8月24日 Hue観光 Hanoi移動日  

2023年8月24日 フエ市内移動経路図 (出展: Google Map)

Hue駅を出発するSE3列車
本日の起床は7時前。
午前中はフエ駅近くの踏切で撮影してから王宮観光の予定だ。
最初に通過する南行のSE3列車は8時半頃出発の予定なので、朝食を取ってからのんびり動き出すことにしよう。
列車での移動はフエ駅を夜に出発となるのでほぼ一日自由となるが、汗をかいてもシャワーなしで列車に乗車しなけれはならない。

ホテルの食堂は9階でテラス席もありなかなか眺めがよいのだが、とにかく混雑していて食堂内では席が確保できず何とかテラス席に落ち着く。
食後はコーヒーでも飲みながらのんびりしたいところだが、どんどんお客が来るのであまり長居をしづらい状況だ。

食後は準備を済ませて少し早いけど8時にホテルを出発。
踏切のあたりで少しロケハンしてみるがあんまり良い場所はなさそう。
とりあえず踏切での撮影位置を決めると近くのカフェで少し時間をつぶすことにした。
カフェは通りから少し奥まった隠れ家的な店で、エスプレッソを飲んで落ち着くが、ベトナムのカフェのテーブルと椅子はなぜか異常に低くてあまり具合よろしくないところが多い。
こ.の店は他の店よりも多少椅子が高いのでそこまで窮屈な感じはしないが、それて少し低くてあまり座りやすくはないな。
定刻の5分前までカフェで待機し踏切に移動すると詰め所の係員に動き無いように見える。
列車が遅れているのかと思ったがすぐに係員が出てきて踏切も作動し道路が遮断される。
SE3列車は定刻でフエ駅を出発してきており、踏切奥の急カーブの通過区間をカメラに収める。
今回もD19Eの前期型の牽引で相変わらず後期型はあんまり見かけない。

休憩したCafe
  次の列車は時間後のSE19列車で、9時半ごろに通過予定だ。
先行列車が定刻での運転なのでこちらもほぼ定刻での運転だろう。
先ほどのカフェにまた戻りエスプレッソを頼んでしばらく待機させてもらう。
このころから気温が上がりだし、ただ座っていても汗が流れてくるが店員さんが扇風機を動かしてくれたの大分過ごしやすくなってきた。
しかし朝からこれでは昼頃から行く王宮観光は大変なことになりそうだ。

適当に時間をつぶして通過予定時刻前に行くと何やら踏切の詰所で動きがあるので定刻で列車はやってくるようだ。

係員が出てくると踏切が作動し、ゲートを閉めて列車の通過準備は完了。
今回やってきたのはD19Eの後期型が牽引する列車であった。
アングル的には建物が密集しているのであまり良い写真にはならない。
この国で本格的に写真を撮るのならば街中でなく郊外の田園風景のなかで撮るほうがよさそうだが、移動の足に難があるのでなかなか難しそう。
一応レンタルバイクなどもあるようだが日本の免許はこの国では使えないし、そもそもここで運転する自信はないのでタクシーをチャーターする以外はなさそうだ。

撮影を終えたら一度ホテルに戻りシャワーを浴びてからチェックアウトする。
荷物は夕方まで預かってもらいまずは王宮に行くことにしよう。
Grabでタクシーを呼んでまずは入り口まで移動する。
   
Hue駅を出発するSE19列車
 
王宮前のフラックタワー
 ホテルからタクシーで5分ちょっとで入り口に到着、道が混んでなかったのでずいぶん早いが歩いたらそれなりに時間がかかりそうな距離だ。
入り口近くにはフラッグタワーがあり、大きな国旗がはためいている。
中に入るには入場券が必要なので、チケットブースで購入するが、色々なコンビチケットがあるもののそれほど見ることもないので入場のみの切符を購入する。
そもそもここは見に来るつもりでいたが、事前に特にリサーチした場所ではないので敷地内を歩いて見るだけで十分だろう。
ただ地図で見る限りなかなか広い敷地のようなので内部を散策するだけでも大変そうなので暑さと体力次第と言ったところになりそうだ。

まずは正面の午門の受付でチケットを見せて中に入ると二つの池に先にある大和殿はいきなり修復工事中で工事用のシートで覆われていた。
観光に来たら修復工事中というのはよくあることなのだが、ここでも入っていきなりだとなにか見る気が削がれてくるような気がする。

