スイス旅行2日目、この日に目覚めたのは現地時間の午前1時。
昨日9時くらいに撃沈したので3時くらいまでは寝てるだろうと思ったが、いつもと変わらず深夜に目が覚めるのはしょうがない。
結局二度寝して、4時頃から起き出し、恒例のメールチェックなどを済ませながら、のんびりと身支度を整える。
朝食は7時前にホテルですますが、義母はスイスのハムやチーズが気に入ったようだ。
しばらく日本食は食べられないが、まだ旅行も始まったばかりなのでしばらくは大丈夫でしょう。
8時頃ホテルを出発して、とりあえず市内観光に向かうが、午後からはピラトス山に向かう予定なので、午前中に主だったところを見ておく必要がある。
もっともルツェルンは市の中心部に観光地が密集している方なので、特にあわてなくても大丈夫。
最初の観光は昨夜も来たカペル橋で、隣接した道路橋から眺めながらいったん対岸に渡る。
相変わらずここの川は透明度が高く、川底まではっきり見えるが、前回は見つけられなかった魚がよく見てみるとかなり泳いでいるのがよく見れた。
カペル橋を渡った後はイエスズ教会の前を通り、下流にあるシュプロイヤー橋に向かう。
途中には妻が以前よく買っていたブランドのブテッィクが有ったのだが、早速買い物にブレークする気なのかと戦々恐々となり牽制球を投げまくる。
もっとも以前は買っていたけど現在は興味がないとのことなので一安心だが、あまりに牽制するので、ちょっと義母からはあきれられてしまった。 |
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シュプロイヤー橋で再度対岸に渡ると、ムーゼックの城壁が比較的近くにあるが、川のあたりからだと結構な上り坂を歩かないといけないため、義母がつらいかもということで、あっさりパスすることにした。
前回見た時もまあ、立派な城壁だねと言う程度の認識しか無かったので特に問題はないでしょう。
シュプロイヤー橋の見学後はミューレン広場、ヒルシュン広場を抜けて、ライオン記念碑の方に向かう。
途中は店が建ち並んでいるが、開店時間前のためかまだひっそりとした印象を受ける。
ライオン記念碑は以前も来たことがあることから、特に迷うこともなく、15分程度ブラブラ歩いて無事到着。
丁度社会科見学の小学生たちが来ていたが、しばらく見学しているといなくなり、ひっそりとしてきた。
以前も書いたが、ここはスイスの傭兵の悲劇を記念して作られており、横たわる瀕死のライオンが過去の悲劇を物語っている。
妻と義母はライオンの造形に特に感心していたようだが、なぜここにこの像が作られたのか経緯はよくわからない。
ただ後でガイドブックをひもといてみたら、近くにあるホーフ教会の石切場の跡だつた事が判明。
この像を造るためにわざわざ岩を削った訳ではないようだ。
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瀕死のライオン像を見学した後は隣にある氷河公園を覗いてみる。
前回は大したこと無かろうと見ないで通り過ぎていたが、ちょっとと時間が余り気味なので、せっかくだから覗いてみることにしよう。
入り口を入ると最初は氷河から流れ出した水流によって開けられたポットホールという岩が自然にくりぬかれた縦穴がお出迎えした後は、内部の旧家を改造した博物館の見学となる。
内部は3階建てで1階2階はこの地方の自然に関する展示で、3階は民家の部屋を再現した展示となっていた。
1,2階は適当に流すが、3階では小さなベットが展示された部屋で大人用にはしてはあまりの小ささに、二人とも子供用ではないのかと不思議がっていたのが印象的だった。
ドイツではベットの小ささに驚かされたが、ドイツ圏に近いからこちらも同様なのだろう。
氷河公園の見学後は坂を下ってホーフ教会の方に向かう。
途中団体さんが馬車に乗るところだったのだが、一行の一人がずっと迷子になって見つからないらしく、盛んに名前を呼ばれていた。
それを見て義母が「あの人たちこっちがライオン像を見る前から探してたけど、まだ探している」とのこと。
