2004年10月2日 6日目 Heidelberg観光

注) 本ページは妻の検閲を受けていないため、予告なしに内容が改変されることが有ります。(笑)

 この日はハイデルベルクの観光のため、少しだけゆっくり動き出すが、私の方は相変わらず時差ぼけが解消しておらず朝4時前には目が覚めてしまった。
 妻の方時差ぼけををしっかり解消したみたいで、7時過ぎまで眠っていられたのがうらやましい。
 悔しいので寝起きの凄い写真を撮ってあげたが、これを公開した場合私の生命に危機が及ぶ可能性が有ることから、公開できないのがちょっと残念である。

 8時過ぎにホテルで朝食を取って、9時過ぎに旧市街に向かって出発する。
 ここのホテルは部屋が広くて良いのだが、我々の部屋はエレベーターホールからかなり離れており、長い廊下を3回も曲がらないと部屋にたどり着けないのが難点だった。
 
 旧市街へはメインストリートのハウプト通りを通ってマルクト広場方面にブラブラと歩いていく。
 通り自体も1km以上の長さが有るし、途中の店のショーウインドを適当に覗きながら歩いていったためかなりのんびりとしたペースとなってしまった。
 また途中の雑貨屋で妻が寒がることから毛糸の手袋を購入したが、さすがに10月では現地の人でも厚着をしていても手袋までしている人は見かけなかった。
 ここまで寒がりだとは思わなかったが、これでは冬のヨーロッパにつれてくるのは無理そうだなぁ。
 また途中やっとBreeの店を発見したことから、後でサイフを買いにくることにしよう。

 マルクト広場に向かう途中横道に教会が有ったので寄って見るとそこはイエスズ教会であった。
 周囲で適当に写真を撮ってから、マルクト広場の方に移動する。
 広場の方では露天がなにやら準備中と行った感じ、人影もまばらなことから何となく閑散とした印象を受ける。

 広場を後にすると、ハイデルベルク城へのケーブルカー乗り場がすぐそばに有るはずなので探すが、それらしき施設がない。
 どうも駅とかかれている建物は立体駐車場になっているようで、周りをグルグル回っても入り口が見あたらない。
 仕方がないので近くで工事をしていた人に聞いてみるとケーブルカーは改修工事のため運休中で代わりにバスが走っているとのことであった。
 正直バスはどうも乗り方がわからず、乗り間違えた場合はどこに連れて行かれるかわからないので、大した距離でも無いので歩いて上がっていくことにしよう。
 結構急な坂道を上がること約15分でハイデルベルク城に到着、テラスからは市街が一望できて、ネッカー川とカールデオドール橋がきれいに見える。
 城の内部はツアーで無いと入れないことから、今回は中庭とワインの大樽の見学だけにする。
 妻の方はこの城のたたずまいがとても気に入ったようで、今回の旅行で一番お城らしいと感じたとの感想であった。
 ワインの大樽は以外と狭いところに据えられており写真を撮るのが一苦労であった。
 一応お互いの記念写真を撮るが妻が取ってくれた写真の手ぶれがひどいことから、写真の撮り方をレクチャーしたのだが、どうも気に食わなかったようで逆切れされてちょっと険悪なムードになる。
 (実際には私が一方的に悪者にされたような気がするが、せっかくテクを伝授してあげようとしているのに・・・)

 ちょっと気まずい雰囲気のまま、城の裏手から市街へ降りる階段を通って、マルクト広場方面に向かう。
 広場の手前では免税店が有ったのでお土産用のゾーリンゲンのハサミでも購入使用としたが、店の雰囲気があまりにも良くなかったことからさっさと引き上げることにする。

 広場まで戻ってくるとちょっと疲れた事からカフェでちょっと休憩していくことにする。
 広場はオープンテラスがたくさん有るのだが、寒がりの妻をの事を考えて店内に席を確保する。
 他の人は外のテラスに集まっており、店の中には店員以外ほとんど人がいない。
 
 カフェで20分ほど休憩した後、ネッカー川に架かるカールデオドール橋に向かう。
 天気の方はあいにくの曇り空となってしまい、お城の方は陰ってしまっていた。
 橋の上を一往復してから、食事にしようかと思ったが、先ほど休憩したばかりちょっと時間も早いこともあり、ハイデルベルク大学の学生牢を覗いてから食事にすることにしよう。
 ハウプト通りを途中まで戻り学生牢が有る横道に入るが、地図を見間違えたため大学の周りを一周してようやく入り口を発見する。
 学生牢の内部は学生の落書きであふれかえっており、私の大学のサークルの部室もこんな感じがちょっとしたかもと思っていたら、何か違和感の有る張り紙がしてあった。
 その張り紙は日本の隣の国の言葉だけで書かれており、余計ないたずら書に業を煮やした大学側が張った物ではないかと思われる。
 真相は分からないが、たぶん好意的な物ではないのは確かだろう。
 正直その張り紙に日本語が無かったことにちょっと安心した。
 
