2011年 7月9日 8日目 Frankfru経由帰国


ホテル外観
フランクフラト移動
 本日はフランクフルト空港から夕方のJALで帰国するだけだ。
 ホテルを9時にチェックアウトしてトラムで中央駅に向かう。
 ホテル前のトラムはカーゴトラムの運行路線のようなので、最後のチャンスと思い、やってこないか期待していたが、本日は土曜日のため、荷主であるフォルクスワーゲンが休みである可能性が高く期待できないだろう。
 結局カーゴトラムはやってくることもなく、あきらめて中央駅に向かう。
 
 本日の乗車列車はICE1650で、ドレスデンを10時前に出発し、フランクフルト到着は14時30分と比較的長時間の乗車となる。

 ホームに行くと、列車は入線しており、充当車輌は振り子タイプのICE-Tであった。
 二編成連結の後続側編成が我々の指定席ため、乗り込んでみると年輩の日本人ご夫婦が我々の席に座ろうとしていた。
 一応指定席なので動いてもらうが、座席の向きが進行方向に対して背を向けているので、乗り物酔いしやすい妻のことを考え、座席指定されていない運転席直後の区画の席に移動することにして、先ほどの夫婦に席を譲ることにした。

 せっかくの運転台直後の座席ではあるが、連結側のため前面展望が見られるわけではない。
 それに振り子列車と聞くとそれだけで、乗り心地に対して良い印象を持ってない妻のことを考え、振り子列車であることは黙っておくことにした。
 もっともICE-Tの振り子は優秀なのか、私自身作動しているのがよくわからないほどなので、特に問題はないだろう。

 列車は定刻に出発し、一路フランクフルトを目指すが、あんまり速度は上がらない、瞬間的に180km/hまで出したが、その後は120km/hから140km/h程度で最高速度の230km/hで走ることはなかった。

 途中のライプツィヒで進行方向を変えてしまったが、車内は満席のため席を動くことが出来ない。
 妻には申し訳ないが、何とか耐えてもらうことにしよう。

 お昼を過ぎたあたりで、車掌さんに頼んでホットサンドウィチを頼んで、昼食とする。
 食堂車まで行ってもいいのだが、ちょっと混んでいそうなことから、シートサービスで済ませることにした。

フランクフルト市内で最後の買い物
 列車は特に大きな遅れもなく、無事フランクフルト中央駅に到着。
 このまま空港に行っても早すぎることから、コインロッカーに荷物を入れて、初日と同じくレーマーに行くことにしよう。
 お土産が一部不足気味だったことから、カウホーフに向かい、最初は妻のみたい物を見てから地下のチョコレート売り場で職場用のお土産を購入する。
 カウホーフを後にするとトラムの乗り場に戻りつつ、途中のパン屋でケーキと飲み物を買って店の前のテラス席で、しばらく休憩する。

 到着初日に来たときはちょっと時間が遅かったせいか、余り人出が多くなかったような印象だが、今日はかなりの人出で歩くのも一苦労のようだ。

 時間の方は16時過ぎだが、空港に向かうのは18時頃中央駅を出発すれば十分なので、もう少し店を見てみたいらしい妻と別れて、トラムを適当に乗ってから中央駅に戻ることにする。
 レーマーから中央駅と反対方向に行くトラムに乗り、DBのオスト駅の先まで行ってみるが、車の販売店ばかりであんまり面白みがない。
 適当な停留場で降りることにして、Riederhofeいう停留所で折り返し、中央駅まで戻る。
 中央駅に戻るとまだ集合時間までちょっと時間があるが、構内に停車している列車も見慣れた物という感じなので、写真も撮るわけではなく、ブラブラと駅構内を見て回っていたらそろそろ集合時間のようだ。 

ドレスデン中央駅のICE-T

フランクフルト到着

フランクフルトの観光用トラム

レーマー近くを走るトラム

搭乗するJL408便
空港への移動
 コインロッカーの前で妻と落ち合い、荷物を引き出してから、地下のSバーンホームから、空港に向かう。
 今日もパスでの移動なので、余り乗る機会のない、フランクフルトのSバーンの1等車に乗り込むが、別に座席が違うわけでもなく、2等車と設備が異なる訳ではないようだ。
 
 中央駅から10分強で空港に到着し、スカイラインでターミナル2に移動する。
 JALのカウンターは開いており、特に問題なく搭乗券を受け取る。
 カウンターの担当者は、以前から顔ぶれが変わっていないようで、いつものメンバーと言った趣だ。
 搭乗手続きが済んだら、直ぐに出国審査に向かうが、結構な混雑で通過するまでしばらく時間が掛かった。
 いつもなら出国審査後にセキュリティーチェックとなるのだが、搭乗口の近くで行う方式に変更したらしく、以前とシステムが変わっているようだ。