迷子になる人は団体さんにはどこでもいるもんだと思いつつ、しばらく歩いていくと、先ほどの馬車が走り去っていくのが見えた。
それを見て義母と妻が「やっと○○さん見つかったようやね」と笑っていたが、まさかこんなところで話題になっているとは探されていた人も知る由もないだろう。
ホーフ教会を見る前に結構歩いたことから、休憩のため教会前のオープンテラスに陣取るが、開店しているはずなのにいつまでたっても注文を取りに来ないことから、別の店に移動する。
次の店ではお客の3歳くらいの男の子が、どうもお手伝いをしたいらしく、盛んにカウンターに入っていっては愛想を振りまいていた。
休憩後はそばのホーフ教会を見学し、ルツェルン市内の観光は終了となった。
この後は駅前の船着き場から船でピラトスへ向かうため、湖畔をブラブラ歩きなが一度駅にむかう。
駅ではピラトス山の周遊券を買うためにスイスパスのバリデートを行うが、パスポートが妻の旧姓だったため切符に記載されている名前と違うと手続きを拒否されそうになる。
実際には、パスポートの記載変更の手続きは済んでおり、ページをめくれば官用欄に書かれているのだが、それを言おうとする前に奥の事務室に相談に行ったようで、しばらく待たされた。
戻って来たときには、名前が違うから手続きできないと言われたが、私がパスポートの次のページを見るように言うと、問題のページを発見して「何ださっさと言えよ」と言うような顔をしているのがちょっとむかつく。
こちらが言う隙も与えなかった癖にと内心悪態つきつつ、手続きの方は無事完了。
後は船着き場に移動して、パスを提示してピラトス山への割引周遊券を無事確保する。 |
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ルツェルン→ピラトス ゴールデンラウンドトリップ
昼頃の遊覧船に乗船するが外は風が冷たそうなので、船内のレストランで軽い昼食を取りながら、次の目的地アルプナハ・シュタットにむかう。
船内から見る風景もイマイチの天気のため、あまりぱっとしないが、山の上では回復することに期待するしかない。
船の方は途中いくつもの町に寄っていくため、電車で20分のアルプナハ・シュタツトまで1時間30分もかかる。
船に乗るのはここでしかできないし、先を急ぐ必要もないのでたまには船旅も良いでしょう。
途中から後部デッキに移動してみるが、思ったほど風も当たらず意外と寒くない。
後は適当に風景を見ながら無事アルプナハ・シュタッドに到着。
登山鉄道のピラトス駅は、国鉄線を挟んだ反対側のため、地下道を通りピラトス・バーンの乗り場へむかう。
下船した人はほとんどピラトスにむかうわけだが、義母をかばいつつも早く行かないと良い席が無くなるのではとのジレンマにやきもきしてしまう。
ピラトス・バーンに乗車するのはこれで2度目で、今回は周遊券のため、登りだけで下りはピラトス山の反対側へ抜けるロープーウェーだ。
駅前は相変わらずカラフルで華やかな印象を受けるが、滅多に駅の写真など撮らない義母と妻も珍しく駅の様子を撮っていたのちょっと驚いた。 |
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問題の座席の方は窓際の無事確保できたが、個人的に最高の席と思っている一番後方の区画はタッチの差で埋まってしまった。
結局後方から2番目の区画となったが、あまり混雑していないので問題はない。
発車するとスグに高度を上げていくが、二人ともこんな急なところを上るのかとしきりに感心していた。
天気の方も高度を上げるとこちらのもくろみ通り、急速なに回復し、森林限界を越えると絶景が広がりだした。
駅の直前で信号停車でしばらく待たされたが、乗車から30分で頂上のピラトスクルムに無事到着。 山頂は風もなく、天気も晴れて絶好の観光日和となった。
表に出るといきなりアルペンホルンの演奏の真っ最中で2回目のスイスで初めてみることができた。
妻と義母は初めてのスイスで見ることができたのだからちょっと運がよいのかな?
