2001.3.5 鶯歌観光

 

 昨日はメインの故を見ていたが意外と簡単にに見終わってしまった。
当初は1日で見切れないとの話を信じて3日目も故に行くかと思っていたのでこの日の予定は全く考えていなかった。
 とりあえず台北近郊で半日で帰ってこられるところを探すと焼き物で有名な鶯歌に行くことにする。
 台北駅から電車で30分ほどなので問題はないだろう。

 ホテルで朝食を取ったのち、7時過ぎにチェックアウトしてタクシーで駅に移動。
 ホームで列車を待っていると地元のおじいさんに何か話しかけられるが何を言っているか全然わからない。
 あまり列車で移動する観光客がいないせいなのだろうかどうやら地元の人に間違われたようだ。
 台北駅からは8時前の復興号に乗車し、何とか席を確保して鶯歌に向うが30分程度の乗車なので座れなくても別に問題ない。
 
 8時30分頃に無事鶯歌に到着するが駅前にはあまり観光地らしい雰囲気はない。
一応帰りの電車の時間を調べておくが台北の近郊と言うこともあり結構な本数があるようだ。
 駅前を見渡すと、焼き物博物館と案内があるので看板に従い進んでいくが、途中民家の軒先をすり抜けて博物館に向かう。
 しかし基本的に車で来る観光地のようで結構な距離を歩かされた。
博物館の前まで来ると、どうも様子がおかしいなと思ったら地元の人が今日は休みだと教えてくれた。
 道理で朝早いせいもあるが人通りが少ないと思った。
 さて、ここで急遽予定変更するほどの余裕もないのでとりあえず近くのマックで休憩することにする。
20分ほど休憩の後、一応市内の賑やかな方に歩いていくと焼き物屋街に出るが博物館が休館日のせいかほとんど店のシャッターが降りていた。
何件か開いている店もあるが入ったら買えとうるさそうなので外から眺めて終わりにする。
 余り見て歩く所はなさそうなので駅に向かうと途中朝市が開かれており、結構なにぎわいを見せていた。

 11時前の電車で台北に戻るが、車内は結構な混雑だ。
まだ新しい電車のせいか、何となく日本にいるようで全然違和感を感じない。
 電車の中はエアコンが効いており、少々暑くてバテ気味の身には助かる。
 行きと同じで約30で台北駅に到着するが、帰りの飛行機までの時間もそれほどないので、昼食を食べてから空港に向かう事にしよう。
 でも昨日の小龍包が効いているのか、余り重い物は食べたくないので、ガイドブックにあった牛肉麺を食べに行く。
 タクシーで北平半畝園という餅や麺で有名な店に行く。
まだ、ちょっと早い時間のせいか店内はガラガラだ。名物らしい牛肉入り餅と牛肉麺を頼むと、餅は肉まんを平らに延ばして揚げた様なものが出てきた。
 かじりつくと中から肉汁が溢れてきて旨いが、ちょっと重かったかな。
麺のほうは、ラーメンとうどんの中間の様な感じで、比較的あっさりしていて結構食べられた。
でも父のほうは慣れない中華料理の連続でそろそろ食傷気味という感じであった。
 
 食後は腹ごなしと言うこともあり市内を駅方面に適当に歩いていくが、結構な暑さでバテバテだ。
そろそろ空港に向かう時間なので、途中からタクシーに変更して台北駅に戻り、リムジンバスで中正国際機場へ向かう。
 バスの中は冷房がガンガンに効いており生き返る。
 約1時間の乗車の後、2時過ぎに空港に到着する。
早速チェックインすると飛行機は予定通りのスケジュールらしい。
ここのところ空港でゆっくり買い物できないことが続いていたのが、今日は安心してお土産が買えそうだ。
 出国審査場に入るとなにか騒がしいなと思ったら、酔っぱらいみたいな日本人が出国を拒否されたらしく騒いでいた。大使館を呼べと騒ぐ酔っぱらいだが、無言の警備の人間に両脇を抱えられて連行されていった。
そもそも、台湾に大使館はない。そんなこともわからないほど泥酔してるのか?
 海外で日本人の醜態をよく目にするので、きっちりお灸を据えられて来ればよいと父と話していた。
しかし、行きの入国審査時といい、なんで日本人はこんなに酒に汚いんだ?


 帰りの飛行機はEG206便で、行きと同じB-747であった。
 機内は行きに輪を掛けて乗客が少ないようで、大体3割くらいの搭乗率であろうか?
 離陸後は特にする事もないが、機内食ででた寿司とそばに何となく安心する。
 3日間の旅行なのに、中華料理は食傷気味だったので、あっさりした和食が助かる。
 いつもは一人で粗末な物ばかり食べてるので、意外と食べ物で参ったと言うことは少ない方だと思う(味付けが不味いのは除く)が、今回は父につきあって名物料理を食べようとしたせいかちょっとしんどかった。

 飛行機は順調に成田に向かって飛行し、20時過ぎに無事到着。
入国審査も無事に済ませると後は京成電車で一路家を目指し今回の旅行も終了だ。
 次は福岡転勤後になるので、韓国が近い事だし行ってみるとするか。