正直どのくらいすごい王宮なのか理解していないので地図を見ながら適当に散策することにしよう。
王宮内を適当に写真を取りながらうろついているもののやはり暑さですぐにへばってくる。
結構欧米人の観光客もいるのだがテンションの高い人もいてなんであんなに元気なのか不思議になってくるが私と同じように暑さにへばり気味の人も多い。
適当に散策しているがそろそろ暑さに限界ということで、途中のカフェで休憩していく。
冷房はないがとりあえず日陰で扇風機の風があるだけでも大分ましである。
 
王宮午門
 


   
   
   
見学を初めて1時間ちょっとで正直私の興味を引く物はあまりなさそうなのでもう少し散策を続けてから王宮を後にして、西側にある線路沿いの方に行ってみることにしよう。
やはり観光に来ても特別有名でなければ線路際で写真を撮っている方が私には楽しいのでこればかりは生まれ持った業としか言いようがない。
歴史好きの人なら一日中いられるかもしれない王宮も私にしたら豪華な古い建物くらいの認識になってしまう。
一応王宮内の散策は2時間半程度で切り上げ、西側の門から外に出る。
時間は13時前くらいで少し遅い昼食にすることにしよう。
出口の門の前には何件もカフェがあるのでその内の一軒に入り昼食にするがでできたのはご飯ばかりの上に豚肉が2枚程度とあんまり食べることができない料理だった。
まあバカ食いできない状態なのでこれはこれでいいかと思いつつご飯は大量に残して店を後にする。

この後は西側の線路方向に向かおうかと思ったが天気が不穏である。
これは一雨来るなと思い急いで移動せず王宮のお堀の周りで様子を見ているとかなり厚い雨雲が近づいてきている。
移動するともろに土砂降りにやられそうなのでまた別のカフェに入り様子を見ることにしよう。

カフェに入り5分もしないうちに大粒の雨が振り出し風も大分強くなってきた。
移動しないで正解だったと思いつつ早く雨が上がらないかやきもきする。
結局20分程度の雨宿りとなったが薄日が差すようになったので線路沿いに移動する。
この後は北行きのSE6列車が13時30分頃に通過する予定なので少し急いで移動する必要がある。
SE6列車は昨日私がホーチミンから乗ってきた列車なので昨日の感じでは多少は遅れてくるだろうから間に合わないということはないだろう。

予定では駅の発車時刻になるころに線路際に到着。
場所はフエ市内を分断するPerfume川のすぐそばでの大通り沿いの踏切となる。
線路は大通り沿いに敷かれているが大型車がバンバン走る通りで道路の反対側から撮影しても車が被りそうなので当然線路のすぐわきに立つ必要があり、結果的にアングルは列車の正面がちにしか確保できない。

列車の通過はまだだったようで踏切詰め所の職員に特に動きはないようだ。
その代わり踏切に隣接している鉄橋上では作業員が保線作業に精を出している。
何やらレールのボルトを交換したり橋梁の塗装作業を行っているようで、彼らが線路上にいる間は列車はやってこなさそうだ。
長期線を覚悟して線路際にたたずむものの、一向に列車がやってくる気配はない。
通過が予定されているSE6列車はともかく反対方向に行く貨物列車もやってこない。
列車が遅れているといつ来るかわからないため、カフェに行くわけにもいかずジリジリと時間だけが流れていく。
結局列車は1時間遅れで14時半ごろようやく通過した。

この後は特に予定がないので、いったん線路沿いの道をフエ駅方向に歩いて向かう。
どうも鉄橋脇にも歩道があり歩けるようだが、一般人が通っていいのかよくわからなかったので並走する道路を歩いて駅方面に向かう。
道路橋のほうが高いので、線路を見下ろしながら写真を撮るには都合が良いとの判断もある。
結構長い橋を渡っていると、鉄橋の橋脚のたもとで釣りをしている人がいる。
釣りをしていること自体は珍しくないのだが、川中にぽつんとある橋脚にどうやって行ったのかが不思議で周囲にはアクセスできるような通路等もないのでまさか泳いで渡ったのかとも思ったがさすがにそれはないか。
歩きながら不思議そうに見ていると向こうも気が付き手を振ってくれるので振り返すがどうにも不思議な方だった。
道路橋を渡り終えるころ線路際で多少開けている場所を発見したので、一度道路橋を渡り切って線路沿いに戻ってくることにするが大分遠回りになってしまった。
列車が来るのでは時刻表通りでもまだ1時間あるので、道路橋を渡り切ったあたりのカフェで水分補給をしていくことにする。
カフェは地元の人で結構にぎわっており、平日の昼間なのに若い人が多く、仕事をしている人というよりは学生が多い印象だ。。
カフェでは小学生くらいの女の子が店を手伝っており注文を取りに来たのでアイスコーヒーを頼む。
それなりに歩いて足が痛くなってきているので、時間ギリギリまでここで休憩させてもらおう。

