9月21日 福岡→ミュンヘン


 21日の朝7時過ぎに家を出て、タクシーで空港に向かう。
別に西鉄電車と地下鉄を乗り継いでも良いのだけど時間が掛かるので、いつもタクシーを利用している。福岡は空港が市内に近いのでこういう時は大変便利で助かる。
家から大体15分で空港に到着し、JALのカウンターで搭乗手続きを済ますと係りの女性が気を利かしてくれて関空→パリ間の席を外が見れるように翼をはずした席に変更してくれた。
荷物もミュンヘンまでスルーで行くので身軽になって待合室に進む。

 JAL322便  福岡→関空 
 福岡→関空はJALの322便で時刻表によると機材はまだ乗ったことのないMD−11だったので楽しみにしていたが、スポットに入ってきた機体をよく見たら、翼端にウィングレットがついてないぞ!!
この日の機材は旧型のDC−10のようだ、まあこいつも退役の噂も有るし、ここの所乗ってなかったので良しとしよう。
この便は国際線への接続客がメインのため3割くらいの搭乗率で機内はガラガラだ。
でも座席や内装は薄汚れているし、なにかすすけた感じがするなあ。一応これでも国際線仕様のようなのに、、、、
朝の福岡空港はいつも混雑するせいか、離陸の順番がなかなか回ってこない。
関空での乗り継ぎ時間は余り無いので、ちょっと気をもむが8:50頃無事離陸。
上がってしまえば45分程度なのあっと言う間に関空に到着するが、余り乗り継ぎ時間が無いので初めての空港をゆっくり見ている訳にもいかず、急いで出国審査を済ますようにする
NYのテロの影響で審査は厳しいのかと思ったが、表面上は特にこれまでと変わらないようだ。(ただボーディングブリッジでのパスポートチェックはあったのがいつもと違う点であった。)

 JAL425便  関空 → パリCDG

 パリまでの便はJAL425便でさすが日本のフラッグキャリア、乗客はほとんど日本人で以前のエールフランス利用時のようにこれから海外に行く実感がわかんなー。
機材についてはヨーロッパ線の定番B747−400で、たまにはA340などにも乗ってみたいが、ボーイング信奉者のJALを利用している間はエアバスの機材に乗るのは無理だろう。
機内に入って座席を見ると確かに翼をはずした窓際で、後ろも非常口でリクライニングさせ放題の良い席なのだが肝心の窓が無い!!
わずかに前席との間に窓あるが、リクライニングされたら全く見えそうもない。
まあしょうがないかとあきらめるが、乗客の搭乗が終わっても隣の2席は空席のままだ。
ラッキー、これは横になって寝ていけるようだ。
食事が終わったら一眠りと思っていたら離陸後ベルト着用のサインが消えたら、4人席から1人移ってきてしまった。あららー、思ったが横が空いているだけでもずいぶん楽なのには違いない。
最近のJALはエコノミーでも個人用のテレビが装備されているので映画や、ナビゲーションマップ、前方、下方のカメラ映像が見えて暇つぶしには助かるが、前方のカメラは上空に上がると露出が合ってないようで真白くなってしまい役には立ってないようだ。
さっそく映画のプログラムをチェックしてみると10本程度有るのだが、私の好みに合うのは「スターリングラード」位しかなかった。
食事の時にはすぐに眠れるよう普段頼まない白ワインを選び、食事が済んだら即、寝る体制に移行する。
 アルコールのおかげで結構熟睡出来たようだが、現在位置をマップで見てみるとまだシベリアの真ん中であった。
大体半分くらいは進んだようだが、後は眠れる訳でもないのでまた映画を見ながら過ごすしかない。
日本時間の夕食の頃にはちょうどサンクトペテルブルグ(旧レニングラード、マップの表記はなぜかセントピーターズバーグとなっていた)上空で表が見えるし、せっかくだから写真に撮っておこう。
でも正直JALの食事はエールフランスに比べるとずいぶん落ちるように思える、この料理では3つ星はやれんなと言うのが正直な感想。
その後も順調に飛行を続け、現地時間16:15に無事シャルル・ド・ゴール空港に着陸した。
CDG乗り継ぎ
 いつもならターミナルに横付けされるが、今回は沖止めとなり、バスでターミナルへ移動して乗り継ぎ用ゲートから無事入国する。
今回は以前に一緒にスペイン・ポルトガルに行った後輩のA君が1週先にパリに来ており、私の到着と彼の出発時間がほぼ同時刻なので待ち合わせする事になっていた。
待ち合わせ場所のターミナルF出国審査ゲート前に行くと凄い行列でなかなかA君を見つけられない。
10分ほどうろうろしていたら出国審査への列に並ぶ彼を発見したが、もう見送り客が入れるギリギリの所まで進んでしまっている。
取りあえず声をかけて2言3言話をしたら列が動き出してしまい、彼は出国審査場へ進んでしまった。
これは普通待ち合わせと言うのだろうか?待ち合わせと言うよりすれ違ったと言う表現のほうが適切かもしれない。
取りあえずお互いに認識はしたから、まあ良いか思いつつ次の乗り継ぎのターミナルDに歩いて向かうことにする

