2014年 11月1日 2日目 コブレンツ観光日

Frankfurt → Koblenz ICE1028列車
 本日の起床は1時過ぎで、昨夜うっかり寝てしまったため、異常な早起きとなってしまった。
 しばらく2度寝してみたりしたが、2時過ぎには完全に目が覚めてしまい、部屋で本日向かう予定のコブレンツの情報についておさらいをしておく。
 まあ、今回は滞在期間が短いので無理に時差ボケを解消しようとすると日本に戻ってからがつらいので、可能な限り早寝早起きにして日本時間のまま帰国できるようにしよう。

 ホテルの食事は6時30分からなので、5時過ぎより身支度を開始し、食堂のオープン時間とともに、朝食に向かい、さっさと食べると早めにチェックアウトするのであった。

 ホテルの外に出てみると、まだ7時過ぎのため夜が明けきっておらず、若干薄暗い。
 天候の方は曇りというか、霧が出ているようだ。
 ライン川の辺りは過去の経験より午前中は霧が出やすかったようだが、雨が降りそうな感じはしないので、大丈夫だろう。
 本日の行き先は、ライン川沿いの都市、コブレンツで本日土曜日は週に1度の鉄道博物館の開館日なので、覗いてみることにしていた。
 他にはドイツ軍基地に併設された軍事技術博物館があるので、後ほどそちらにも行ってみる予定だ。
 
 コブレンツまでの移動は久し振りのドイツと言うことで、ICEの1等車で移動することにしていた。
 切符は昨夜無事入手しており、列車の到着までしばらく構内に停車している列車の写真を撮って過ごす。
 喫煙のために1度駅の外に出ている、私のカメラをじっと見つめる紳士がいる。
 何となく気分が悪いなと思っていたら、どうやら借りたカメラの使用方法が分からず、同じキャノンのカメラを持っていた私に使い方を聞きたかったようだ。
 相手のカメラは大分古いEOSKissのようだが、先方はライブビューを使って撮影したいようだ。
 一応預かり確認してみるが、私のカメラにある操作アイコンはKissにはついておらず、どうも機能がないような気がする。

 せっかく聞いてきたのに申し訳ないが、私では分からないと謝り、紳士と別れることにする。
 そろそろ列車の時間が迫ってきたようなので、出発する6番線に向かう。
 定刻でやってきたのは、初期型のICE1でこれに乗車するのも久し振りだ。

 早速指定された11号車に向かうが車内にはほとんど人がおらず、私の貸し切りのような状態であった。
 それなのに何故か指定された座席は進行とは逆で、外が見えずらい席であったのは残念なところである。
 
 列車フランクフルトで進行方向を換えて、昨日到着したフランクフルト空港を経由して、ライン川沿いにコブレンツを目指す。
 乗車時間は1時間30分ほどで、途中マインツで停車した以外は止まらず、9時10分過ぎにコブレンツに無事到着。
 目的の博物館の最寄り駅は、ここから各駅停車で2駅のKoblenz Lutel駅だが、余計な荷物をコインロッカーに預けるため、一度駅本屋に移動する。

 コインロッカーに余計な荷物を放り込んで、身軽になると再びホームに戻り接続する各駅停車に乗車するが、ホーム上ではなにやら警官と黒人が職務質問でもめているようなのでトラブルに巻き込まれないよう離れた車両に乗車する。
 列車はどうも第三セクターの様な感じで、DB(ドイツ鉄道)の車両ではなく、Trans Regioの車両により運行されているようだ。
 
 下車するKoblenz Lutel駅までは5分ほどで、9時30分頃には無事目的地に到着。
 ここから鉄道博物館までは、徒歩で30分ほどとの事なので、10時の開館には丁度良い感じに到着できそうだ。
 ただ地図で見た限りでは30分もかかりそうには無いかな?
 とりあえず駅前の道を線路沿いに北側に向かって歩き出す。
 途中地図で位置を確認しつつ進んでいくが、やはり思っていたよりは近かったようで、駅から15分ほどで無事博物館に到着。
 まだ開館には早いので、ゲートが閉じているようだし、しばらくは外で待たせてもらうことにしよう。
 

鉄道博物館
 10時丁度に開館したので、早速チケット売り場に向かい、入場券を購入して館内に入ることにする。
 見学者は私の他は初老の男性1名のみなので、ゆっくりと写真を撮ることができそうだ。
 館内に入り、展示されている車両を見ていると、チケット売り場の係員が慌てて、私のところにやってくる。
 何事かと思ったら、チケットを買ったかといきなり聞かれたので、購入したチケットを見せたら納得して戻って行った。
 2名しか見学者がいないのに切符を売ったかどうかを忘れるというのも、変な話であるが、何か係員が勘違いでもしていたのだろうか?

