旅行日記その11
9月24日 リスボン最終日

 ついにこの日が来てしまったという感じたが、今日で旅行もおしまい、帰国の日となった。
でも、テレビでは日本に台風が接近しているとのことで、3人して飛行機が欠航ならないかと祈っていた。
出発は夕方なので、それまで市内を散策、まずはカイスドソドレ駅北側の市場に行く。結構魚介類が豊富なのでポルトガルに移住しても生活には困らなそうだ。一通り見学して市場を後にするが天気が良くなく、結構雨が降ってるので地下鉄でバイシャシアードまで戻るが、外に出たら土砂降りになっていた。
 どこから現れたのか、傘売りがあちこちにいる、値段を聞くと結構高いので小降りになるまで雨宿りをするため近くのカフェへ。
雨が小ぶりになるのを見計らい、ロシオ広場の土産物屋に移動しそれぞれ買い物をする。
 一通り買い物が済むと食事をしてからホテルに戻り、ちょっと早いがタクシー空港へ向かう。リスボンのタクシーは結構ベンツが多いが、みんなディーゼルなので排ガスくさい。
 チェックインカウンターでは飛行機の欠航を期待したが、どうやら平常通り運行されているらしい。(残念)
リスボンからの帰りは、行きと同じバリ経由で機材はA320を使用していた。驚いたのは、すべての座席から電話がかけられるようになっており、3列シート真中の席のシートバックに受話器が仕込まれていた。
 飛行機は予定どおりの出発で雨に煙るリスボンを後にする。(アデウス、必ずまた来るぞ!!)
 途中大西洋に夕日が沈み、次に太陽を見るときはシベリアか日本海かとちょっと感傷的になる。パリには無事到着し、出国審査も何事も無く通過したが、今回の旅行で初めてセキュリティチェックに引っかかり、バックをあけるはめになる。(モバイルの道具やカメラの機材など今まで引っかからないのが不思議だったが)
 パリからは、B747-400で日本までひとっ飛びだ、アナウンスにも日本語が入りちょっとほっとする。夜11時過ぎ、飛行機はシャルルドゴールを離陸し一路日本に進路を取った。
 機内では寝ることしかすることがなく、せっかくの窓側の席も日本到着3時間前までブラインドが下りていて外が見れない。表が明るいのに景色が見れないのはかなり残念。朝食が配られブラインドを明けるともう太陽が西に傾いてるぞ、東に向かっているので急速に日が沈んでいくのがわかる。結局この日太陽を見たのは3時間だけ、今晩寝られるか心配になる。外を見ると海の上、日本海上空のようだ、やがて飛行機は高度を落とし、眼下にごちゃごちゃした町並みを見ながら成田に着陸していった。
 税関も申告するのは特になく、無事再入国を済まし、わざわざ迎えにきてくださったYさんの車で家路につき今回の旅行は終わった。さあ、明後日からはまた仕事だ。