2014年 9月21日10日目 日本帰国日

 AY2766便


ホテル外観
 本日は昼前の便でヘルシンキを経由して日本に帰国する。
 朝から空港に向かうため本日は完全な移動日となるため、観光などは全く無い。
 昨夜止まったホテルの部屋は、ツインルームで予約していたのだが、何故かベッドはダブルベッドの部屋が割り当てられていた。
 そのため寝ていると妻の寝返りを地震勘違いして慌てて目が覚めることもあり、あんまり熟睡はできていない。
 もっとも状況は妻の方が深刻で、かなりの睡眠不足のようだ。
 今日は基本飛行機での移動ばかりなので、睡眠不足くらいの方が機内でよく寝られていいかもしれないが・・・・

 今日のホテルは朝食が付いていないので、6時過ぎに動き出して駅に朝食を食べに行く。
 前回と同じ店でサンドウィッチを購入して駅のベンチで食べたら、最後と言うことで構内を一巡するべく妻と別行動とする。
 構内で最後の撮影を済ませたらホテルに戻り、出発の準備をすることにしよう。
 飛行機11時15分発なので、9時前には空港に到着しておきたいので、8時頃の空港連絡バスに乗車すべく、7時45分頃にホテルをチェックアウトする。。
 駅に向かうとバスのほうは待機しているがまだ乗車できるようではないようだ。
 それなりに乗客はいるようだが、満席にはほど遠いので席については問題無さそう。
 荷物を床下のトランクに置いたら列の最後尾に並んで、乗車開始をしばし待つ。
 8時過ぎには乗車でき、席に座って発車を待っていると意外と乗客が次から次に来て発車時には8割程度の乗車率となっていた。
 バスは途中マイドリング駅に寄るため、多少遠回りを品柄西駅の南側に有るマイドリングに到着。
 こちらでも結構な乗客があり、結局最後はわずかに立席の乗客が出るほどの混雑となっていた。
 
 マイドリング駅を発車すると、後は空港までノンストップなので、高速道路を快調に飛ばして9時前にウィーン国際空港に到着。
 早速我々が搭乗するフィンエアーのカウンターを探すが、バス乗り場からは結構離れた位置に有るようでしばらく構内を移動する。

 カウンターに到着するとまだ受付は始まっていないが、待っている乗客もほとんどいない。
 今回搭乗する機材小さいのとまだ時間が早いのでまだ乗客が集まっていないのだろう。
 我々が到着してから大して時間もかからず、受け付けは開始となり、成田までの搭乗券を受け取る。
 
 今回のフライトはシェンゲン条約内の移動となるので、出国審査は無く、手荷物検査だけとなる。
 手荷物検査場を抜けると、お土産様のワインを購入したいので、近くのショップで買い物してからゲートに向かう。
 搭乗ゲートはC35でどうやら一番奥のゲートとなるようで結構歩かされる。

 今回の機材はエンブラエルE190でブラジル製の小型双発機となる。
 E190自体はエジプトの出張時に国内線で乗ったことがあるので初めてではない。
 今回の便の運行はFlybeがオペレーションするとチケットには書いてあったが、塗装は普通にフィンエアーの様だし、あくまで運行だけを委託しているようだ。
 てっきり最初はコードシェアなのかと思っていたが、案内表示を見ている限りFlybeとしての便名は表示されていなかったようなので、あくまでフィンエアーの便になるのだろう。
 11時前に搭乗が始まり、席に着くと結構満席に近い搭乗率のようだ。
 ほぼ定刻で出発し、離陸すると一度進路を東に向け、昨日観光したブラチスラバ上空辺りで来たに旋回して、スロバクア、チェコ、ポーランドを抜けてからバルト3国を通過してヘルシンキに向かうようだ。

 機内では簡単なサンドウィッチの機内食が出たが、中身は味の無いトウモロコシような物をすり潰したというか、ゆですぎたジャガイモとも言えないような得体の知れない物体が入っていた。
 恐ろしくまずいのだが、文句を言いながら何とか完食できた。
 妻の方はツナサンドだったが、こちらについても評価は最低の様だった。
 どうもフィンエアーの機内食はまともな物が食べられないのではないかとこの頃から勘ぐり出すようになるが、この懸念はその後確信に変わる。