 ここの博物館の展示物は比較的新しめの車両が多く、もの凄い年代物の車両は多くない。
 基本的に電気機関車とディーゼル機関車、客車の展示となっていて、蒸気機関車の展示は2,3両しかない。
 個人的には最近引退しつつ有る車両が集められているので、模型で持っている物も多く興味が尽きない。

 メインの展示車両は屋外となり、結構密集して配置されているため写真に撮るのも一苦労である。
 まあ、目的の120型試作機もいるし、103型や151型など好きな車両をメインにとりあえず撮影を進めていく。

 構内の外れには屋根付きの展示場所があるが、車両の間隔が狭く、非常に暗いので撮影は断念して普通に見るだけにさせてもらおう。
 しばらく構内をうろつき、そろそろ十分かなと思う辺りで切り上げることにするが、意外とゆっくり見て廻ったつもりでも1時間ほどしか経っていなかった。

120型試作機

貨物用151型

高速旅客機103型

高速旅客機103型

181型

103型

111型

軍事技術博物館
 鉄道博物館を後にすると、次の目的地軍事技術博物館に移動する。
 直線距離としては駅までと大して変わらないが、大通りを歩いていくと遠回りになるので公園の中をショートカットしていくことにする。
 公園に入るとどうやら墓地でもあるらしく治安面で大丈夫か?と思ったが、小さな子供を連れた家族が散歩しているので大丈夫だろう。

 鉄道博物館から約20分ほどで、目的の軍事技術博物館に到着。
 博物館手前のインターチェンジの部分が複雑でちょっと迷いそうになったが、とりあえず方向を間違えるほどではなかった。

 軍事技術博物館は軍の施設に併設されており、一般開放されているが基本は軍の研修設備のようである。
 展示物は軍事関連について広く網羅しており、車両、航空機、銃火器、通信、観測機器などあらゆる物が整理されて展示されている。
 入場に際しては軍事施設となるのでパスポートを提示し、荷物はロッカーに預けるがカメラついては確認したところ問題ない。
 一応ネット上では情報は有るものの、観光施設としては登録されていないので余り情報は多くない。
 
 早速戦車類を見学すべく、1階の展示スペースに向かうが、大戦中の戦車も有るはずなのに車両を入れ替えたようで、基本的に戦後から最近の車両のみが展示されていた。
 まあ今回の目当てである、Kpz70とレオパルト2のプロトタイプは有るようなので、問題はないだろう。
 
 特に今回のメインの車両は60年代にアメリカと西ドイツで共同開発していたKpz70である。
 この戦車はアメリカM60の後継機として開発され、その特徴は車体を低くするため、操縦士を含めた全乗員が砲塔内に収まる構造となっている。
 そのため、車体は確かに低いものの、異常に巨大な砲塔が上部に配置されることとなる。
 その他は1500馬力高出力ディーゼルエンジンの採用、自動装填装置、120mm滑空砲(ドイツ側開発車両)など現在の戦車では標準装備となっている装備を取り入れた当時としては先進的な車両である。
 
 実車を目の前にすると確かに車体の上面は低い位置にあるものの、砲塔があまりにも巨大すぎて前面の投影面積が縮小しているようには感じられず、実際の戦闘では余り被弾率の低下に寄与しないのではないかとの印象を受ける。
 ただ見た目の印象は巨大な砲塔が個人的には好きなデザインではあるのだが、最終的には開発費の高騰によりドイツがプロジェクトより離脱して、ご破算となったのはちょっと残念だ。
 その後アメリカはM1、ドイツはレオパルト2とそれぞれ別の主力戦車を開発していくことになる。

 お次はレオパルト2のプロトタイプだが、最近の改修が進み、砲塔部に増加装甲を貼り付けたA5型以降の姿と比べると砲塔の各面が垂直に近い面で構成されたプロトタイプは何となく大戦中のパンター戦車を彷彿とさせるところがあり、私の持つドイツ戦車の外観は切り立った面で構成されているという勝手なイメージと合致していた。

 その他は技術実証車のVTS-1,VT1-2などをしばし観察してからその他の車両も軽く見学していく。

 1階の展示を見終えると、2階に移動するが、こちらは銃火器関係の展示となっており、新旧の各種銃が年代ごとに並べられ、武器の進化の過程が見られるようになっていた。
 古い銃火器には余り詳しくないので、見たこともない最新の銃として、P90やM82バレット対物ライフルなど、新しい物をメインに見学を進めていく。

 さらに上部の階に行くと、通信機器や、レーダーなどと思われる機材の展示となっており、説明もドイツ語で理解できないので、自分の気になる展示物の辺りだけを見て回ることにして、1時頃に博物館を後にするのであった。

VT1-2 双砲身ケースメイト戦車(技術実証車)

Kpz70 試作車

レオパルト2プロトタイプ

VTS-1頭上砲戦車(技術実証車)

