2011年 7月2日 1日目 Furankfult経由、Wien移動日

成田出発 JL407便 NRT→FRA B777-300

 2年ぶりのプライベートでの海外に出発だ。
 去年は会社の出張でエジプトに3回ほど渡航することになったが、やはり個人での旅行の方が断然楽しいは当たり前。
 ただ、会社の出張の際にはビジネスクラスで移動できたが、貧乏マイラーである我々は当然エコノミーというのがちょっと悲しいところ。

 飛行機の出発は12時過ぎなので、千葉の自宅を9時頃出発し、スカイアクセス線で一路成田空港に向かう。
 以前の京成本線利用の頃に比べると、格段にスピードアップされていて、快調に成田空港に滑り込む。
 
 チェックインカウンターの方で少し待たされたが、事前に座席指定しているので席については問題なし、機体中央付近の右窓際席を確保して、荷物を預ければ、時間があるので機内で読む雑誌を購入後はコーヒーを飲んで過ごす。
 適当なところで出国審査を済ませ、道中のタパコを仕入れたら、後は待合室で搭乗まで過ごすが、気のせいかいつもより乗客が少な目な様に思える。
 
 11時45分頃より搭乗が始まり、指定された席に着くとラッキーなことに3人掛けの席を2人で使用できるようだ。
行きの飛行機ではあまり寝られないこともあり、広いスペースが使えるとこの後の疲労具合が全く異なるので大助かりだ。
 そういえば、搭乗時にはビジネスクラスを通り抜けてきたが、エジプト行きの際に利用したエミレーツに比べると、JALのビジネスクラスはだいぶ地味な印象を受ける。
 エミレーツもサービスでは正直疑問がつくところもあるが、設備面では完全にJALの方が貧祖に見えるようだ。(まあ利用できない貧乏人のひがみかもしれないが・・・) 
   
 搭乗後は、すぐにプッシュバックとなり、RW16Rよりフランクフルトに向けて、快調に離陸していく。
 離陸後すぐに機内サービスになるのかと思い、昼過ぎではあったが搭乗前には特に食事もしていなかった。
 以前では離陸後すぐにおつまみと飲み物のサービスがあったが、現在では取りやめてしまったようで、最初から食事を配るようだ。
 ただ、席の位置が悪く後回しにされるのは仕方ないとしても、非常に要領が悪い印象をうけ、食事にありつけたのは離陸後2時間近くたってからであった。
 無料航空券のためあまり文句は言えた義理ではないが、正直サービスの改悪でしかない印象をうける。
 いちいちカートをおいたまま、ギャレーに物を取りに行くケースが非常に多いように思われ、どうにかならないのかとちょっとイラつく。
 食事の方は、まあまあという印象で、食後にハーゲンダッツのアイスがデザートとして付いていた。
 
 食後は基本的に寝て過ごして行くが、相変わらず往路のヨーロッパ線ではあまり寝られない。
 昨夜も荷造りやら何やらで、だいぶ寝不足はずだが、椅子があわないのかだいぶ腰がやられてしまったようで、トイレに立つ際に激痛が走ることがあった。

 ヨーロッパに入り、バルト3国のエストニア上空で、2度目の食事になるが、毎度のおいしくないオムレツではなく、照り焼き味のモスバーガーが配られた。
 いつものオムレツに比べれば断然こちらの方が、おいしいのはいうまでもないが、最近は機内食もいろいろ工夫しているんだなあ。

 食事が終わってしばらくすれば、ドイツ領内に入り高度を下げていく、ちょっと早着になるかなと思われたが、フルダの上空で1サークルしてほぼ定刻の17時時過ぎに無事フランクフルト空港に到着。

