アジュダ宮見学
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本日も昨日に引き続きリスボン周辺の観光だ。
旅行も後半になると、疲れがたまるのかすっきり起きられない。
なんとか9時過ぎに起き出して朝食を取ってから市電の停留所があるコメルシオ広場に向かう。
ベレンの北側に有るアジュダ宮はコメルシオ広場から18系統の市電で1本なので楽なものだが、なかなか市電がこない。
まあ、運行時間がバラバラなのにはなれたので焦らず気長に待つことにしよう。
そう言えば迎賓館として使われているアジュダ宮は海外からの来賓が無ければ見学可能なのだが、数日後に日本の田中外相がポルトガルを訪問するそうなのでその準備で見学中止になってなければよいが、、、
行ってみたら見学は中止というのは悲しいが、よりにもよって同じ日本の外相のために見学できなかったら泣くぞ。
やっと来た市電に揺られる事約15分で無事アジュダ宮に到着するが市電を降りると結構周囲には警備の兵士がいたり物々しい雰囲気だ。
とりあえず受付に向かうと、11時からガイド付きで見学可能だとこと。
まだ時間があるがしばらく時間をつぶしてから参加してみると、参加者は私を含めて3人だけ。
ガイドの女性に連れられて中に入っていくと、ガイド付きとは行っても特に解説を行う訳ではなく道案内と監視役と言ったような感じだ。
もっとも解説されてもポルトガル後では全く理解できないので、好きに見てくれと言ったこのようなスタイルの方が気が楽ではある。
一応写真撮影はOKの様なのだがどうな館内が暗いためあまりまともな写真は撮れそうもない。(一応フラッシュは禁止!)
会食を行う食堂や舞踏会でも開きそうなホールなどはさすがに現役の迎賓館だけのことはあるねぇ。 |
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見学後は18系統の終点アジュダまで行ってみてからベレンに向かうことにするが、停留場で市電を待っているがなかなか到着しない。
毎度のことなのでのんびり待つことにするが停留所のすぐ脇はどうやら軍の施設らしいのようだ。
サーベルを持った衛兵が行ったり来たりしながら警備しているが勝手に写真を撮るのはかなりヤバイ。
一応周囲にいた結構階級が高そうな人に写真の許可を求めると、やっぱり軍関係は厳しいらしく許可がもらえなかった。
結局15分ほど待って来た市電に乗り込むが、終点のアジュダまでは停留場で3つ程度なので5分もかからず到着。
終点のあたりは特に栄えているようではなく住宅地のまっただ中と言った雰囲気。
広場では花売りの露天が多いのが印象的だが、ほとんど人なんか降りてこないこんな辺りで商売になるのだろうか?
ここからならベレンまで坂道を1Kmほど下れば良いのだが、別に急ぐわけではないので市電で1度15系統の合流地点まで一度戻ってからベレンに向かう。 |
ベレン観光
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ベレンに来るのもこれで3度目、2年前はジェロニモス修道院の一部が修理中でだったのでそろそろ終わっているだろうと内部に入ってい見ると、前回よりもさらに派手に修理がされていて、全体の1/4がシートで覆われていた。
おかげで雰囲気はぶちこわしと言った様子で、中庭などは資材が散乱していてとても鑑賞に耐えられる状況ではなかった。
時間的には1時過ぎなので、どこかで昼食にでもと思ったがベレン名物のパステル・デ・ナッタでとりあえず空腹を満たしておいて、もう少ししてから昼食にするか、、 |
ここまで来たら毎度のベレン塔まで行くのはもう必然といえるので、発見のモニュメントの脇を抜けてベレンの塔に歩いて行く。
今日もどうやら引き潮の時間帯らしく、また海面から基礎部分が出てしまっている。
ちなみに今回も外から眺めるだけでおしまいだ。
さてこの後のことは特に考えていなかったが、とりあえず中心部のフィゲイラ広場に戻ることにしよう。
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サンタジェスタのエレベーター
市電でフィゲイラ広場に戻った後は、まだ今回はサンタジェスタのエレベーターの上に上がっていない事を思い出したので、向かうことにする。
上ではしばらくお茶でもしながら、ぼーっと景色を眺めるだけだが、さすがに3度も来ると新鮮さが無いのも確かだ。
でも今日もとても暖かくてシャツ一枚でも寒くないし、ポルトガルが避寒地として、北欧の人に人気が有るのも頷ける。
もっとも天候は雨の日が多いようだが、今日のように好天の時は本当に過ごしやすい。
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市電ツアー参加
サンタジェスタのエレベーターを後にすると、とりあえずコメルシオ広場にあても無く行ってみる。
広場のはずれに観光用の市電が止まっているのが見えたので、近づいてみると、案内の女性が20分後にツアーが有るけどどうかと聞いてきた。
パンフレットをもらってみると日本語ガイドも有るようなので、ちょっと高いが申し込むことにする。
以前からちょっと乗ってみたいとは思っていたので丁度良かったし。
運行ルートはコメルシオ広場からフィゲイラ広場→マルティモニース→グラサ→アルファマ→バイシャ→バイロ・アルト→エストレラ→サント→コメルシオ広場と12系統→28系統→25系統→15系統の路線を回ることになる。
車内はレトロ調に改造されており、イヤフォンで各国のガイドが流れる仕組みだ。
乗客は座席が半分埋まる程度で、混雑して無くて丁度よい。
市電は観光案内を行いながら結構ゆっくり走っていたため結局1時間半も時間が掛かったが、なかなか楽しめた。
そろそろひも暮れかかっているので一度ホテルに戻ることにしよう。
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夜景撮影で、一生の不覚!
