8月25日 Hanoi到着、観光日  

2023年8月25日 Hanoi市内移動経路図 (出展: Google Map)
本日の起床は5時過ぎ。
ビン駅で降りるらしき上段ベッドのの人が何やらゴソゴソやっているので目が覚めた。
列車は淡々と進んでいるが特に遅れもないようだ。
5時半ごろにビン駅に到着、上段の人は2人連れだが何やらモタモタしてなかなか部屋から出ていかない。
停車時間はそれりにあるから大丈夫だけど日本だったら乗り過ごしになるレベルでのんびりしている。
さすがにそろそろ発車するんじゃないかという頃に部屋から出て行ったがただ単に要領が悪いだけかもしれないがなんでそんなに列車から降りるのに手間取るのか正直理解できない。

明るくなり始めた車窓を見ながら時たまうつらうつらしていたら朝食の車販を逃してしまい朝食は抜きとなった。
そこまで空腹ではないし、昼前にはハノイに着くから水さえあれば問題はないでしょう。
風景は相変わらずの田園風景で特に変わり映えはしないがいつものごとく流れゆく車窓を眺めて過ごす。
向かいのベッドの人も8時前に到着したタンホア駅で下車していき室内は私の貸し切りだ。

その後は新しい乗客も来ることはなく、列車は定刻の運転でハノイを目指す。
沿線には多少民家が増えたと思うと、どの家もベトナム国旗を掲揚しているしその中には鎌とハンマーが交差した共産党旗も混じっている。
その後はやたらと道路沿いに立派な石材を飾っているエリアを抜ければハノイはもうすぐだ。

列車は定刻でハノイに到着し、無事南北統一鉄道の往復乗車も完了だ。
到着したホームは駅舎に隣接していないためこ線橋を渡って駅舎に向かうが、駅の出口ではタクシーの客引きが多く近くのホテルに向かう私は足早に駅を後にするのだった。
ハノイ駅を後にしまず向かうのは先日宿泊したTK123Hanoiホテルである。
本当はもっと北側のトレインストリートに近いホテルを予約していたが、北側のトレインストリートは立ち入りが難しそうなので早々に見切りをつけて、こちらのホテルに変更していた次第である。
ホテルの状況は把握済みだし、南側のトレインストリートに向かうのであればこちらのほうが大分近くなるので都合が良かったためである。

本来チェックインは14時からだが、12時過ぎでも無地部屋に入ることはできた。
まずはシャワーを浴びてさっぱりしてからハノイ駅南側のトレインストリートを目指す。

道中ハノイ駅の前を通りかかるとなぜか鶏が闊歩している。
まさか誰かが飼っているのか?こんな駅前で?と多少混乱しているが鶏はお構いなしにに歩道を走り回っている。
近くの食堂のお客たちも全く意に介していないしありふれた風景なのか疑問に思うが、個人的にはどっかの晩飯が逃げたしてきたのではとの結論に落ち着く。
さすがに首都の玄関口となる駅前で鶏が放し飼いというのはさすがに無理がありそうな気がするし・・・

駅前を進むと沿道には軍装品を取り扱う店が多数並んでおり、ちょっと心惹かれるものはあるが現地の事情かポーチの類は全て緑色なので正直私の趣味には合わない。
黒かカーキ系の色があったら思わず買ってしまったかもしれないがこの国の植生からは逆に目立ちそうなので置いていないようだ。

ハノイ駅南のトレインストリートは北側のように警備員がチェックするようなこともなく入るのには特に支障はないようだ。
写真を撮るためにまずは一度南側の出口まで歩いてを撮影ポイントを探すが、途中のカフェの客引きの圧がなかなかすごい。
北側に比べると観光客が少ないから必死なのだろうが、とりあえず後でまた来ると言ってその場を後にする。
南側の出口の先ではなぜか踏切上にバイクを止めてそのうえで昼寝している人がいる。
なぜわざわざ踏切の上に止めているのか不思議でしょうがないが、それだけ列車が来ないということか。

撮影場所の確認をしていると観光バスが時たまやってきてそれなりの人数がトレインストリートに入っていく。
ハノイ駅の北側ほどではないがこちらも一応トレインストリートと呼ばれているだけはあり、多少は観光客が来るものの北側のように人が多すぎないのと雰囲気があるので私としてはこちらのほうが好みである。