 到着後は無事入国審査を抜け、荷物を受け取るまでは喫煙コーナーで、しばし休憩。
 だいぶ経って荷物がでてきたが、妻の方がいろいろと支度があるとのことなので、再度喫煙しつつ、しばし時間をつぶすが、妻が戻ってくる頃には税関にはほとんど人がいなくなっていた。
 入国後は勝手知ったるフランクフルトということで、スカイラインでターミナル1に移動し、まずはユーロをキャッシングしてから、DBの窓口でレイルパスのヴァリデートと中央駅までの切符を購入して空港での用件を済ます。
  中央駅に移動後はとりあえず荷物をコインロッカーに放り込みたいのだが、あいにく小銭がないので構内の売店でお菓子を購入して小銭を調達してからロッカーに荷物を預けてレーマーのあたりまで、トラムで行ってみることにする。
 本日の宿はウイーン行きの夜行列車のため、出発の23時まではまだ時間があるので、適当に市内を見て回るが、正直フランクフルトは経済の中心地ではあるが余り観光するような場所はない。
 中央駅前のトラム乗り場で切符を買おうとするが、久しぶりなので買い方を忘れてしまっていた。
 ガイドブックを頼りに、なんとか1回券を購入し、とりあえずレーマー方面のトラムに乗車する。
 トラムの方は何度も乗った路線のため、特に問題はなく、レーマーの1つ先の停留所で降りてから、ライン川の畔の方へ移動する。
 
 川の畔では、移動遊園地がでているが20時近くのため、あまり人では多くないようだ。
 ライン川にかかる橋を一往復してからレーマーに移動するが、こちらもあまり人出がなくちょっとひっそりとしている。
 レーマーの市電乗り場脇にあった模型店をチェックすると、いつの間にか土産物屋に変わってしまっていたようだ。
 以前に利用したときもあまり品揃えがよくなかったので、つぶれてしまったのかもしれない。
 その後は繁華街をデパートであるカウホーフの方まで、歩いてみるが時間が遅いため、店の方は軒並み閉店してしまっているようで、人通りも多くない。

 さて店も開いていないようだし、この後はどうするかと思案のしどころだが、カウホーフを見てみたい妻と、駅に戻る私で別行動ということになるが、妻の方は切符の買い方とトラムにちょっと不安があるので、停留所までまでいったん戻り切符を買って、乗るトラムを教えてからそれぞれ別行動に移ることにする。
 
 私の方は駅に戻り、ホームで列車の撮影をしているが、さすがに9時近くでは光線状態もちょっと厳しくなってきている。
 停車している車両も4年前と特に変わっている感じはない。
 適当にホームで数カット撮っていたら集合時間になったので、コインロッカーの前で妻と落ち合い、とりあえずブルスト(ソーセージ)で軽い夕食とする。
 乗車する列車まではまだちょっと時間があるが、日が落ちてきてだいぶ気温が下がってきており、半袖では厳しなってくるが何とか耐える。
 そのうち、時差ぼけのホームのベンチで居眠りしそうになる妻を起こしながら、22時30分頃、乗車する列車が到着したので、早速乗り込む。
 
 ウィーン行き夜行列車 EN421


 本日の宿となるこの列車はケルン始発のウィーン行き夜行列車で、フランクフルトに到着時の編成は、1寝台、2等寝台、2等座席車各1両の3両編成で到着した。
 車両はオーストリア国鉄の受け持ちのようで、OBBの車両が使用されている。
 ケルンからフランクフルトまでは、DB Class101が牽引してきていたが、ここで進行方向を変更する関係か、OBBのClass1016「TAURUS」が先頭に立つようだ。
 我々の寝台は、1等シャワー室付き個室を確保しており、早く寝たいこともあり、速攻で車内になだれ込む。
 個室の方は、3人用を2人で使用するが、3段寝台となっているため、結構狭い。
 乗車時はベッドが畳まれ、座席がセツトされていたが、早く寝たいので車掌さんに頼み、ロックを解除してもらってベッドにしてもらう。
 朝食については寝台料金に含まれているが、車掌さんから渡されたリストの中から、好きな物を選ぶと翌朝部屋まで持ってきてもらえるシステムのようだ。
 3段寝台のため、ベッドがセツトされると、座った時に頭が使えるのはしょうがないところ。
 シャワーについては明日の朝に浴びることとして、さっさと寝ることにするのだった。

本日の移動経路