一度ホテルに戻り7時頃グラサの夜景を撮りに行くが、バイシャで28系統の市電を待っていても昨日と同様なかなか電車がやってこない。
20分ほど待って来た市電は超満員で一瞬乗るのをためらったらすぐ後ろにグラサ止まりの市電が続いている。
後の電車に乗ると車内はガラガラでなので座って行けてラッキーだ。
とりあえずグラサで写真を撮ってから、ポルタス・ド・ソルで最後の夜景を撮ってからホテル戻る事にするが、ここでも50分待ってやっと市電が来る始末。
それもグラサ折り返しの電車が来たので助かったが、マルティモニースから来る電車は何処で引っかかっているんだ?
結局50分待って電車に乗るのは5分ちょい、歩いても大した距離では無いのだが、アルファマの路地を抜けるのもこれが最後になので、どうしても市電に乗りたかったのだ。
ポルタス・ド・ソル広場で市電を降りて、広場はずれの展望台でカメラを構えていたら後ろで人の気配がする。
振り向いたら、黒人二人組がこちらに向かってくる。直感的にヤバイと感じたが、展望台のため退路が無い。
にじり寄ってくる2人組の1人は190cm近い大男に、もう一方はジャケットの内側からサバイバルナイフを見せつけて「マネー、マネー」と言っている。
抵抗できるような状況では無いので、あきらめて普段使っているサイフとカメラを渡すが、サイフにカード類が入ってないのに気が付いたのか、服の上から体をたたき、もう一つのサイフも見つけられてしまった。
ただ、この二人相当手慣れているのか、盗ったのは現金とカメラだけで、パスポートには興味を示さず、カード類には一切手を着けずにサイフごと戻してきた。(指紋が付いてるから証拠になるのに間抜けなのか、大胆なのかよくわからん。)
強盗に逢いながら、こちらものんきなものでフィルムはくれと言って、デジカメのスマートメディアだけ抜いてカメラ渡すと、風の様に路地に消えていった。
チクショー、旅行も最後の夜だったので油断した。ポルタス・ド・ソル広場には結構人がいたのに、展望台部分は丁度死角だった。
もともとここはアルファマに近いから、ヤバイエリアのはずだったのにすっかりそんなことは失念してしまっていた。
まあ、自分のミスだが被害がある意味最小限だったのはまだ幸運だったほうか、、、
とりあえずすぐそばのレストランに駆け込み、事情を話して警察を呼んでもらうが、結局パトカーが到着したのは50分後。
その場で簡単な事情聴取を受けた後、フォス宮の旅行者用の警察署につれていってくれたが、50分も待たせていたくせにサイレンを鳴らしながら爆走する。
サイレンを鳴らすパトカーに乗ったのは初めての経験だが、まさかこんなとこで経験するとは思わなかった。
それにしてもラテンの血が熱いせいなのか、一般車と接触しそうになりながら爆走されるとちょっとヒヤヒヤ物だ。
警察署では保険の払い戻しに必要な証明書が必要なため、再度つたない英語で事情を説明する。
場所、時刻、犯人の服装、被害額など形式通りの質問があった後証明書を発行してもらえたが、時間が掛かってしまい結局警察を出たのは11時過ぎだ。
食事もまだだが、そんな気分じゃないし、ホテルに帰って寝ちまおう。
ちなみに本日の被害は8000エスクード+60ユーロ+1万円+デジカメ(67000円)で換算すると現金2万円分+カメラで約90000円。
しかし現金はともかくカメラは痛いなあ、今回は予備のカメラ持ってきてないので、明日は写真なしか。もっとも帰るだけだから有ってもあんまり写真を撮らなかったとは思うが、、、
今回の一件で別にポルトガルが嫌いになったわけではないが、黒人に対しては今まで以上に偏見を持ちそうだ。
もっともポルトガル人もアフリカの旧植民地から黒人が流入したせいで最近治安が悪化しているのを憂慮しているらしい。 |
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