 セキュリティーチェックを抜けると搭乗待合室なるが、ここまで来ると喫煙室がない。
 もう日本に着くまで禁煙かと思っていたが、セキュリティーチッェクの外に出るルートが有るようなので、喫煙してから再度チェック受ければ良いようだ。

 待合い室内にも一応売店があるので、お土産様にドイツワインを仕入れるが、妻の方は小腹がすいているところに、カップヌードルが売られているのを見つけて、食べるかどうするか真剣に悩んでいるようだ。
 
 待合室に人が多く、いったんはやめようと思ったようだが、先発するBAの搭乗が終わり、待合室がガランとしてくると意を決したようで、結局二人分のカップヌードルにお湯を入れてもらって戻ってきた。
 味の方は、醤油味のシーフードと余り見慣れない物だが、日清の物なのは間違いない。
 搭乗してからも直ぐに食事になるかわからないので、ここでちょっと食べておくのは正解かもしれないが、そんなにカップ麺が食べたいとは思わなかった。

 搭乗開始は21時前でどうやら機内はほぼ満席のようだ。
 往路では三人掛けを二人で使えたが、今回は通路側に女性が来たので、真ん中に妻には行って貰い、私は窓際で行かせてもらうことにする。

離陸前のひと騒動
 搭乗も終了しドアクローズ、プッシュバックと順調に進みだしたが、滑走路に向かう途中から様子がおかしくなり始めた。
 誘導路の中途半端なところで止まってしまうと客室乗務員がなにやら乗客の人数を何度も数えている。
 最初は普通に数えていたが、カウンターまで持ち出して何度も数えるので、なにやら普通ではない感じがしてきた。
 外に目を向けると、機体に進路をふさがれた作業車が周囲で大渋滞を起こしている。
 そのうちアナウンスが入り事情の説明があったが、搭乗手続きをした人数と機内の人数が合致しないとのことだった。
 そのうち、機体が邪魔なので別の誘導路にフォローミーカーの先導で誘導されるが、真相が判明したのは30分後であった。

 結局のところ、フランクフルトで他の便から乗り継ぐ乗客をカウントし忘れていたため、乗客リストよりも多い人数が乗っているとのことだった。
 初歩的なミスでずいぶんと足止めを食ってしまったが、特に再出発のため機体から降ろされるようなこともなく、そのまま離陸して日本に向かうのだった。

和食への思い
 機内では疲れが出ているのか基本的に寝ていくが、相変わらず食事の順番は最後の方で、なかなかありつけなかった。
 今回は、帰国便のためか和食が人気でが品切れとなり、洋食しかないとのことだったが、それを聞いた妻はかなり残念そうであっった。
 私の方は、日本以外で積み込んだ和食はとても食べられないと思っていたので、最初から洋食にするつもりであり問題なかった。
 しかし妻の方は心底和食にしたかったらしく、胃袋には洋食を受け入れる余地は残されていないようで、メインにはほとんど手をつけず残してしまうのだった。
 それにしても今回の旅行では妻は最後まで食事については運が無かったようだ。

 その後は基本的に寝て過ごし、成田到着前にはいつもの余りうまくないオムレツを食べれば成田はもうすぐだ。
 
ちょっとだけドキドキの着陸
 成田への着陸は滑走路が短い16Lだが、接地直前のフレアーが早すぎたようで、タッチダウンの位置がかなり奥になってしまい、滑走路の半分を過ぎてもなかなか減速せずに滑走路端がグングン迫ってくる。
 おまけにタッチダウンの衝撃で、通路を挟んだ側の荷物棚が開いてしまい、中の荷物が飛び出してきそうになっている。
 荷物のほうは、下に座っていた人が機転を利かして、ベルトをしたまま手を伸ばして押さえていたので、何とか飛び出さずにすんだがずいぶんと苦しそうな体勢だった。
 最後は逆噴射、フルブレーキをかけつつも、ちょっとオーバースピード気味に誘導路に入ったが、結構冷や汗ものだった。
 無事降機すれば、入国審査、税関と何事もなく抜けて、しばらくぶりの喫煙をさせてもらってから、スカイアクセス線で帰路に就くのであった。

 さて、またしばらくは出歩けそうにないので、お仕事の方をがんばりましょう。

ルフトハンザのA380

本日の移動経路