2013年 7月10日 5日目 ナコーンラーチャシマー移動日


タナーレン駅と送ってもらったタクシー
 本日の起床は7時過ぎで、10時過ぎの列車でノーンカイに向かう。
 ホテルで朝食を取り、8時30分にはチェックアウトを済ませ、タクシーを呼んでもらって、タナーレン駅に向かう。
 本日の天候はあいにくのにわか雨で、天気が良ければタクシーではなく、トゥクトゥクで行こうと思っていたが、雨の中のトゥクトゥクはずぶ濡れになりそうなので、値段が高いタクシーにした。
 やって来たタクシーはハイエースで、順調に国道を走り 9時過ぎには無事ターナーレン駅に到着。
 
 列車の方はまだノーンカイを出発する時間ではないので、当然駅にはほとんど人がおらず、到着口のあたりににタクシーがお客を待っている程度だ。
 
 駅の正面入口から内部に入ると、切符売り場は開いているようだが、出国審査のブースにはまだ誰もいない。
 出発まで1時間有るので、適当に雨が上がるのを見計らって周辺の写真などを撮って過ごす。
 適当なところで窓口で乗車券を購入するが、余っていたラオスキップを使えるか確認したところ、キップでも問題なく購入できた。
 ついでに出国審査は何時から始まるのか確認すると、11時からとのことである。
 手持ちの時刻表では10時25分発となっているので、何かの聞き間違いだろうとしかこの時は思わなかった。
 
 10時を過ぎる頃に遠くからタイフォンの音が聞こえてきたので、とりあえず到着する列車を駅前の道路から撮影するが、柵が邪魔していいアングルは確保できなかった。

 タイからの列車の方も無事到着し、入国客がホームから徐々に消えていくが、相変わらず出国審査の方は開く様子がない。
 出発時刻まで15分程度のはずなので、列車の乗務員に手続きが出来ないことを相談すると、わざわざ入国審査のブースまで、言って係員を呼んできてくれた。
 
 なかなか偉そうな年配の管理官がブースに入り、いろいろと準備を済ませてやっとこちらの出国審査を受け付けてくれた。
 どうもこの列車で本日出国するのは私一人のようで、他には列車に乗るように人は全く見られない。
 審査も済ませ、切符も有ることから早速保税エリアに入り列車に乗り込むが、そろそろ出発時刻だというのに、運転手は車内のロングシートに寝そべって休憩している。
 先ほどの乗務員も建物内に入って戻ってくる様子がない。
 何かおかしいと思い、改めて見た切符には出発時刻が11時15分と書いてあった。
 ここで窓口の職員が出国審査は11時からとの回答に納得したが、タイ国鉄のホームページに記載されている時刻表が違っているとは困りものだ。
 
 出発まで十分な時間があることから、再度構内の写真を撮ったり、一度駅の外に出て、一服したりしながら発車時間になるのをのんびり待たせてもらうことにしよう。

 列車は定刻で、タナーレン駅を出発したが、結局出国審査を済ませて乗車したのは、私一人のみで、その他の乗客はタイ国鉄のラオス人女性職員の一団4名だけのようだ。
 女性職員の一団は首からラオス国旗の入ったIDカードを下げているだけで、審査審査も検札も関係無いようで車内で検札をされたのは私一人だけのようだ。
 もともとこの列車でタイ側に入ってもバンコク行きの接続列車はないので、通常は夕方の列車を利用するのであろう。

到着列車

保税エリア外

保税エリア内

ラオス側友好橋 道路遮断状況

タイ側友好橋 道路遮断状況

ノーンカイ駅

 列車は昨日通った友好橋をタイ側に向けて順調に走り、10分の乗車時間で無事ノーンカイ駅に到着。
 ただし到着したホームは昨日の国際列車用のホームから少し外れた、駅の外れのホームであった。
 先ほどのラオス人の一団は入国審査など関係ないので、そのまま駅の出口向かっていくが、こちらは手続きを済ませないと行けないので、線路を渡って本来のホームに移り、エントリーカードを記入してから入国審査上に向かう。
 しかしながら向かった入国審査のブースは無人で、どうしたものやらととキョロキョロしていると出国側のブースから手招きしているので、そちらに向かい手続きをしてもらう。
 
 この後は13時過ぎの列車でナコーンラーチャシマーまで行けば本日の予定は終了だ。
 まだ発車まで時間があるし、そもそも乗車する列車がホームに来ていないので、駅前の写真を撮りつつ、開いていたローカル食堂でバミー(麺)の昼食を取らせてもらう。 
 
 乗車するナコーンラーチャシマー行きの列車は遅れているようで、定刻近くになってもまだホームに列車がやってこない。
 ホームでは列車待ちの人がそれなりにおり、2両連結のディーゼルカーが来たら座席が確保できるかちょっと不安になってきた。
 
 結局列車がやって来たのは14時前で、早速乗り込もうとしたら折り返しの車内整備を行うらしく、駅員さんにまだと制止される。
 一応車内の掃除などを行うらしく、5分ほどしてから乗車出来るようになった。
 座席の方は進行方向左窓際わ無事確保し、向かい側には小さな男の子を連れたお母さんと相席だ。