場所を確認したらそろそろお腹が空いたので昼食にしよう。

大通りを歩いているとBain me Kingという商標的には完全にアウトではないかというバインミーの店かあったので、そちらで注文して昼食にする。
バインミーは初めて食べたがパンがフランスパンなので歯ごたえがある。
大分汗をかいたので具材の濃い目の味も丁度よい。
 
後はトレインストリートの北側入り口まで移動し再度中に入ろうとしてら、ハノイ駅側の線路上の扉が半分開いていて機関車がやってくる。
列車が来るのかと思ったらただ単に構内運転の機関車がぎりぎりまで来ただけでそのまま駅のほうに戻って行ってしまった。

改めてトレインストリートに入り先ほど客引きしていたカフェに入るがあんまり繁盛していないのかお客は私一人。
もう少し南側の店はお客が入っていたが駅に近い北側は観光バスで乗りつけられないのであまり客が来ないのかもしれない。

暑さのせいで少ししんどかったがカフェの人が扇風機を出してくれたのでとりあえずは多少復活。
多少長居したもののアイスコーヒー3杯にペットボトルの水を買ったのでまあまあ売り上げには貢献したかな。
そろそろ目当てのSE05列車の発車時刻が近づいてきたので撮影ポイントに移動を開始する。
南側のカフェは観光客が多いが列車がそろそろ来るので店先の椅子などは片づけられ、みんな端っこのほうに移動し始めている。
列車は時間通りにハノイ駅を出発してトレインストリートを通過するが狭い路地なのであまり速度は出さずにやたら警笛を鳴らしながら通過していった。
こちらも写真は無事取れたので本日のトレインストリートはここまでにして、ロンビエン橋に移動することにしよう。 
 
大通りでGrabを呼んで車でロンビエン橋そばのSerein Cafeに到着。
先日一度来ているので勝手はわかる。
列車の通過までは1時間半あるので、とりあえずカウンターでアイスコーヒーを2杯注文して5階のテラス席に移動する。
それなりに長時間居座ることになるだろうから1杯ではとても足りそうにない。
あんまりぎりぎりに来ると席が開いていないかもと思い早めに来たが、他にお客はおらず一番良い席を確保する。
後は列車が来るのでひたすら待てばよいが、予想外に列車は遅れているようで定刻になっても列車はやってこない。
周りにも大分お客が増えたが良い席はそれなりに早く来て席を動かない人が多いことから、私と同じようなことを考えている人は意外と多そうだ。
みんなそれなりにカメラを持っていたりビデオを回しているので列車を待っているのだろう。

段々と日が暮れてシャッター速度の維持が困難になってくるが、ISO感度を上げて対処するしかなさそう。
周囲が大分薄暗くなり、バイクもヘッドライトを点灯するような状況の中やっと列車がやってきたので何とか撮影はできた。
でもあと10分遅かったらかなり苦しかったかもしれないので本当にぎりぎりでの撮影になった。

カフェでの撮影が完了したので、ロンビエン駅に停車中の列車を撮影しておくため、駅裏に向かう。
今日は金曜日のため列車はここロンビエン駅で折り返して隣のハノイ駅までは行かないので多少は余裕をもって撮影できるものの、かなり薄暗くなってきており正直撮影はそろそろ無理になってきたようだ。
適当なところで撮影を切り上げ、お土産を買いに近くのドンガン市場に行ってみるが18時を回っているため今日はおしまいのようだ。
仕方ないのでホテルに戻るが、どうも混雑している時間帯なのかGrabで車が捕まらない。

仕方ないので徒歩でホテルに戻るがバイクの駐車が多く正直歩道は歩きづらいし、大通りを渡るのもなかなか大変だ。
結局徒歩で40分程かかったが無事ホテルには戻れた。
とりあえず汗がすごいのでシャワーを浴びてからホテルそばの食堂で、夕食にする。
炭水化物は食べないほうがいいので、アヒルの焦がしニンニン揚げだけを頼む。
多少スパイシーでおいしいのたが、骨ばかりであんまり食べるところが無くちょっとものたない感じではあった。
食後はホテルに戻りまた早朝からトレインストリートに行くため早めに休むことにしよう。
ただ明日の晩の飛行機で帰国日になるので、荷物の整理だけはしっかりしておかないと。