2003.9.17 6日目 シャーフベルク登山とザルツブルグ移動 

  この日はシャーフベルク山に登ってからザルツブルグに移動する。
 ホテルの朝食が8時からなのでゆっくり起き出し、朝食後は昨日行った船着き場北側の撮影ポイントに行ってみる。
 光線の具合は昨日よりはマシだが、ちょっと湿度が高かった様で、空気に透明感が無いのは残念なところ。
 もっとも根本的に広角レンズが無いのが写真を撮る上でのネックではあるが・・・・・

 9時前にホテルに戻り、すぐにチェックアウトしてから船着き場に向かう。
 船まではちょっと時間があるが、湖の野鳥を見たりしながら時間を過ごす。
 
 渡し船は9時40分に出航し、45分の列車に接続しているが、駅の辺りで列車を入れた写真を撮りたかったため、10時20分の列車で次の目的地、バート・イシュルに向かうことにする。
 駅の周辺は列車が来たとき以外は本当に静かで、対岸のハルシュタット村からの喧噪のほかは鳥のさえずりしか聞こえない。

 10時20分の列車に乗り込み、次の目的地バート・イシュルまではハルシュタットからおおよそ30分、乗り込んだ列車は昨日に引き続き近郊タイプの列車なので、1等車は無く2等車しか連結されていないようだ。
 それなりに新しい列車なのだが、シートピッチが狭く、ちょっと窮屈な感じがする。

 列車はしばらく湖沿いに北上し、湖が途切れると湖から流れ出したトラウン川に沿って徐々に高度を落としていく。

 11時前にバート・イシュルに到着、とりあえず駅のコインロッカーに荷物を放り込んで、身軽にする。
 シャーフベルク登山鉄道の起点となるザンクト・ヴォルフガングまではポストバスで40分ほど、駅前のバス乗り場で時刻表を調べると11時20分の出発のようだ。
 その前は列車の到着直前に出発しているようで、ハルシュタット駅での寄り道が無ければ、もっと効率的に回れたのかも知れない。
 
 とりあえず市街地の方をちょっとだけ散策するが、真剣に見る気が無いので、適当にほっつき歩いてすぐ駅にもどることにする。
 市街をチョットだけ見た後は駅前で時間を潰し、ザンクト・ヴォルフガング行きのバスに乗車。
 バス停の前にバスの案内所があり、そこで切符も買えたようだが、なにやら混んでいたようなので運転手さんから切符を買う。
 車内は大体2〜3割の乗車率でゆったりとしておりなかなか快適だ。
途中の車窓は、特にどうってことない田園風景が広がるだけで、特筆する様な感じではない。
途中のストロボルで他のバスとの接続のため5分ほど小休止下の後、12時ジャストにザンクト・ヴォルフガングの登山鉄道駅前に到着。
すぐに切符売り場に向かうと、登山鉄道は定員制のため12時の列車の後は全て満席の様で、ホームに居る列車にすぐ乗るようにせかされた。
 2本続行する列車のうち、1本目はすでに出発し、2本目の列車もすでに客車のドアを車掌さんが閉めて廻っているので慌ててホームに向かうことにする。
 改札を急いで抜けようとしたら、どうやら乗車客の写真を撮って後で売るカメラマンに捕まりちょっと焦るが、全ての乗客の写真を撮っているようなので、それは仕方のないところか。
 改札を抜けて列車に向かうが、どのコンパートメントも満席で入るスペースが無い。
一番最後のコンパートメントでなんとか詰めてもらうが、この列車に乗れない上がることができないので、あんまり遠慮しているわけにも行かない。
 私が最後の乗客だったので、乗り込むとすぐにドアを車掌さんが閉じて、すぐ出発となる。
 なんとか乗れて一安心と思ったが、急勾配の上のSLのため速度が全然上がらないが、余りにも遅すぎるようなと思っていたら、1kmも登らないうちに列車が止まり瞬間的に逆走しだした。
 逆走と言っても2〜3mですぐブレーキを掛けたが、乗っていた乗客はちょっと騒然となり、私も一瞬下り坂を暴走か?と肝を冷やした。
 結局事の真相はSLのボイラーが不調で圧が上がらず、途中で力尽きたらしい。
 そのまま待っても圧が上がりそうに無いので、いったん麓に戻るようだ。
 ただここのSLは石炭を燃やすのでは無く、重油を燃やして走るタイプの様だし、結構新しいのに不調になるのか納得がいかない。

