2004年9月30日 4日目 Rothenbrug観光

注) 本ページは妻の検閲を受けていないため、予告なしに内容が改変されることが有ります。(笑)

 この日は次の目的地Rothenbrugへ向かうため、Fussenの駅を8時に出発する列車に乗る必要がある。
 ホテルから駅までタクシーでの移動を考え、7時頃ホテルをチェックアウトし、タクシーを呼んでもらう。
 ここのホテルは朝食が7時からのため、この日の朝食はパスして、途中どこかで仕入れることにしよう。
 タクシーの方は10分ほどでホテルにやってきて、駅まではおよそ10分の道のりだ。
 駅に到着して、しばらく時間があることから駅に併設されたスナックコーナーで朝食を取ろうと思ったが飲み物だけで食事はやっていなかったことからコーヒーだけで我慢となる。
 列車の発車前には売店でプレッツェルなどを買い込み道中の腹の足しにすることにしよう。
 
 列車の方は定刻に出発し、2両編成のディーゼルカーに揺られて、次の乗換駅 Augusburgまでは約2時間た。
 車内ではいつものごとく一等車に陣取り、当初は乗客もまばらであったが、途中から通勤通学時間帯になったのか結構な混雑となった。
 ただ1等車の方はそれなりにゆったりしているが、どうもキップを持っていなさそうな中学生くらいの一団が座って騒いでいるのには閉口した。
 現地の人もうざったいという雰囲気ではあったがさすがに注意までする人はいないようだ。
 
 列車は順調に進み、予定通り10時頃Augusburgに到着。
 乗り継ぎ時間が25分ほど有ることから構内の売店でサンドウィッチを購入して、車内で遅い朝食にさせてもらう。
 飲み物の方はてっきり妻はビールかと思ったが、昨日のレストランでの発言通りもうビールはたくさんとのことであった。

 今回のルートは2001年の旅行と全く時間も同じなので乗り換えるホームも当時と全く一緒だ。
 2本目の快速列車に揺られること約40分で2度目の乗換駅Treuchtlingenに到着。
 ここに降り立つのも2001年2002年に引き続き3度目だ。
 ただ今までは駅の外にろくに出たことも無かったが、駅前は住宅地と言った趣で売店等もいっさい無いことから駅の待合室でしばし時間をつぶす。
 30分の待ち合わせの後、本日の3本目となるICに乗車して次の乗換駅Steinachまでは約50分。
 今回乗車したICは前後を120型で挟んだプッシュプルトレインで、時刻表を見た限りではミュンヘンとヴェルツブルグの間を往復している列車のようだ。
 以前このルートをたどった時は143型に牽引された快速列車だったのでダイヤ改正によりグレードアップがなされたようだ。
 車内では一等のコンパートメントを陣取り、二人して車窓を眺めながら過ごす。

 快調に列車は飛ばして12時40分頃、3度目の乗換駅Steinachに到着、ここからは2両編成のディーゼルカーに10分も乗れば、本日の目的地Rothenburg ob der Tauberだ。

 延々5時間にわたる移動を終えてRothenburg ob der Tauberに到着すると、早速ホテルのある旧市街へ向かうことにする。
 駅から旧市街は歩いて15分ほどでタクシーを使うほどの距離ではないが、途中の石畳では妻のキャリーカートがちょっとつらそうであった。
 この辺は多少考えて、背負うことも可能な4ウェイバックを妻に使わせていたのだが、どうも背負うのは嫌いらしく、ちょっと重たいバックを肩に担いで旧市街へ進んでいく。
 本日の宿は旧市街のマルクト広場そばのホテルアイゼンフートで、以前は5つ星のホテルだったのに最近は4つ星になってしまったが、ローテンブルグ1番のホテルで有ることには変わりない。
 ホテルのロビーは歴史を感じさせる作りで、前回泊まったゴルデナーヒルシュも捨てがたかったが、やはりこちらの方を選んで正解だったようだ。
 フロントでは日産のカルロス・ゴーンを彷彿とさせるフロントマンが対応してくれて、チェックインが早かったため、かなり眺めの良い部屋を割り当ててもらえたようだ。
 一応ボーイに荷物を部屋まで運んでもらうが、彼曰く一番良い部屋だとの説明に部屋に入るまで「ほんとかなあ?」などと思っていたが、入ってみると確かに眺めが良く、落ち着いた作り部屋であった。
 一応ベッドルームはリビングと別になっているし、なによりも見晴らしがよいのには感激した。
 部屋の窓からタウバー川にかかるドッペル橋までよく見えて、部屋のソファから外を眺めているだけでも贅沢な気分になってくるようだった。
 
 部屋の方でしばしくつろいだ後、市街の観光に出かけることにしよう。
 3年前と同様、今回もこの町には1泊しかしないため、見て回るのは今日しかないのであまりのんびりとはしていられない。
 
 まず最初は時間がちょうど良いことからマルクト広場のからくり時計を見てから、市庁舎の塔に上がることにしよう。
 市庁舎前まではホテルを出れすぐそばなので、からくり時計の時間に合わせて、ホテルを出発。
 広場に観光客が集まる中、妻の方はどんな仕掛けなのかちょっと興味ありそうだたったが、一度見ている私は正直かなりしょぽい事を知っていたので、あまり期待しない方がいいとつい教えてしまった。
 2時になり仕掛けが動き出すが、時計横の窓が開いて中でなにやり人形が動いているようだが、ちょっと遠目では動きが良くわからないのが正直なところ。
 しばらく目を凝らしてみていた妻も、終わってしまうと「たったこれだけ?」とかなり拍子抜けしたような感じであった。
 仕掛け時計の後はすぐ隣の市庁舎のとうに上がるが、妻の方は高いところまで上がるのが正直かったるそうな雰囲気ではあったが、多少挑発しながら塔の上まで連れて行く。
 途中の階段が狭く急であることと身長が高いせいか、妻の方はちょっと上がるのがつらそうではあったが。

