2006年 9月19日 6日目 Zematt観光

 この日は一日ツェルマット観光で、午前中はマッターホルンが正面に見えるゴルナーグラードまで登山鉄道で上がる予定だが、その後の事はなにも考えていなかった。
 以前の様に午後はクラインマツターホルンに上がるか、それともスネガに行くかその辺は後々考えていくことにしよう。

宿泊したホテルの前は丁度ゴルナークラードバーンの線路が通っており、マッターホルンと同じフレームに入れられるのだが、列車の方が日陰となるため、列車に露出を合わせるとマッターホメンは白く飛んでしまい、一応フレームの中には有るのだが、納得のいくカットは撮れずじまいだった。

 とりあえず10時くらいの登山鉄道で、ゴルナーグラードに向かうが、昨日までの悪天候が嘘のように晴れ上がり、絶好の登山日和だ。
 登山列車では無事席を確保でき、約40分で山頂のゴルナーグラードに到着。
駅近辺は前回来たときと特に変わりなく、とりあえず展望台を目指すが、途中の山岳ホテルのあたりから山頂まではなにやら工事中のため、非常に足場が悪い。

 足があまり良くない義母にはここの足場の悪さはかなり厳しかったようだが、何とかルートを見つけて無事山頂に到着する。
 山頂では、マッターホルンやモンテローザをバックに写真を撮ったりしながら過ごし、約15分ほどの滞在で展望台を後にする。
 
 
 
 あわてて下山する必要も無いことから途中の山岳ホテルのテラスでしばし休憩していく。
 駅にむかう途中でセントバーナード犬と一緒に写真を撮ッテくれる業者がいるので、受けねらいで義母に撮っていくことを提案するが、恥ずかしかったのか却下されてしまう。

 駅では上ってくる列車の写真を撮らせてもらうため、1本列車を見送って、しばし駅前の広場で時間をつぶす。
 丁度駅前では団体客を相手にする写真業者がおり、こちらでもセントバーナードと一緒に団体さんが写真に収まっていた。
 ここのセントバーナードはなかなか賢いのか、結構観光客受けして繁盛しているようだった。

 予定通り上ってくる列車の撮影が完了すると、到着した列車に乗り込みツェルマットに下山する。
 列車の中では相変わらず約一名が居眠りしている。
 しかし夜もよく寝ているようなのに、ほんとに良く居眠りをしている物だと感心してしまう。

 13時過ぎにツェルマットに到着後は現金が心細くなってきたので、駅前通りのATMで現金を引き出した後、昼食にする。
 さてなににしようかと思案のしどころだが、たまにはマクドナルドで手軽にすますつもりでいたが、さすが物価高のスイス、3人でセットとサイドメニューを頼んだら5千円を超えていて、驚愕してしまう。
 
 昼食後はとりあえずお土産を仕入れるため、駅前のCOOPに向かう。
 別に土産物屋もたくさんあるので、どこでも良いような物だが、スイスワインが欲しいのと、土産物屋と品揃えが変わらない上、こちらの方がリーズナブルなので、スイスではCOOPでお土産を買うことにしているのだった。
 とりあえずチョコレートを大量に仕入れ、会社の同僚や友人等に配る分を確保するが、さすがに重いため、この後そのまま観光に出るわけにも行かず、一端ホテルに荷物を置きに戻る。
 この後は結局自由行動となり、義母と妻は市内をブラブラ散策することとなり、こちらは村はずれに有るゴルナーグラードバーンの鉄橋が見えるあたりに写真を穫りに行くことにしよう。
 クラインマッターホルンへのロープーウェー乗り場の奥を勘を頼りに歩いていくと、首尾良く鉄橋が見られる場所にでれた。
 丁度付近にベンチも有ることから、ベンチに腰掛けて一服しながら列車の通過を待つ。
 結局この場所で、2時間ほど粘り、まあそれなりにカット数が稼げたので、満足して引き上げることにする。
 ホテルの前までは、行きとは違い細い道を意図的に選んで、歩いてきたが途中迷うことなく15分ほどでホテル前に到着。
 せっかくだからホテルわバックに通過する列車の写真を納めてからホテル戻る。
 
 部屋に戻って見るとまだ二人は帰って来ていないようなので、しばらくテラスでのんびり過ごすことにしよう。
  そのうち二人が戻って来たので、夕食は義母が食べてみたいと言っていたチーズフォンデュにする。
  バーンホフ通りの中程に有る店に入り、予定通りチーズフォンデュを注文するが、そのほかにもレティッシュを注文していたためかなりのボォリュームが多い。
  それに白ワインがきついため、フォンデュ自体はたくさん食べられるものではなく、みんなして結構残してしまった。
 一応義母もスイスに来たら食べておかないとと言われていたチーズフォンデュを食べられて満足そうでもありも、胸焼けでちょっとつらそうにも見えるのが微妙なところだ。
 
 食後はホテルに戻り、明日の準備をして就寝するのだった。
 明日は氷河急行でサンモリッツに移動だ。