが、どの窓口も手間取っているのか、全く人が捌けていかない。
自分の番になり取りあえずレンヌ経由でモン・サン・ミッシェルまで列車とバスを指定すると予定していた時間に、バスが無いとのこと。確実に調べたのでそんなはずはないと思いつつも行きの列車だけで押さえておくことにして窓口を後にする。
後でよく調べてみたらレンヌ〜モン・サン・ミッシェル間はバスではなく国鉄の最寄り駅ポルトソンまでとなっていた。レンヌからバスとメモして見せたのは気が付かれなかったようだ。

結局自分の切符が買えるまで30分ほど掛かっってしまったが、意外とロスタイムが大きかったな。
オーステルリッツ駅からRERのC線で終点ベルサイユに向かう。
市内からおよそ40分で到着だが、時間はすでに11時前になっていた。
駅から歩いて約10分でベルサイユ宮殿に到着、前庭の石畳がデコボコで結構歩きにくくてしょうがない。
ベルサイユの見学はツアーと個人見学コースががあるが、夏のノイシュバンシュタイン城でのガイドツアーではどこを見たのかよくわからなかったとの経験から個人見学コースにしておく。
入口で音声案内のガイドを借りて、早速内部の見学に向かう。内部はどうやら撮影禁止では無いらしいので存分に写真を撮らせてもらう。借りた機械から流れてくる解説も事細かで非常に丁寧なのだが、1部屋ごとの解説がやけに長くてちょっと飽きてしまう。内部はやっぱり世界に誇る宮殿のだけのことはあり、非常に豪華だが調度品類は革命の時に散逸してオリジナルのものは数が少ないのを初めて知った。
ここの目玉は有名な鏡の間でさすがに立ち止まって見る人が多いため結構混雑している。
内部を一通り見終えると宮殿背後の庭園を散策することにする。
幸い天候は薄日が差すなど冬のヨーロッパにしては恵まれたほうだと思うが、噴水には氷が張っており結構気温は低いようだ。庭園内の彫像などにはカバーが掛けられており、いまいち華やかな雰囲気に欠けるが、この時期ではしょうがないか。
しかし、ベルサイユの近所には軍の演習場でもあるのか?一日中銃声が響いているが殺伐とした雰囲気をもり立てているような気がしてならない。
それと庭園内の道もてっきり大理石か何かで舗装してあるのかと思ったけど、全部砂利道であるとは思わなかった。


そろそろ時間も1時過ぎで腹も減ってきたので、アポロンの泉そばのレストランで昼食にする。
今日のおすすめはローストチキンとのことなので、迷わず注文。出てきた鳥は半身もあり、はっきり言って量が多すぎる。
結局全部食べられず、付け合わせのフレンチフライもあんまり手をつけずに終わってしまった。
 食後はプチトリアノンの方へ歩いていって見るが、どうやら庭園の解放だけで、内部の見学はやっていないようだ。
しばらく庭園内を散策してからネプチューンの泉経由で前庭に戻り駅に向かうが、ちょっとフランの持ち合わせが少なくなってきたので、近くの両替所でフランに両替してから、パリ市内に戻ることにする。
この後の予定ではルーブル美術館へと思っていたが、時間が中途半端なので見学はあきらめて、モンマルトルのサクレ・クール寺院へ行くことにする。

 RERのC線からアンバリッドで地下鉄に乗り換えモンマルトルの最寄り駅アンヴェールで地下鉄を降りる。
さすがに芸術家に愛された一帯のことだけはあり、地下鉄の出口からしておしゃれである。
何となく、浅草や柴又あたりとイメージがだぶる参道を進むと正面にサクレ・クール寺院が目に飛び込んできた。
丘の高さは大したことないし、歩いてあがろうかとも思ったがすぐ脇にケーブルカーが有るので登りだけ乗車する事にする。
乗っている時間はわずかに1分程度であるが、新しくてなかなか乗り心地がよかった。
さて、サクレ・クール寺院の真ん前で写真を撮っていたらいきなり雨が降り出したので寺院の中に見学をかねて避難する事にしよう。
内部は結構見学の人で混雑しており、みんな雨宿りで入ってきているようだ。それでなくても祈りを捧げている人の数もかなり多いし、、、

しばしの見学の後、外に出て見るとうまい具合に雨がやんでおり、寺院正面の階段をのんびり写真を撮りながら降りてから階段したのカフェで一休み。
日も暮れてきたし、そろそろ一度ホテルにもどることにしよう。
7時過ぎにシャンゼリゼ通りの夜景を撮りるため、地下鉄でコンコルド広場にに向かう。
地下鉄を出ると、コンコルド広場には観覧車が鎮座しており華やかな雰囲気だ。
街路樹のイルミネーションも派手では無いが、数がものすごく多いのでまばゆいばかりの光を放っている。
遠くには凱旋門も見えるし、何で去年はこの時間にこなかったのか、ちょっと後悔した。
シャンゼリゼ通りを凱旋門に向かい、途中おきまりの写真撮影をしながら歩いていくが、さすがに凱旋門までは地下鉄で5駅あるので途中のフランクリン・D・ルーズベルト駅で断念してホテルに戻ることにしよう。
そういえばまだ晩飯を食べていなかったが、余りお腹が空いてないので、東駅そばでサンドウィッチを買って部屋で食べることにする。
明日は9時のTGVでモン・サン・ミッシェルに移動だ。