当初の予定では関空経由でパリに向かうはずであったが、9月のテロの影響らしく、大阪〜パリ線は運休になってしまったようだ。
おかげで当初は9:30のフライトのはずが7:30になってしまいこの日は5時起きだが、前日の飲み会のせいか起きるのが辛い。
いつものごとくタクシーで福岡空港に向かうが、到着はしたのがちょっと早かったのかまだカウンターはやっていなかった。
しばしの待ち時間の後チェックインしてからしばらく食べられない和食の朝食を取ってから成田行きの便のB767に搭乗する。
機内では早起きがたたったのか、気圧が低くて頭に酸素が足りないのか成田到着まで爆睡していた。
成田での待ち時間は約2時間とそれほど多くなく、道中の暇つぶし用に文庫本2冊ほど仕入れてからゲートに向かう。
機材はいつものB747-400で今回は事前座席指定サービスを頼んでいたが、福岡でのチェックインの時に一番後ろの窓際席への変更をリクエストしておいた。
ここの席ならリクライニングさせ放題だし、通常3列の窓際のシートもここなら2列のためトイレにも行きやすい。
それに窓と座席間に結構スペースがあるので窮屈でないのが助かる。
|
写真右は先行機の飛行機雲。 |
離陸後は現地での時差ぼけを少なくするため早めに仮眠を取っておくが、今回は余り眠れなかった。
北極圏を飛行するため、窓の外を見ると日中のわりに夕暮れ時のように暗い。おかげで時間の感覚が狂ってしまいそうで、行く途中からすでに時差ぼけ気味だ。
後は暇にまかせて前方視界のカメラを見てみると、どうやらこの飛行機前方に先行機がいるようだ。
高度はこちらが高いようだが、距離はそれほど離れておらず、5〜7kmといった感じである。
もともと解像度の荒いカメラだし光量も不足していることから機種の判別までは出来そうもない。
結局この編隊飛行もどきもフィンランド上空までずっと一緒だったが、右方向に別れって行った。
勝手な推測だが、たぶん行き先はロンドン辺りであったのだろうか?
毎度の12時間に渡るロングフライトも無事終了しシャルル・ド・ゴール空港に降り立つといつもの独特の香水の香りがただよい、これを嗅ぐとパリに来たと実感する。
座席の位置が最後尾のため機外に出るのが遅くなってしまい入国審査場は大混雑だったが、あわててもどうせ荷物が出てこないだろからのんびり待つことにする。
荷物を受け取り表に出ると、毎度通い慣れたRERのホームに向かう。
いつもの通りに切符を買おうとしたらすでにコインはユーロに切り替わっていて使えないようだ。
日中なので窓口は開いているのでそちらで切符を買い求めてから、取りあえず宿のる東駅に向かう。
パリでの宿は去年の冬に利用した東駅前のホテルフローラで、前回は場所が良くわからず結構うろうろしてしまったが、さすがに2度目なのでそんなことはなかった。 |
|
ホテルに荷物をおいて一休みしたのち食事とエッフェル塔の夜景でも撮りに行くことにする。
東駅には地下鉄が集まってきているので、各地にほとんど乗り換えなしで行けるので非常に助かる。
地下鉄の回数券を購入してからエッフェル塔近くのトロカルデに向かう。
シャイヨ宮からエッフェル塔間での道もすでに3度目だが、相変わらずシャイヨ宮までの通路は工事中のようで道幅が狭い。
適当に写真を撮りながらエッフェル塔まで歩いていくと、まだ展望台には上がれるようだ。
去年は日中来て最上階まであがったが雲で全く景色が見えずじまいだったのでここはリターンマッチとさせてもらいましょう。
チケット売り場はそれほど混雑しておらず、意外とすいているのかと思ったが2階まであがると、最上階へのエレベーターはものすごい行列で強い風が吹きすさぶ中、しばし震えながらエレベーターを待つ。
1年ぶりの最上階は前回と異なり、ものすごく見晴らしが良いが、さすがに風が強くて外の吹きさらしでは1分も耐えられない。
前回は気が付かなかったが、シャンゼリゼ通りのイルミネーションがとてもいい感じなので明日にでも行ってみることにしよう。
内部に戻って屋内から景色を堪能して下に降りるが、相変わらずすごい行列で相変わらず降りるのも一苦労だ。
再度トロカルデ駅にから東駅に戻り、駅近くのマクドナルドで晩飯にしてからホテルに帰るが、時差ぼけで眠くてしょうがないので、少し早めに就寝する。 |
|