 列車は14時15分頃に定刻を1時間ほど遅れてノーカイを出発。
 定刻であれば、終点のナコーンラーチャシマーには19時過ぎに到着予定であるが、出発が1時間遅れると、到着はそれ以上に遅れそうだ。
 あまり速度が上がらないのかもと思っていたが、以外と速度を上げて走り、最高速度90km/hでこまめに駅に停車しながら、南に進路を取る。

 周辺は田園地帯で、水田が広がる長閑な風景が広ずる中をディーゼルカー特有の振動から来る睡魔と戦いながら、のんびりと過ごしていく。
 軌道の方は最近改良工事を実施したらしく、非常に乗り心地がよい。
 また線路脇には交換したレールや撤去した木枕木があちこちに集められていた。

 さらに途中駅では新しい貨物ヤードの整備が進んでおり、ラオスを含めた東北本線の貨物輸送の計画が進行しているらしいと感じられた。
 あとは途中で踏切を強引に横断する車輌が多いのか、何度か非常ブレーキで停車しそうになる場面も見られたが、事故には至らずウドーンーターニー、コーンケーンと沿線の主要都市を進んでいく。

 車内では地元の物売りが乗り込んでおり飲物やちょっとしたおやつなどには困らないが、なぜか鶏の丸焼きを車内で売っており、誰が買うのだろうと思っていたら、向かい側の席のお母さんが、5羽くらいを一気に買っていた。
 さらに通路の向かい側に座っていた若い女性も熱心に品定めして2羽ほど買っていた。
 どうやら家に持ち帰って、晩ご飯になるようだが、意外なところで意外な物の商売が成立する物だと感心してしまう。
 こちらの方はバナナの葉で包まれたトイレットペーパーの芯ほどの大きさの物体をおやつ代わりに買ってみるとことにする。
 一生懸命葉をはがしていくと、中からは蒸したつくねのような鶏肉が入っていた。
 ただ、あまりにもバナナの葉が厚く巻かれていて、中身は小指の先ほどしか入っておらず、なにかだまされたような気がする。
 味の方は素材の味そのままと言った感じで、もう少し塩味が有れば良かったかもしれない。
 
 列車の方はそれなりにがんばって走っているのだが、大分予定から遅れているようだ。
 おまけに途中駅の側線に入ったと思ったら、お客を乗せたまま給油作業を始める始末で、もうグタグタ感が半端ない。
 そうこうしているうちに日も暮れてしまい、本来の到着時刻になった頃、いきなり車掌から次の駅でバスに乗り換えろと言われてしまう。
 どうやら問題があって運転打ち切りとなってしまったようだ。
 地図で見ると終点まではまだ30km程度残っている。

 到着した駅で全員下車して、駅前に止められたバスの入り口で行き先を確認するが、どうも要領を得ない。
 何とか確認が取れ、バスの車内に乗り込むと、車内のお客は15人程度で、すぐに発車するのであった。
 
 ただ、バスは途中の駅にも寄っていく必要があるのだが、線路に沿っている道の状況が良くないため、非常にノロノロとしか走れない。

 さらに車内の冷房がきつすぎて、私を始め他の乗客もふるえて過ごさなければならない上、冷房のダクトから水が垂れてくるなど最悪の状況で到着するのをひたすら待つしかない。
 こんな時のために暑いタイまで上着を持ってきていたのだが、床下のトランクに入れたバッグに入れているため、肝心なときに着ることは出来ない。
 さらに寒さでトレイにも行きたくなってきたが、車内にはないのでひたすら我慢するはめになる。

 寒い車内で我慢すること約2時間の10時前に、何とか目的地のナコーンラーチャシマーに到着。
 バスを降りて荷物を受け取ると、真っ先に駅のトイレに向かう。
 用を足してほっとしていると、他のの乗客もやって来て、思わずお互いにひどい目に合ったと苦笑いするのであった。

 とりあえずこの後はのホテルに向かうだけだが、駅到着前にバスでホテルの前を通過しており、歩くには意外と距離が有りそうだった。
 駅前にはトゥクトゥクが一台待機していたが、ホテル名が伝わらず、何度かやりとりしている内に理解してもらい、ホテルまでつれて行ってもらう。
 今夜のホテルはシリパッターナホテルでそれなりに大きなホテルであるが、大分古いようだ。

 この時点で予備のコンパクデジカメを紛失していることに気づくが、乗り換えの際に落としたようで、今となってはどうしょうもない。
 一応撮った写真のデータはバックアップを取っていたので、被害は本日撮った数枚とカメラのみだが、やっぱり惜しいな。

 とりあえず気を取り直して部屋に入るとまだ夕食もまだ食べていないことに気づいたが、あんまり食欲がないので、近所のコンビニでパンを仕入れて、夕食として早々に就寝するのであった。

 明日も10時過ぎの列車で出発なので、あんまりあわてなくて良いのが救いだ。
  

ノーンカイ駅入出国審査場

ノーンカイ駅構内

車窓の風景

本日の移動経路