2001.3.3 東京→台北移動&市内観光

 
  台北移動 日本アジア航空 EG201便
  この日は午前中の飛行機で台北に移動のため、7時15分頃に京成高砂駅に集合の後、特急で成田APを目指す。
 列車の車内は明らかに海外に行くと思われる人たちで結構混雑しており、途中の船橋までは座れなかった。
 今回は、日本アジア航空のため、ターミナルは第2だが、成田空港6回目の利用にして初めての第2ターミナル利用であった。しかし、第2ターミナルの駅の通路は狭すぎる、エスカレーターの辺りは大渋滞していた。
 チェックインも早々と無く済ませ、朝食がまだだったので軽く食べた後、出国手続きと問題無く通過していく。
 あとは父用にタバコを免税店で買ってから、新交通のようなシャトルで搭乗口に向かうが、別にこんな乗り物が必要な距離では無いような気がする。
 周りの人も、待たされるくらいなら動く歩道にしてくれたほうがいいのにと話しているのに、全く同感と頷いてしまう。
 仕事柄、たぶん何処かのメーカーが新しいシステムの実績造りに強引に営業でも掛けたのだろうと勘ぐってしまう。

    
 今回のために作ったJALのマイレージカードを機械に通せば後は、搭乗時刻までうだうだ過ごすしか無い。
 でも今回は格安航空券がどこに問い合わせても満席であったため、正規割引運賃で航空券を購入していたが、待合室の人数は明らかに少ないようだ。
 台北あたりだと、土日に絡めて2泊3日くらいの旅行が多いと思ったが、ちょっと意外であった。

 10時30分頃機体が動き出すが、スポットは一番奥のどん詰まりの位置なので、滑走路まで20分くらいのたのたタキシングしたのち、離陸。
 台北まで約4時間、特にする事は無く新聞でも読みながら過ごす。
機内の搭乗率は約4割程度でガラガラだが、前の列の会社の社員旅行らしき人たちが酒盛りを始めてちょっとうるさい(怒)。
 途中鹿児島上空あたりでトイレで隠れてタバコを吸った馬鹿者がいたため、機内がちょっと険悪なムードになり、引き返すなんて言うなよと少々心配になる。
 
 その後は順調に飛行し、定刻どおり中正国際機場に着陸すると雨が降っているらしく路面が濡れていた。
 入国審査は前回同様結構並んでおり、約20分程度待ったのち通過するが、隣の列に並んでいた先ほどの社員旅行らしき人たちは結構酔いが回っており、仲間の審査の時に後ろで待っている人が「そいつはマフィアだ」などとふざけて入国審査官に言っていた。
 全くどうしようもない奴らだ、拘束されて痛い目に遭えばいいのにと思ったが、審査官は完全に無視していた。

 税関でも何も調べられず、台湾元に両替した後は、去年来て勝手知ったるバス乗り場よりリムジンバスで台北駅に移動する。
 車内の表記は全て漢字だが、父も意味は通じるとしきりに関心していた。

 台北駅に到着後はコインロッカーに荷物を放り込み、身軽になってから市内観光に行くが、この辺りは去年と一緒なので今回はガイド役に徹する。
 相変わらず、市内はスクーターが多いが、信号待ちで車道一杯にスクーターが2列3列で待っている様子を見て父もちょっとびっくりした様子であった。
 
 駅周辺で見られるところは、前回同様総統府と中正記念堂程度なので。台北駅から予備校街を抜けて総統府に向かう。
 前回はリムジンが出てくる所に遭遇したが、今回は前で何かの記念式典みたいなことをしていた。
 ぱっと見は軍関係、警察のようであるが、いろんな制服の人が記念写真を撮っているが、いったい何の集まりなんであろう?
 総統府の後は、向かいの国民党本部の前を通って、中正記念堂にいくが、結構歩いて暑くなってきた。
中正記念堂は相変わらずだだっ広い敷地で、入り口からだと奥の方が霞んでいる。
 捻挫が完治していないのでちょっと右足が痛むが一応奥まで、父を案内する。
記念堂のなかも蒋介石の銅像と衛兵がいる程度なので、父もすぐに飽きてしまったようだ。
 後、この辺の観光地では龍山寺くらいしかないので、タクシーで移動する。

   

 龍山寺の正面でタクシーを降りて中に入ると何となく浅草の浅草寺と似たような雰囲気だ。
前回は気にしなかったが、ここのお寺はいろいろな神様を奉っておりさながら神様のデパートだと父に言われて始めて日本と違う事に気が付く。
 彫刻を仕事としている父は、屋根の彫り物にしばし見とれていたが、いろいろとインスピレーションを刺激されたらしい。
 奥の本殿に行くと、なぜか修復中のため覆っているテントに建物の絵が描かれていた。
去年は無かったのに残念。
 
 龍山寺のあとは周囲の市場を覗いてみるが、生きた鳥や日本では見慣れない食材を見られて十分楽しんだ後、地下鉄で台北駅に戻り、荷物を引き出してからホテルに向かう。
 今回の宿は私一人の時と違うのでちょっとグレードをあげて淡水河河畔の豪景大飯店にしていた。
ガイドブックでは名前の通り、淡水河の眺めがすばらしいと書いてあったが、ほぼ最上階に近い部屋なのに、前を高速道路が横切っており、大した眺めではないようだ。
 まあ、部屋の方は、必要十分な広さで、清潔なので全く問題なし。
 また、このホテルのコンシェルジュのスタッフは非常に親切で、大変お世話になったので、非常にいい印象のホテルである。
 
  荷物をおいて、一休みした後は、一時台北に駐在していた上司お薦めの台湾料理の「青葉」に行く。
  この店は結構有名なようで、タクシーもすんなり連れて行ってくれた。
 ここはメニューが写真になっており、不慣れな旅行者には助かるし、店の人も片言の日本語が通じるので全く問題なしである。
 まずは、最初にビールだが、アサヒか台湾ビールがあると言うので迷わず台湾ビールにする。
 下戸のため、ビールなんてどれ飲んでも同じだとは思うが、ここまで来て日本のビールは飲みたくない。
 味は、別に変わりなく、コップ1杯飲んだらもう十分という感じてである。
 私も父も下戸のため、大瓶1本でもてあます始末であった。
 料理のほうは、エビチリ、トコブシの煮物、フカヒレ、チャーハンと頼み、最初に出てきたトコブシの出汁のうまさにフカヒレもかなり期待できそうだと話していたが、フカヒレの味付けはいまいちであった。最悪は、チャーハンで本場だから、うまいかもと期待していたのに、ベチャベチャのチャーハンが出てきた。
 ウーン、ここの店ではチャーハンは注文してはいけないな。
 でもエビチリ、トコブシは絶品であったので、料理により当たり外れが激しいらしい。

 食事を済ますと、またタクシーで宿に戻るが、タクシー代がものすごく安いので気軽に利用できる。
宿に戻ると、一応メールのチェックのためパソコンを接続するが、うまく接続できず今日はあきらめることにする。
 結構歩き回って疲れたので、早々に休むことにした。
明日は、メインの故博物館だ。