まず最初は、駅から5分程度で行ける散策路を1周する事にしよう。
ピラトスで観光と言っても、ハイキングをするのでなければ、頂上付近の散策路を見て回るくらいしかない。
麓の方はやや雲が多いようで、見下ろすことはできないようだが、遠くのアルプスの山々ははっきり見えて、二人をつれてきた甲斐は十分に有ったようだ。
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山頂の散策の後はカフェテリアで暖をとりつつ、昼食が少なかったのか軽い軽食をとる。
窓からは登山鉄道がうごくのがよく見えて、動き出すたび表に出て写真を撮ってくるのはいつもの行動パターンだ。
三つ子の魂百までというが、年をとっても基本的な行動パターンは変わらないようだ。
前回ピラトスに来たときは午前の早い時間だったため、電車が山の日陰に隠れて写真の出来も今ひとつだつたが、今回は午後の訪問になったことで、光線の具合も十分で満足のいくカットが撮れた。
最後は二人をカフェテラスに残して、ちょっと離れた撮影ポイントまで一人で足をのばすことにする。
妻と二人だけではおいていくわけにも行かないが、二人で休憩してしてもらえばあまり気兼ねしないのが助かる。
15分ほど粘って二人合流すると、山の反対側へ下ることにしよう。
ルツェルンに戻るルートはロープーウェー、ゴンドラ、バスと乗り継いで中央駅まで戻るルートで、私も今回初めて回る区間である。
最初のロープウェーは高度差がかなりあり、降り始めてしばらくすると雲の中に入ったため全く眺望が聞かなくなる。
その後はあまり景色も楽しめず、次のゴンドラに乗り換えとなってしまった。
2区間目のゴンドラでは、私の勘違いで終点と思い降りたところは、なにもない山の中だった。
確かバス乗り場まで5分歩くからこれでよいのかもと思ったが、どうもルツェルン行き乗り場と書いてあるのは先ほど降りたゴンドラ乗り場の様である。
良く確認してみたら途中の中間停留場で下りてしまったようで、再度ゴンドラに乗り直して、麓のまで降りることができた。
今度こそゴンドラの終点で、バス乗り場の標識に従い坂道を下ること10分でルツェルン行きのバス乗り場に到着。
やってきたトロリーバスに乗車するが、義母はバスの運賃収受システムに疑問を持ったようだ。
周りの人は別に切符を買っている様でもなく、適当に乗って適当に降りているのがとても不自然に感じたらしい。
こちらは切符の購入は個人の責任で無賃乗車は抜き打ちの検札で引っかかると高額の罰金を食らうことを話したらシステムを納得したようだが、効率が良いのか疑問を感じているようであった。
バスに揺られること約20分で出発地の中央駅に戻って来たが時間はまだ4時くらいのためこの後どうするか思案のしどころだが、妻の提案で私は別行動となり、二人で町を散策することになった。
こちらは駅で別行動になったため、とりあえず中央駅で撮影タイムとなるがホーム端部は逆光のため、あまり良い写真は撮れなかった。
1時間ほどで飽きたのでホテルに戻り、妻たちの部屋を訪ねるとこちらも戻って来ていたようだ
。
まだ食事をするには早いのでどうするかとのことだったのだが、私が部屋で見ていたホテルのインフォメーションにすくそばに模型店が有ることから言ってみたいと申し出たところ、そこに寄ってから中央駅で食事にすることにした。
模型店は中央駅となりのツーリストインフォメーションのそばと書かれ、住所も載っているのだが、見当をつけたあたりにそれらしき店が無い。
とりあえず地図を頼りに通りの名前を探してうろうろする羽目になるが、どうもみつけることができないようだ。
半分あきらめつつホテルに戻りがてら、模型店を見つける事はできたが、営業時間は6時までで、到着したときには10分ほど過ぎており中には入れなかった。
まあ、今回は見るだけで買うつもりは無かったのだが、店の奥にはあこがれのスイスナローの模型が展示されており、店の中に入ったら買わずにいられたか自信がない。
もっとも午前中妻に買い物の件でさんざん牽制していた手前、購入は難しかっただろう。
店を見つけられてさあ次は食事となったが、ここで重大な事実に直面する。
なんと店が有ったのは我々が宿泊しているホテルの真裏、しかも私の部屋は店の真っ正面だった。
部屋でインフォメーションを読んで、この店はどの辺だろうと悩んでいる私のガラス一枚向こうに目的地があったこの事実、しばらくは脱力感が拭えないのだった。
一応言い訳としては私の部屋は6階で、店は狭い通りを挟んだ1階のためかなり注意深く見下ろさないと窓からは見つけられ無かったと思う。(というかそうであって欲しい・・・) |
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模型店のショックを引きづりながらもとりあえず中央駅で食事ということで2階のレストランにむかう。
みんな食欲の方はあまり旺盛で無いことら軽くすますが、ここで先ほどのショックに追い打ちを掛ける事態が・・・
注文を取りに来たウェイターの発音が早くが聞き取れなかったため、妻になんて言ったの聞いたとたんウェイターは英語が話せるのは妻だけと判断したようで、妻の方にばかり聞くようになってしまった。
確かに私のヒアリング能力に問題は有るが、ちょっと悲しいなあ。
食事の方は私はクラブサンドウィッチ、二人はパスタですますが、軽い食事にしたつもりなのに全員量が多くてもてあましてしまう。
食後はまっすぐホテルに戻り、明日の支度をして早めに休むのだった。(撃沈とも言う。)
明日はルートホルン山に登ってからグリンデルワルドへ移動だ。
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