2006年 9月14日 1日目 成田→Luzern移動

 
JAL 451便 チューリッヒ行き

 朝起きてみると、本日よりスイスに出発と言うのに、天候はあいにくの雨となっていた。
 もっとも駅まで行ってしまえば傘も関係ないし、遙か1万キロ先に行くので、こちらの天候は関係ないか。
 本日のフライトは成田を10時20分に出発するJL451便で、手続きの時間を考えると8時くらいまでに空港に到着する必要があり、久々に早起きして6時台の電車に乗って成田空港へ向かうのだった。
 空港へ向かう京成の特急は空港へ向かう人で結構混雑しており、義母と妻を座らせる事はできたが、結局私は空港まで立ちぱっなしになってしまい行く前からちょっと腰が痛くなってしまった。
 電車の中ではたわいもない雑談をしながら過ごすが、その中で妻の「成田空港って使ったことないなぁ〜」とのとぼけた発言に2年前に新婚旅行に行ったのは別人だったのかと一瞬悩みそうになる。
 
 8時丁度に空港に到着し、早速チェックインと荷物を預けたら、後はお茶したりちょっとした買い物をしながらすごし、適当なところでゲートに向かうことにする。
 朝の出国ラッシュの時間帯なので時間がかかるかと思ったが、セキュリティチェック、出国審査とも大した時間もかからず無事に通過すると道中のタバコを買いに免税店に寄ってから指定された98番ゲートに向かう。
 
 今回の機体はヨーロッパ行きの便では初めてとなるB777で、いつものB747に比べると狭いのではとの印象を受ける。
 義母は初の海外と言うこともあり、待合室で座っているときからちょと緊張気味の様にも見える。
 さらに私の「乗ったら10日は日本に帰れませんよ〜」とか「はぐれたら戻ってこれないかも・・・」との発言に追い打ちを掛けられたのか、「旅行中は絶対二人から離れん!!」と強調するのであった。
 搭乗開始は10時過ぎに始まり、3人で右側窓際席に陣取ると、ほぼ定刻で成田を離陸する。

 ヨーロッパ行きの道中は多少元気があるのと、昼間のため寝ていこうにもなかなか熟睡できず、お決まりのパソコンや映画などで時間をつぶすしかない。
 機内では特に問題もなく、いつものごとく腰が固まり、嫌気がさした頃にチューリッヒ・クローテン空港に現地時間の16時頃到着した。
 クローテン空港を利用するのは2003年のオーストリア行き以来なので3年ぶりだが、外に出るのは実は初めてだった。


スイス入国
 降機したあとは入国審査となるわけだが、それまで適当にパスポートを見ていた審査官の態度が私の時だけ多少異なるようだ。
 それまでは顔写真と本人の照合程度の事しかしていなかったのに、なぜか私だけ結構ページをめくり、パスポートを機械に通していた。
 結局質問とかは無かったが、私に続いた妻と義母はほとんどフリーパスだったため、「また俺は怪しまれたのか?屈辱!!」と言いつつ実際はネタができたから良いかとあきらめるしかかなかった。
(私のパスポートを見たことのある同僚曰く、「だってパスポートの写真、ものすごく人相悪いし・・・」とのことなので、あきらめるしかないのだろうか?)
入国審査が無事終了すれば後は荷物を受け取って、外に行くだけだがツアーの団体さんの荷物ばかりで私たちの荷物がなかなか出てこなく、かなり最後のほうまで待たされる羽目となった。
税関を抜けて表に出ると、前回のスイスフランの残りがあるが全く足りないので、すぐさまATMで現金を引き下ろす。
今回は義母と妻に非常時のお金を持たせたため、いつもに比べると現金を引き出す額が大きくなっているなあ。

現金を確保した後はスイス国鉄乗り場に向かいルツェルンまでの乗車券を買い求めて、一通り用事を済ませたら列車の発車まで時間があることから、14時間ぶりの一服のため、喫煙場所へ向かう。
久しぶりのタバコに、ちょっとクラッとしながらも18時前ルツェルン行きインター・レギオの2階席に陣取り、ルツェルンを目指す。
空港駅を出発した直後の車内はガラガラだったが、チューリッヒ中央駅からは通勤時間帯のためか結構な込み具合となった。

列車の方は順調に進み、18時過ぎにルツェルン中央駅に到着。
        
 本日の宿泊はルツェルン中央駅前のホテル「モノポール」で、3年前にも駅前だと言うことで利用したホテルである。
 前回利用したので、ちょっと油断したのか、ホテルに着くまでの地下道で道を間違えちょっと遠回りになってしまったのは失敗だったが、途中でスーパーが有るのが見つけられたので、後ほど買い物にくることにしよう。

 モノポールは、駅前で部屋が広いのが印象的だったが、今回はシングルとツイン1部屋づつの割り当てで、ツインとなった妻と義母の部屋は前回宿泊通り駅前に面した広い部屋だったが、私のシングルは一番奥の予備部屋の様な狭い部屋のため、思いっきりがっかりさせられた。
 後で2人がこちらを覗きに来たときも「うわっ狭っ!!」の一言ですまされてしまうほどで、落差が激しく納得がいかない。
 ツインの方は眺望もよく、二人が満足してくれたからそれで良しとするしかないか・・・

 部屋に荷物を置くともうあたりも薄暗くなり始めているため今日は観光という訳にもいかず、ホテルそばのカペル橋沿いのオープンテラスで軽い夕食を取りに外出する。
 義母にもガイドブックを前もって渡していたため、結構予習していたようで、このカペル橋を見るのは大変楽しみにしていたようだ。
 ライトアップされた橋を渡ってから対岸のテラスで席を確保し、夕食となるが初日のフライトで疲れたのか、ピザと飲み物で軽く済ますことにした。

 食後はカペル橋にパントマイム大道芸人に出ており、目が合ったことからちょっと小銭をおいていくが、結構観光客に人気があり、女の子が掴まって周りの笑いを誘っているのが印象的だった。

 ホテルに戻りながら、スーパーで飲み物と簡単なお菓子を買い込んだら、ホテル戻り早々に撃沈してしまうのだった。
 でも今日は一応現地時間の9時まで起きてたから明日は多少時差ぼけが解消できるかな?
 明日はルツェルン市内とピラトス山の観光だ。