今日で日本へ帰国で、福岡行きのビートルは１４時出向なので午前中位しか観光している時間はない。
とりあえず１０時前にホテルをチェックアウトしてから地下鉄で南甫洞へ向かう。
最初は国際市場の方へ行ってみるが時間が早いのか、まだあまり店が開いておらずいまいち見て回るような所もないので、魚市場のチャガルチ市場へ向かうことにする。
さすがにこちらは活気があるが、買って帰る様なものもないし、本当に見ているだけでおしまいだ。
ただ、帰国してからテレビで対馬近海の韓国漁船の違法操業を取り締まる海上保安庁の活動を見てから、ここの魚の何割かは違法操業で獲ったものではないのかと疑ってしまう。
適当に散策していたら１１時過ぎになったので釜山駅近くの土産物屋に向かい、頼まれていたお土産を仕入れる。
前回の旅行でひまわりの種にチョコレートをコーティングしたお菓子が非常に評判が良かったので、それを大箱で３つほど買うが結構良い値段だ。
ただこのお菓子、食べると次の日に緑色の物体が排泄されてトイレで驚くことになるので注意が必要だ。
あんまり食べ過ぎると体には良くないかもしれないし。
土産も無事仕入れたので、地下鉄でフェリーターミナルに向かうがちょっと早かったらしく、まだ受付は始まっていないようだ。
構内の食堂で韓国のラーメンを食べていると、どこかで見たことある年輩の女性がいるなと思ったら、６月の時に案内してくれたガイドの金さんであった。
向こうは覚えていないかもしれないが声をかけてみると、そのとき同行したＩ爺様で覚えていたらしく、思い出してもえた。
１２時３０分頃受付が始まり、手荷物検査、出国審査と順調に進み、１４時に定刻でビートルが出発する。
ただ船体をみたら船名がビートル３となっており、いつの間に２から３に変更になったのだろう？
私の席は２階の窓際だが、満席になるのかと思ったら私の隣は空いているし、ちらほらと空席が見られるようだ。
動き出してしまえば後は海しかみれないので早々とお休みモードに入るが、出向してから１時間３０分、ちょうど中間地点で、いきなり停船してしまった。
何事だろうと思ったら、推進用のウォータージェットの取水口から海中浮遊物を吸い込んだので除去作業を行うとアナウンスがあった。
そんなに簡単にとれるのかと思ったが、問題はそんなことではなく、日本海の荒波にもまれる船体の揺れのほうであった。
通常走行時はそれほど気にならなかったが、やっぱり日本海の揺れ方は半端では無かったようだ。
船体が小さいためもあるがよく揺れて、窓いっぱいに空が見えたかと思うと今度は海面だけといった状態がしばらく続いた。
そろそろ船酔いの兆候が現れた頃、無事作業が終了したらしくテイクオフするが、この間が一番生きた心地がしなかったのは言うまでもない。
博多港到着は予定より５分ほど遅れて１７時過ぎにに無事到着したが、途中止まっていたからちょっと位の遅れはしょうがないでしょう。
船を下りるとほっとする、やっぱり陸の上はいいね〜。