 塔の上に出ると見晴らしは良いのだが、非常に狭いことから高所恐怖症の人には結構つらい環境だ。
 妻は別に高所恐怖症ではないが、足場が狭く、手摺りのすぐ外はもうなにもないので、ちょっと引き気味だったようだ。
 
 塔の見学後は昼食もまだだった事から駅からホテル向かう途中にあったソーセージのファーストフード店で食事にさせてもらう。
 今回の旅行で正直まだちゃんとソーセージを食べていないと言うこともあり、妻の希望でこのあたりで食べておこうという話になったのである。
 妻の方はカレーブルスト、私はニュールンベルガーを注文し、朝食がちょっと足りなかったような感じもあることから二人してソーセージにぱくつく。
 私が頼んだニュールンベルガーはスパイスが効いており、ちょっと辛目だがあっという間に平らげてしまう。
 妻もカレーブルストが気に入ったようで、小食なはずなのに残さず平らげており、ビールと違ってソーセージは気に入ってもらえたようだ。 

 食後はあまり時間も無いことから、早速観光に出かけることにしよう。
 最初はマルクト広場の南側にある中世犯罪博物館で、以前にも見たことがあるが妻は初めてなのでさらっと内部を見て回ることにする。
 入ってすぐのところには拷問道具が展示されており、二人ともこんなので拷問されるのは勘弁などと話していた。
 あまり時間的に余裕がないことから、適当に進んでいくとちょっとしたハプニングが発生。
 天井の低い階段を上がっていたら、後ろの方から「ゴツン」と言う音が・・・
 何事かと振り向いてみると、妻が脳天を押さえて涙目になっているではないか。
 どうやら低い天井のアーチに頭を打ったらしい。
 大したことなさそうな様子なら、天井がへこんでないかとお約束のギャグとなるだが、今回はそんなことをいえるような雰囲気ではなかった。
 一応外傷は無いようなので、そのまま様子を見ようと言うことになり、結局はそのまま忘れてしまったが大したことは無かったようだ。
 博物館を適当に見学した後は、市街を時計回りに回って、ブルク庭園に向かう。
 庭園からはタウバー川が一望できて、なかなかの眺めだ。
 近くでは、フルートを演奏する人もいて、なかなかいい雰囲気となっているのでしばらくここで景色を見て過ごすことにする。

 しばらく景色を堪能した後、次は近くに有る聖ヤコブ教会を見学してから市街の東に有る城壁を目指す。
 途中小腹がすいたことから、城壁手前のカフェでちょっと休憩となるが、ここのウェートレスは最初は愛想が良かったのに、お勘定になったらいつまでも待たせて何度言ってもこないため、正直二人ともかなり御立腹となってしまった。
 失礼なカフェを後にすると、城壁にの上を歩きながら南にあるレーダー門までまで向かう。
 正直城壁の作りは雰囲気抜群なのだが、そこからは大した眺望が効かないので、少し歩くと飽きてしまうのが感想だ。

 レーダー門にたどり着くと、駅からホテルに向かうときに通った道に合流し、途中お土産にテーブルクロスを妻が購入。
 後はクナイブの入浴剤がほしいと言うことから近所のスーパーを覗くが、ドイツ語オンリーのため結局目当ての物は購入できなかった。
 ただし、この買い物が妻の買い物魂に火をつけてしまったらしく、マルクト広場の一角にある土産物屋でお土産用の革製品を物色する事となる。
 いろいろ見て回った結果、式の受付をしてもらった人へのお礼用にBREEの革製のサイフを購入することにしたが、気に入った物は展示品しかないことから今回はあきらめることにした。
 ただ、この後行く先々でこのサイフを探すことに血眼を上げることになるとはこのときは知る由もなかった。 
 買い物も不完全燃焼になってちょっと残念そうな妻を連れて、いったんホテルに戻り休憩した後、日も傾いてきたことから食事に出かけることにした。

 そういえばローテンブルグで一番絵になるプレーンラインにまだ言っていないことから、とりあえずプレーンライン方向に歩いて適当なレストランが無いか探していると、日本語メニューある増すとの看板が出ているレストランに入ることにした。
 ドイツ語のメニューだと、正直おおよその料理はわかるが、いざ出されるとこちらの想像と違っていることが多々有ることから日本語メニューが有るところの方が食べたいものがわかるから楽なのは間違いない。

 この日の夕食は私は野菜の煮込みスープにレバー肉団子のソテー、妻が小さい団子が入ったコンソメスープにハムを厚切りにして焼いた物を頼む。
 昨日はビールがまずいと言っていた割に妻はビールを注文しており、正直昨日の今日でもう飲むのか?と立ち直りの早さに関心というかちょっとあきれる。

 正直レバーの肉団子は臭みが強く、失敗だったような気がするが何とか完食した。
 スープに入っているのに比べるとレバーの肉団子はかなり味に差があることを認識した。
 妻のほうもちょっとお疲れ気味なのか、ハムを全部平らげると言うほどではなかったようだ。

食後はホテル脇にある一年中クリスマス用品を売っているケーテ・ウォルファルトが夜遅くまで開いていることから内部をさらっと見て回ってからホテルに戻る。
 ここでは私の好みのお土産が無かったので結局なにも買わずじまいであった。

 ホテルに戻り、明日の予定を話していると、意外と妻はこの町が気に入ったとのことなので、出発を遅らし午後の列車で次の目的地ハイデルベルクへ向かうことにするのであった。