2014年 11月2日 3日目 オーバーヴェゼル撮影日

本日の撮影ポイント


ホテル外観
 本日の起床は昨夜に引き続き午前1時。
 またしても歩いて疲れたためベッドで横になったらいつの間にかに眠ってしまっていた。
 まあ明日の晩には帰国だし、とりあえず日中の行動に支障がなければ問題はないか。
 それにしても夕食も取らずに眠ってしまったため空腹だ。
 非常用に持ってきたカロリーメイトでとりあえず空腹を満たすものの、朝食まではしばらく時間がありそうだ。
 外では日曜の未明にもかかわらず結構な頻度で貨物列車が通過しているし、ライン川を行き交う船も時間にお構いなしで運航されているようだ。
 やはりこのこのあたりはドイツの大動脈なのだろう。

 時たま喫煙のため外に行くが、気温の方はかなり寒くなってきている。
 日中の撮影の際もそれなりの準備をしておかないと風邪を引きそうだ。
 
 とりあえず夜が明けるまでネットサーフィンなどして過ごすが、自分の掲示板に状況を書き込もうと思ったが何故か関係ないブログが表示される。
 何らかのトラブルとは思うがここで解決するのは難しそうなので、帰国後に対応することにしよう。
 (結局日本で掲示板にアクセスしたら特に問題はなく、別のページに飛ばされるのはドイツでの特殊事情と解釈している。)
 夜が明けた7時30分に朝食を取るべく1階のレストランに向かうことにする。
 朝食はあらかじめテーブルが指定されており、ビェッフェスタイルでは無くハム、チーズなどの皿を配膳する仕組みのようだ。
 メニューは一般的な朝食といった感じでしくに不満はないのだが、テーブルの上に置かれた葡萄パンに小バエが無数に群がってくるのがうっとうしいところである。
 小バエがたかっているのは葡萄パンだけなので、そのパンだけをよけて他のパンを食べることにしよう。

 食後は一度部屋に戻り、装備の確認をすると即外出することとする。
 本日はこの街の辺りで列車の写真を1日中撮影する予定だ。
 ライン川沿いでは有名な撮影地なのでかねてより一度写真を撮りに来たいと思っていたのだ。
 外に出ると天気は曇りだが雨がすぐに降って来そうな感じではない。

ホテル外観(線路側より)

   撮影地@ (地図@地点)

南側

北側
 最初の撮影はホテルからほど近い線路沿いを走る道路の歩道橋から列車を狙う。

撮影ガイド
 南 側 (マインツ側):
 塔をバックにした写真が撮れるが、午後になると逆光となる。

 北 側 (コブレンツ側):
 編成をそれなりに入れた写真となるものの道路と道路の看板の処理が難しそうだ。
 午前中は順光となる。

 天気が曇っているため余り逆光にはならないが、何となくメリハリの無い写真となってしまうのは残念なところ。
 歩道橋からは木が邪魔して対岸の右岸線を走る列車の撮影は基本的に困難である。
 
   撮影地A (地図A地点)

A−1
 撮影地点@で3本ほど写真を撮った後、線路の反対側に移動して線路沿いにある古い城壁の上を歩いて北側に向かう。
 次に目指すのは無料であがれる塔があるので、その屋上からライン川と塔を絡めての撮影だ。
 塔の上は外部をのぞける場所が限られることから先客がいた場合はあきらめるしかない。

撮影ガイド

北 側(コブレンツ側) :
 コブレンツ方面からの列車はライン川と塔を絡めて撮影できるが、編成後部は隠れてしまう。(写真A−1)
 望遠を使用するとオーバーヴェーゼルにアプローチしてくる列車の撮影も可能。
 ただし霧が発生しやすいので解像感のない写真となるのが難点。(写真A−2)
 
南 側 (マインツ側) : 
 塔の上から撮影可能だが天気がよいと逆光となる。
 アングル的には余り好みでは無かったのであんまり撮影はせず。
 (写真A−3)

 右岸線 :
 塔の上から対岸を走る右岸線列車の撮影は可能。
 ただ線路沿いに木が生えているので長編成の列車は一部隠れてしまう。
 (写真A−4)
 

A−2

写真A−3

写真A−4

  撮影地B (地図B地点)

写真B−1
 順調に撮影が進んだでいるが、天候の方は曇っていて余り良い写真にはならなさそうだ。
 この辺りで街の北側の葡萄畑の斜面からオーバーヴェーゼル全体を見下ろす有名撮影地に移動することにしよう。
 町中から道路を歩くこと約15分で目的のポイントに到着。
 結構坂が急なので情けないが息が切れる。

