2004年10月5日 9日目 日本帰国

注) 本ページは妻の検閲を受けていないため、予告なしに内容が改変されることが有ります。(笑)

 この日で旅行も最終日となり、11時過ぎのBA機でロンドンを経由して帰国となる。
 空港には9時過ぎに行かないといけないので、早めに起き出して朝食を取ってから8時過ぎにチェックアウトし空港に向かう。
 今日のホテルは中央駅前のため、そのまま駅の地下に乗り入れているSバーンで空港に向かうことにしよう。
 空港に向かうSバーンは通勤時間帯のためちょっとだけ混雑していたが、荷物が周りの邪魔になるほど無く、電車に揺られること15分でフランクフルト空港駅に到着。
 列車が乗り入れているのはターミナル1なのだが、BAのカウンターはターミナル2なので、スカイトレインという新交通のような乗り物で移動する必要がある。
 スカイトレインのホームに上がると丁度列車が来ているので、さっさと乗り込むことにするが、このとき思いがけない事件が発生する。
 私から少しだけ遅れて歩いていた妻が電車に乗ろうとした瞬間にドアがしまってしまい、妻がホームに取り残されてしまった。
 とりあえずジェスチャーで反対側のホームに止まっている電車を指さし、次の列車で来るように伝えている間に電車が動き出してしまった。
 一人だけターミナル2に先に着いてしまったが、ホームで待っていると次の列車で無事妻が到着した。
 ただ私が指さした電車は反対方向に行く列車で違ってたと指摘されたが、危うく本当の迷子にさせてしまうところであったと反省。
 
 チェックインの方はすんなり完了し、搭乗時刻まで時間があることから、ターミナル1のショッピング街を覗くため、再度スカイトレインで戻る。
 正直昨日の買い物ではお土産が不足ぎみであったと言うこともあり、ここが最後のチャンスなのでじっくり見て回ることにする。
 あちこち見て回っていると、ちょっとだけ高級そうなカバン屋があり、中を覗いてみると式で受付をしてもらった人たちへのお土産に丁度良いバックが有ったので買い求めることにする。
 一応お土産なのでプレゼント用の包装をしてもらうが、このとき妻の魂に語りかける何かが有ったらしい。
 妻の耳には1つのバックが「買ッテー、私ヲ買ッテー、私ハ使イヤスイワヨー」と言っていたとのこと。
 物の方は値段的にも手頃で、The Bridge言うイタリアブランドのバッグのようだ。
 日本ではあまりなじみがないようだが、妻の方はすっかり気に入り、今までの買い物の不完全燃焼も解消されたみたいでなによりだ。

 買い物も無事終了したことから搭乗口のほうに移動することにしよう。
 イラク戦争の余波なのか、セキュリティチェックが厳重で結構な混雑のようだ。
 しばらく待たされたが、無事通過し出国審査も難なく通過。
 免税店の方はあまり大したことがないのは承知していたので、素通りしてさっさとゲートに向かうことにしようと思ったら、アメリカ、イギリス行きの飛行機にはさらにセキュリティチェックが有るようだ。
 相変わらずいろんな機材を持っている自分は引っかかるかもと思ったが、おとがめなしですんなり通過できたのに対して、妻の方は爆発物のチェックに引っかかったらしくカバンの中を布で拭かれた後、分析機に掛けられるため足止めをくらってしまった。
 結局はなにも無いことから検査終了後に解放されるが、最初はなにに反応したのかちょっと興味津々であった。

 待合室で搭乗を待っていると、妻は気に入ったバックを買えて明らかに上機嫌ではあるのだが、日本に帰るのはやっぱり残念でならないらしい。
 まあこちらももう少し旅行を続けたかったが、仕方がない。
 それに帰った翌日から仕事かと思うと、かなりブルーになってくる。

 飛行機への搭乗の方はほぼ定刻の11時過ぎに開始となり、今回の機材はヨーロッパではあまりお目にかからないB767であった。
 我々の席は右側後方の窓際席で、二人がけのため他の乗客に気を遣わなくて良いので助かる。 
 
 飛行機の方は定刻に離陸し、一路ロンドンを目指す。
 天気の方は曇っていたが、上に上がってしまえば関係ない。
 途中結構な頻度で他の飛行機とすれ違うが、このあたりはヨーロッパの十字路なので交通量が多いのだろうなぁ。
 機内では行きの飛行機の中で目を付けていたコンコルドの銀製のキーホルダーを購入。
 本当自分が乗ったならエールフランスでもこういったアイテムを売り出していてくれればよいのだが、残念ながらBAのほうでしか売ってないんだよなぁ。

 ドーバー海峡抜けた頃から雲が切れ始め、着陸直前にはロンドンの市街が一望でき、タワーブリッジにビックベンなどが上空から見えたのはちょっとラッキーだった。
 ロンドンには現地時間の12時過ぎに到着し、ここからは成田行きのお世話になる。
 買い物の方はもう充分しているので、免税店等は素通りして成田行きの12番ゲートに直行することにしよう。
 後は行きに撮ったコンコルドをもう一度撮影しようと思ったら、見えるあたりは立入禁止になっていたので、あきらめることにする。

 ロンドンからは毎度おなじみのB747-400で、今回は右窓側列の通路と真ん中の席がアサインされていた。
 窓際席には日本に留学するというイタリア人の女の子が座ったので隣は女性の方が安心だろうと妻に3人席の真ん中に座ってもらう。

 機内では特にすることもなく、食事以外は基本的にお休みタイムとなり、後は小腹がすいたらギャレーに食べ物をもらいに行く程度だった。
 
 
 日本時間の6日9時好きに無事成田に到着。
 とりあえず半日ぶりの一服をしにターミナルの外へ直行する。
 この後は都内の実家に寄ってから福岡へ帰るのだが、あまりにも荷物が多いため余計な荷物は宅急便で送って少しでも身軽になるよう心がける。
 京成電車で都内の実家に着いたのは11時過ぎで、お土産を渡して食事をした後、夕方の飛行機で福岡に戻る。

 自宅に帰り着いたのは21時過ぎとなったが、私の方は明日から仕事がありかなり憂鬱になっていた。
 まだ4日休みがある妻が正直うらやましいなあ。
 時差ぼけが残っているから、明日はちゃんと起きられるか心配だ。
 (翌日はしっかり寝坊しましたが、とりあえず遅刻はしませんでした。)
 
 さらに3日後は会社のゴルフコンペがあったが時差ぼけのため結果は最悪となり、上司たちからは新婚さんへの定番のセクハラ発言をさんざん聞かされる羽目になるのであった。