 学生牢の後は、大学に併設された卒業生の業績などを展示している博物館を見てから大学のホールを見て回る。
 ホールはかなり歴史の有る物のようで、立派な装飾が施されており、たぶん卒業式などの式典に使われるのだろう。
 一応写真を撮っても良いのか係の人に確認すると大丈夫なようなので、適当に内部を撮影させてもらう。
 学生牢の見学後はとりあえず二人ともそれほど空腹と言うほどでは無いが、マルクト広場の騎士家のそばに有ったマックで昼食にする。
 私はマックリブサンドでドイツにくるとよく食べる定番のメニューにしたが、妻の方は空腹では無いらしくナゲットとポテトで十分なようだ。 

 食後は天気も良くなってきたことから再度カールデオドール橋でお城の写真を撮ってから、プファルツ選帝侯博物館に向かうことにする。
 博物館内部は当時の生活や、移籍からの出土品の展など盛りだくさんの展示であったが正直あまり興味を引く物ではなかったので、適当に見て回る。
 見学後は博物館併設のオープンテラスでまたもや休憩。
 私の旅行は結構休憩が多く、見学と休憩が同じ位かもしれないが、歩き回ると足の裏が痛くなるのでちょこまかとした休憩が必要となる。。

 テラスでお茶を飲んでいると近くの教会からやたらと鐘の音が聞こえてきて、なかなかいい雰囲気であった。
 休憩を終えるとBreeの店が有ることから、妻待望のお買い物タイムの始まりとなる。
 とりあえず店内を見て回ると、ローテンブルクで購入できなかった財布もきっちり展示されており、ここなら買えそうだと安心していたが、いざ購入する段になると在庫は展示品の他は1つだけしかないとのことであった。
 仕方が無いので今回は1つだけ購入するがお土産用に後2つ欲しいので、まだまだ探して回らねばならないようだ。
 店を出ると向かいの鞄屋にもBreeのロゴがでていたので、そちらでも確認してみたがここにもおいていなかった。
 後はフランクフルトで探すしかないみたいだな。

 店を出てると近くの教会はちょうど結婚式を終えたカップルが出てきたところで、盛大に鐘がならされている。
 きっきからやたらと鐘が鳴っていると思ったが、今日は結婚式が多かったのかもしれないと納得した。
 そろそろ良い時間なので、ホテルに戻っても良いのだが、最後にもう一度カールデオドール橋に寄ってからホテルに戻ることにしよう。
 帰りがてら、橋のたもとにヒヒのような銅像が有り、中に頭を突っ込んで写真を撮っている人がいることから、つい調子に乗って一枚撮ってもらうことにする。
 いつもならあまりこういったことはしないのだが、今回はまあ特別と言うことで。

 ハウプト通りを適当に散策しながらホテル近くのKaufhofまでくると妻が一人でゆっくり買い物したいとの事なので先にホテルに戻ることにするが、ちょっと心配なのでホテルの方向がわかるか聞いてみると見事なほどに正反対の方向を示していた。
 本当に一人にして大丈夫かと心配になり、移動経路の記録用に持って歩いているハンディナビを持たせようかとも思ったが、強行に大丈夫であることを主張するので一人で行かせてみることにする。
 一応確認のためにホテルのカードを持たせているので、最悪人に聞けば帰ってこれるとは思うが・・・・

 一人でホテルに戻る途中ちょっとだけ明日のニュースで「新婚旅行の日本人女性、ネッカー川にて他殺体で発見される」などという見出しが出なければ良いがなどと考えてしまった。
 ホテルの方には17時頃戻ってきて、私の方は写真データのPCへの転送に、ナビゲーションのログの記録などを行いながら時間をつぶしていると、30分ほどして無事妻が戻ってきた。
 話を聞くとKaufhofを出たらホテルの方向がわからなくなってしまっていたが、適当に歩いたらホテルに戻ってこれたと事だった。
 筋金入りの方向音痴も今回は帰巣本能の方が勝っていたようで一安心と言ったところだが、途中でジプシーっぽい人に声を掛けられそうになり、あわてて帰ってきたとのことであった。
 
 今日はずっと歩き回っていたため、外に食事に出る元気もないことから、簡単にルームサービスで夕食にすることにした。
 あまり重い物は食べたくないので、メニューはクラブサンド、クラムチャウダーを頼む。
 本当は他にサラダを頼むつもりであったが、品切れとのことなので上記二品ですますことにする。
 ただし、クラプサンド1人前を2人で分けたにも関わらず、かなりボリュームが有ったのでサラダがあっても食べ切れたかはかなり怪しい状態であったため、逆に品切れで良かったのかももしれない。
 
 食後は翌日の移動のため荷造りを済ませて、疲れた事から早々に就寝することにする。
 明日はジンスハイムで私が搭乗したコンコルドと対面してから、ライン川の古城ホテルに移動だ。