 さて、この後はどうなるんだと思っていたら、麓の駅では車庫から代走のディーゼルカーを引っ張り出してきてなんとか、頂上にはいけるようだ。

 麓の駅で10分ほど待たされた後、ディーゼルカーの準備が整い、結局30分遅れでの出発となった。
 その後はちょっと安心したのか、せっかくの登山鉄道なのに、居眠りをしてしまい余り周りの風景に記憶がない。
 以前から思っていたのだが、電車では余り無いのだが、ディーゼルカーに乗るとなぜか眠くなるのは何でだろう?
 やっぱり独特の振動が眠気を誘うのだろうか。
 ちょっとしたハプニングで到着が遅れたが、1時30分頃シャーフベルク山の山頂に到着。
 列車を降りるときに下山の列車の予約をしないといけないらしく、改札口で15時発の列車の整理券を受け取り外へ出る。
 駅から山頂までは大した距離ではないので、とりあえず遊歩道に沿って山頂の周りを1周することにしよう。
 シャーフベルク山の周りにモント湖、アッター湖、ザンクト・ヴォルフガング湖の3つの湖に囲まれており、どちらを見ても湖と山々の綺麗な風景がひろがっている。

左写真:ザンクト・ヴォルフガング湖

一通り周りをブラブラと見て歩いたので、山頂のホテルに併設されているレストラで昼食にさせてもらう。
 今日のメニューはジャガイモのポタージュスープとフランクフルトのホットドッグにさせてもらう。
 昼飯時のためか、テラス席は余り空席がなかったようで、当初は一人だったが、途中からミュンヘンからやってきたご夫婦と相席になる。
婦人は英語が判らないようだが、旦那さんは英語が話せるので、拙い英語でしばし会話を楽しむ。(←実際にはかなり必死の状態。)

               左 : モント湖                       右 : アッター湖

2時30分頃、ご夫婦と別れテラスを後にし、再度山頂を1周してから駅に戻る。
 駅に戻ってもまだ列車が到着していないようなので、構内のカフェでお茶をしながら列車の到着を待つ
 列車の方は私がの乗った列車の遅れのためか、ちょっとダイヤが乱れ気味の様ではあるが、3時過ぎに出発となり、今度はちゃんとSL乗車する事ができた。
 4時前に麓に到着し、来た道順でバート・イシュルに戻るが、ここからザルツブルグまでは、直線距離で約25kmで、バスも走っているが、いったんバート・イシュルまで戻ってアットナング・プッハイム経由の鉄道だと80km以上の移動距離になることに気が付いた。
 まあ、荷物はバート・イシュルに有るし、ここでバスを使うと鉄道の乗車経路が途切れてしまうから、遠回りでも仕方ないか。

 バスでバート・イシュルに5時頃到着したが、アットナング・プッハイム行きの列車はバスが駅前に到着した瞬間に発車していってしまった。
 おかけで1時間の待ち時間となったが、市街まで行く元気も無いことから駅構内のベンチでしばし、ぼうとして過ごす。
 6時のアットナング・プッハイム行きの列車は満員で、席がないためしばらくはデッキに立って行くしかないが、途中駅で少し空席ができたところで高校生くらいの女の子と相席させてもらい、アットナング・プッハイムに向かう。

 夕暮れ迫るアットナング・プッハイムでザルツブルグ行きのICに乗り換え、日が暮れた8時頃無事ザルツブルグに到着。
 前回来たのは9ヶ月前で、そのときはオーストリアを廻るとはまだ考えていなかったが、これで鉄道乗車経路の接続はひとまず完了だ。

 本日の宿はミルベル広場のアウストロテルで、バスでも簡単にいけるが、横着してタクシーで行くことにしよう。
 宿に到着後は旧市街の方まで、歩いていって開いているレストランで夕食とするが、こちらでは夕食にするには遅い時間なのか余り他に客がいないようだ。
 とりあえずレバークヌッデルズッペが有ったので、それとポークソテーチューリッヒ風ライス添えをたのむことにる。
ただここのレバーの肉団子はつなぎにパン粉を入れているらしく、余り美味しく無かったのがちょっと残念。

食後はさっさとホテルに戻り、昨日、一昨日とメールチェックできなかったので、やりとりを済ましてから就寝する事にしよう。