空港連絡バス

ターミナル内

ターミナル外部・管制塔

離陸後のウィーン空港

不思議な物体が入ったサンドウィッチ


ヘルシンキ到着時

   AY767便
 ヘルシンキまでの搭乗時間は2時間半だが、時差の関係で到着時刻は15時前となる。
 降機したスポットは一番外れの沖止めとなり、ターミナルへはバスで移動となる。
 
 ここで成田行きに搭乗すべく、シェンゲン域外となる34番ゲートへ向かう。
 途中で出国審査を受ける必要があるので列に並ぶが、前に並んでいた女性が中国人だったらしく、いきなり中国語で話しかけられる。 
 本物の中国人に同胞と間違われたことはちょっとショックだったが、帰国後妻が私を撮った写真を見たらサングラスを掛けているとチャイニーズマフィアにしか見えないので、仕方がないかもしれない。
 ショックを受けつつ、ふと見た先には自動出国ゲートがあり、先ほど降りた便の機内誌で自動出国ゲートでも出国スタンプを押してもらえるようだったので、そちらに並び直す。
 自動ゲートではほとんど待たずに自分の順番となるが、パスポートの写真入りのページをスキャンさせて、後は顔写真の照合をおこなうだけなので、ほとんど時間はかからない。
 その後別のブースでパスポートにスタンプを押してもらえば出国審査は終了だ。

 ゲートに到着すると、搭乗機はまだ到着しておらず、妻も免税店を覗いてみたいので別々に構内を散策する。
 適当なところで合流するが、余り時間がつぶせるようなところは無さそうだ。
 
 そのうち搭乗機も到着するが、成田や名古屋、関西行きの出発が競合する時間で有ることから、ゲート周辺は結構大混雑となる。

 出発は若干遅れて、17時30分頃となるが、日本の連休にかかるため機内は満席のようだ。
  機体はヘルシンキヴァンター国際空港の22R滑走路から順調に離陸し、進路を北東に取り、シベリア上空を目指す。
 ウィーンからの便では食事を期待できないと思っていたが、今回出された機内食についても、そのままでは味がせず、相変わらず塩と胡椒のお世話になる。
 自分で味付けするのには反対しないが、そのまま食べても素材の味が余りしないというのも不思議な感じだし、結局いつも塩味だけになっているような気がしてならない。
 妻の方はパスタとチキンの選択から、パスタにする気でいたようだが、直前のところでパスタが品切れとなり、有無を言わさずチキンを配られていた。
 一応機内で寝られるようにワインも頼んでいたようだが、食事が口に合わずに残して空腹気味のところにワインを飲んだため結構酔いが回っていたようだ。
 その後は機内も就寝モードとなり、時差ボケ解消のためには暗い機内でひたすら寝ていくしかない。

 翌朝成田到着前に朝食が配られるが、こちらについても良い評価はない。
 妻の方はもっと深刻のようで、昨晩のワインで体調が優れないところに、また口に合わない食事でダメージの深刻さが増してしまったようで全く元気がない。

 その後期待は無事成田に到着し、11日間に及ぶハンガリー・スロバキア旅行も何とか終了だ。
 成田到着が朝だったため、時差ボケの解消についてはそれほどと深刻にならないで済みそうだ。
 一応翌日までは休みにしているので、会社に行くのに朝起きられないと言うことも無さそうだ。
 
 昼前には無事家にたどり着くが、妻の方はダメージから回復するどころか、より深刻になってしまったようでとうとうダウンしてしまった。
 相変わらず食事面ではなかなか繊細なようで、いつも食べ物がらみでトラブルが絶えない気がする。
 まあ確かにフィンエアーの食事は機内食で私に初めて塩と胡椒使わせたレベルであり、正直勘弁してもらいたいと思うくらいである。
 それ以外はキヤビンアテンダントも愛想が良いし、設備面では全く問題は無かったのだが。
 今後は私一人だったら利用するかもしれないが、妻と一緒の時は利用するのは難しいかもしれないな。

AY767便 A330-300

本日の移動経路