15時過ぎに動き出し先ほど見つけた撮影地点まで移動する。
場所は先ほどまで撮影していた踏切とは鉄橋を挟んで反対側となる。
場所的にはあまり問題ないが、そばには大きな給水塔が建っており、どうもその陰になりそうなので時間帯としては昼過ぎすぐ位のほうが良かったかもしれない。
列車はいつ来るかわからないので、相変わらず線路際で準備して待つもののやはり遅れているようで予定時刻になっても鉄橋先の保線の人たちは作業を続行しているようなのでまだまだ待機が必要なようだ。

待機しているあたりは線路の保線用通路とも言えない感じなのだが、意外と人通りは多く結構バイクが通過していく。
そのうち保線作業の責任者らしき人が線路を歩いて駅に向かうがすれ違っても特に何も言われなかった。
ただ暑いのに大変だなぁと思っていたらさすがに空調服を来ているようでその手の装備はこちらでも必須なのだろう。

結局ここでも列車は1時間遅れでやってきたが無事撮影も済んだのでこの後の予定は夜の列車で出発するまで何もない。
来た道を引き返し先ほどのカフェで再度休憩して行くことにする。
相変わらず女の子が手伝っており注文を取りくる。

カフェで休憩を初めて時間はそろそろ17時ころというあたりで、立て続けに北行の列車が2本カフェの前を通り過ぎていった。
先ほどの列車が遅れた分、列車の間隔が詰まっていたのか、もう少しさっきの場所で粘れば良かったかもと思いつつ諦めるしかない。

カフェで雨宿り

SE6列車
 
SE6列車

SE4列車

カフェでの休憩後はGrabで楽してホテルに戻ろうかと思ったがしばらく待つものの捕まらない。
暑い中歩きたくないが諦めて歩いてホテルまで戻ることにしよう。
道路のほうは帰宅ラッシュが始まっているのか大分交通量が多く、排気ガスがひどくて環境的にはあまりよろしくない。
意外とこちらでもマスクをしている人は多いが、コロナ対策ではなく排気ガス対策なのだろう。
私もマスクをしていなかったら鼻のポリープが悪化していたかもしれないし、この国で私がが長期間過ごすのは難しそうだ。
途中日本と同じタイヤキの屋台にちょっと興味をひかれたりしながら、6時前には無事ホテルに到着。
ただこのころからおなかの調子がよくなくトイレに駆け込む。
まさか何かに当たったかと危惧したが、食中毒というほどではなかったのは幸いだ。
受付で荷物を返してもらい徒歩で駅に迎う。

乗車する列車は21時前に出発するSE20なので後は駅で出発まで待機するしかない。
駅についてしばらくすると日も暮れたので、駅前の食堂で夕食にする。
昼はあんまり食べられなかったので、適当に並んでいる料理を指さしで注文して席で待つとなかなかいい感じの料理が出てきた。
ちょっと辛めだけどご飯以外は完食し、後はカフェで時間をつぶしたりして出発1時間前には待合室に移動する。
待合室で待機していると、餌になる虫が多いのか天井や壁にヤモリがたくさんいる。
予定時刻の10分前になると改札の案内があったのでホームに移動するが列車の到着までに水などを買い込んで準備しておく。
結局列車は定刻での運転だったようだ。
始発駅が隣のダナンなので遅れる理由もなさそうだし。
到着した列車に乗り込み指定されたベッドに行くと勝手に使っている人がいる。
私の場所だからとどかせるが何やら言って来ている。
チケットを確認すると間違いなく私の場所で、それを見せると諦めたようだ。
どうやら上段の人だったが、始発駅で乗ってこなかったので勝手に使っていたらしいものの動きたくないのか私のチケットが本物か確認したようだ。
とりあえずどかして自分の居場所を確保すれば後はほとんど車窓は見えないのでベッドに横になっていく。
出発して時間もせず、向かい側の下段ベッドの人が電気を消してもよいかと聞いてきたので同意して消灯する。
明日の昼過ぎにはハノイに到着し、南北統一鉄道の往復乗車も完了だ。
 
 
フエ駅待合室のヤモリ
 
SE20列車到着