 AF1222便 パリ→ミュンヘン


 次の乗り継ぎは18:25発のJAL4409(エールフランスとのコードシェア)でミュンヘンに向かう。
大体2時間弱の待ち合わせなので、それほど退屈もせず待合室で時間を過ごす。
今度の機材はこれもヨーロッパではおなじみのA320で、こいつのお世話になるのも4度目くらいかな?
18:00ころ搭乗が始まったようなので列に並ぶが、手続きを済ませボーディングブリッジに入った人たちが戻り始めた。
何事だろうと思ったら、いきなりキャンセルの表示が出てるではないか!
去年に引き続き今年もキャンセルに遭遇するとは思わなかったが、ちゃんとミュンヘンに行けるのか?
一応再度チェックインカウンターで説明を受けるとルフトハンザに振り替えるそうなので、問題ないだろうと思っていたら振り替えるのは荷物を預けてない人だけらしいので、私はその後のエールフランス便になるらしい。
結構混乱していたカウンターで何とか搭乗券を受け取り、再度待合室に入って出発を待つが、20:00の出発の筈なのにすでに遅れの表示が出ているようだ。
これではホテルに到着するのもかなり遅れそうなので電話しておくことにするが、フランスからドイツへの国際電番号が分からないので、近くのエールフランスの職員を捕まえて教えて貰う。
番号さえ分かればこちらのものと思っていたが、待合室の電話機はテレホンカード専用だった。
待合室には売店もないし、どうしようかと思ったらオペレーター経由でクレジットカードが使えるようだ。
案内の説明文には日本語もあり日本語で大丈夫のようなので、安心して日本人オペレーターの番号にかけるといきなり英語であった。
思いっきり出鼻をくじかれたが、取りあえず英語で日本語のしゃべれる人に変わって貰うよう頼む。
しかし案内では日本語もOKの筈なのにいないの一点張りでらちがあかない、おまけにものすごい早口で相手が何言っているのか全く分からないので、あきらめてキャンセルして貰う。
さて、これでホテルが部屋をキャンセルしてたらオクトーバーフェスタの真っ最中だし、絶対に部屋は取れないだろうから駅で野宿する可能性も出てきたわけだが、いきなりのドイツで駅の野宿はしびれるなあ。
学生の頃じゃないんだからそんなのにはもう耐えられないだろうし、大体最低気温が5度くらいらしいので確実に風邪を引くのが目に見えている。
一抹の不安を覚えつつ振り替えのAF1222便、A321の窓側席に納まり一路ミュンヘンを目指すが、離陸したのは22:00を廻っていた。
機内ではJALから乗り換えて以来何食べていないので、機内食を楽しみにしていたが出てきたのはサンドウィッチ1つであった。
なんだよ4時間も遅れておいてまともな飯も出ないのか?もう最悪だ。
現地についても遅いからちゃんとした食事は無理だろうな。こうなってくると最悪のシナリオが頭をよぎるが、どうしょうもないか。

 23:20頃ミュンヘン空港に到着し、無事に荷物を受け取り急いでSバーン乗り場にむかう。
余り遅くまで電車も運転されていないようなので、のんびりとしていられない。
結構切符の買い方が分からない様な人たちが多かったが、ガイドブックで予習していたのですんなり購入出来た。でも周りからどうやって買うのか聞かれてなかなかホームに向かえない。
ホームに出ると市内に向かうのは2系統有るようだが、どちらもに乗っても中央駅には行けるようだ。
先に出発するS1系統の電車に揺られること約40分で中央駅に到着する。
 この日の宿は中央駅のすぐ近くのメルキュール・シティホテルで駅から歩いて3分くらいですぐに見つけられたが、問題は部屋を取って置いてくれているかだな。
 フロントにバウチャーを見せると何の問題も無いようですんなりチェックインできた。
 部屋に入ると、いきなり3畳ほどの控えの間があり、その奥に30畳近い寝室が広がっていた。
トイレ・バスも4.5畳くらいあり用を足す時には落ち着かなさそうだ。
この日は飛行機のキャンセルのおかげでずいぶん予定が狂ってしまった。ホテルに着いたのが0:30で日本時間では朝7:30ごろか。
1日掛かりの移動で本当に疲れたので、この日は即就寝する事にする。
いつもならメールチェックくらいはするところだが、そんな元気もないや、、、