P90

M82バレット

Deutsches Eck
 博物館を後にすると、コブレンツの市内観光にするが、ここで有名なのはライン川とモーセル川が合流地点のDeutsches Eck(ドイツの角)であり、そちらに向かうことにしよう。
 交通手段はよく分からないので、時間もあることから歩いていくことにする。
 距離的には2km弱と言った感じなので、30分ほどブラブラと歩いて、Deutsches Eckを目指す。
 途中そろそろ昼食にしたいと思っていたら、モーゼル川沿いにフードコートがあったので、そちらでカレーブルストとグラーシュスープの昼飯にさせてもらう。
 ちょっと量が多かったようで、ブルストに付いていたポテトについては、大量の残す事になってしまった。
 
 食後はDeutsches Eckの広場に向かい、しばらく川を眺めたり、騎馬像の辺りを観光する。
 どうやら川を横断するロープウェーが運行されているようで、川の対岸から見渡させるようなので、そちらに向かいロープウェーをに乗車することにする。
 切符売り場でチケットの種類を確認すると、対岸の要塞とセットのチケットがあるようだ。
 写真を撮るのに見晴らしが良さそうなのは要塞からのようなので、コンビチケットを購入して、ロープーウェーに乗車する。

Deutsches Eck
 
ロープーウェーの乗車時間は約5分と言ったところで対岸に渡るが、駅の近辺はやは り見晴らしがきかないようだ。
 みんなが向かう要塞方面へ向かい、中の広場からDeutsches Eckをしばらく眺めて過ごす。
 この頃になると大分歩いて疲れがでてきたので、そろそろ中央駅に戻ることにしよう。
 再度ロープーウェーで対岸に戻り中央駅に向かうが、さすがに歩いていくのはちょっと疲れたので、手前のKoblenz Stadtmitte駅まで歩き、1駅だけ電車に乗ることにした。
 GPSを頼りに駅までたどり着くと20分ほどの待ち合わせで列車が来るようだ。
 自動販売機で切符を購入して、しばらくベンチで休憩するが、結構歩いたので足が痛い。
 
 やってきた列車で中央駅に戻ると時刻は15時30分くらいであった。
 この後は今夜の宿のあるオーバーヴェーゼルに移動となるが、明日が日曜日で店がやっていないのと、余り大きな街ではないので商店が見つけられない可能性が高いことから、飲み物やちょっとしたお菓子類を仕入れてから向かうことにしよう。
 コブレンツの駅前に出てみるが、どうやら見た限りではスーパーなどの類は駅前には無さそうだ。
 仕方ないので構内の売店で買い物してから、ロッカーの荷物を引き出すと、16時を廻っていた。
 次のマインツ方面の列車は17時前とのことなので、しばらくホームのベンチで構内を眺めながら過ごすが、日が暮れてきているので急激に気温が差がつて来ており、大分寒くなってきた。
 一応冬用の装備来ているため、中に着込んで列車の到着を待つ。
 17時前の列車に乗車するが、発車は5番ホームからでホーム北と南に別れて2本の列車が停車している。
 乗車する列車は北側となっていたが、方向感覚が狂っていたようで南側の列車に乗ってしまいそうになるが、行き先が違うことに気がついて、北側の列車に移動する。
 
 列車は接続列車の到着を待って10分ほど遅れて出発する。
 目的地のオーバーヴェーゼルまでは、30分ほどの乗車時間だ。
 席については空いているので川側の席を確保できたが、大分日が暮れてきており余り展望は期待できない。

 17時30分頃オーバーヴェーゼル駅に到着すると完全に日が暮れていた。
 オーバーヴェーゼルは新婚旅行で山の上の古城ホテルに泊まった事があり、10年ぶり2度目の訪問となる。
 今回は1名だし、線路沿いの宿を確保していたので、地図を見ながら駅前の道をホテルに向かい進んでいく。
 駅から10分ほどで今夜の宿、Hotel Restaurant Weinhaus Weilerに到着。
 ホテルとなっているが実質はペンションのような感じで、レストランに入り、係の女性に予約していることを伝えると名前も確認なしにそのまま部屋に案内される。
 特にホテルの説明も無かったので、荷物を置いてから再度レストランに向かい、朝食の時間とWifiのパスワードについて確認する。
 部屋の方はシングルということで、ちょっと狭い感じは受ける物の、必要な設備はそろっており、特に問題はない。
 ただ窓のすぐそばを線路が走っているので、うるさいかもと思ったが、防音がしっかりしており、全く気にならなかった。
 唯一の難点としてはコンセントの位置が悪く、延長コードを使っても机までのばすのがギリギリだったくらいであろうか。
 ホテルに入りほっとしたのか、昨日に引き続きベッドでちょっと横になったら、眠ってしまい、夕食も取らずにこの日は終わってしまった。

本日の移動経路 (コブレンツ市内