 ここはライン川がカーブしている地点なので左岸線、右岸線の全ての方向が見渡せるため非常に撮影チャンスが多い場所だ。


撮影ガイド

北 側(コブレンツ側)右岸線:
 対岸を走る列車の撮影が可能。
 天気が良いと山陰となり日光が当たりずらいと思われる。
 通過列車は旅客列車は短編成の電車タイプとなり余り栄えないことから個人的には数多く運転される貨物列車を狙うこととなる。
 写真B−1,2,6
 
北 側(コブレンツ側)左岸線:
 アプローチしてくる列車を望遠気味に撮影可能。
 天気が良ければ綺麗な順光となりそう。
写真B−3

南 側(マインツ側)左岸線:
 もっとも有名なアングルで午前中は逆光となり、午後も遅い時間の方が撮影には良さそう。
 天気が良ければ遠くにカウプのプァルツ城が川の中に建っているのも見える。
 撮影時は肉眼では確認できたものの写真にすると判別は困難だった。
 写真B−4,5

 左岸線を列車がやってくる場合は直下にある踏切の動作状況で列車の接近が分かり便利だった。
 (警報音はしないが遮断機が下りる際に支柱が地面に当たる時の音がするので、参考にした)

写真B−2

写真B−3
写真B−4

写真B−5

写真B−6

  撮影地C(地図C地点)

写真C−1
 葡萄畑での撮影もそれなりにカット数が稼げたので、次のポンイトに移動すべく山を下りて先ほどのポイントの直下の踏切のそばに行ってみる。

 葡萄畑から約10分で踏切部分に到着。
 適当な撮影アングルを探した結果、踏切よりやや駅側の駐車場付近が好みであったのでそちらで撮影することにする。
 近くにはワインを絞るときに使用したと思われる古い木製の葡萄絞りが鎮座しており、その脇にはベンチがあることからベンチで休憩しながら踏切の遮断機が動作するたびに撮影場所に移動する。


撮影ガイド

南 側 (マインツ側):
 塔が近いため比較的塔を大きくアングルに入れての撮影が可能。
 午前中は逆光となる。
 (写真C−1)

北 側(コブレンツ側):
 葡萄畑をバックにカーブを行く列車を撮影可能。
 基本的に1日順光となりそう。
 (写真C−2)


写真C−2

   撮影地D(地図D地点)

写真D−1
 踏切での撮影も切り上げてホテル方面に戻りつつ、見落としたポイントが無いかロケハンしながら移動する。
 線路沿いには城壁があり歩けるようになっているので城壁の上から狙いやすい場所を見つけて最後の撮影にさせてもらう。


撮影ガイド


 南 側(マインツ側):
 線路と平行に城壁があるので編成全体を入れようとすると城壁の手すりがアングルに入り込み見苦しくなる。
 午前中逆光。
 写真D−1

 北 側(コブレンツ側):
 塔をアングルに入れつつ、それなりに長い編成が写せるせる地点。
 個人的には線路脇の駐車場が気に入らない。
 写真D−2

 以上で本日の撮影はほぼ終了だが、最後に@のポイントに戻って1本だけ撮影したら16時過ぎとなったため、本日の撮影は終了だ。
 後は、ホテルのそばの通りを適当に散策して、飽きたところでホテルに引き上げる。
 しばらく部屋で写真やGPSデータの整理をした後、6時過ぎに夕食を取りにレストランに向かう。
 よく考えたら今日は昼飯を食べていなかった。
 撮影地の付近に食事をする場所は無いと思っていたので、カロリーメイトを持っていたが途中では特に空腹とならなかったので結局食べずじまいであった。

 今日の夕食はカボチャのスープと牛肉のワイン煮で、スープはちょっと塩辛かったが、なかなかお目にかかれない味であり大満足だったものの、牛肉の方は余り味がせず、ちょっとガッカリだ。
 全体としてはスープとメインで塩味が平均化されていたら良かったかもしれないのが残念である。
 食後は部屋に戻るすでに眠たくなってきている。
 今日も結構歩いたし、ずっと立ちっぱなしだったので疲れた。
 また早起きになるだろうが早めに就寝させてもらう。
 もう明日は帰国日なので、起きたら荷物の整理をしておかないと。

写真D−2