旅行日記その4

 9月17日 トレド観光
  本日は古都トレドへ行くため暗いうちからアトーチャ駅へ向かうが、地下鉄のなかには 明らかに朝帰りといった方々が多い。でもみんななぜテンションが高いんだろ?恐るべし ラテン民族。
 時刻表では8時過ぎに列車があるはずだか表示にない。駅の案内では10時過ぎまでな いとのこと。そんなばかなと思いつつも時間を潰すためホームの端で喜んで写真撮ってる 自分であった。でも改めて時刻表見ると途中のアランフェスまでは列車が結構あるのでそこまで行くことにする。車内の検札の時には別に聞いてもいないが親切な車掌さんが乗り 継ぎを教えくれた。

 アランフェスは昔王宮があった場所らしい、アランフェス協奏曲で有名だが時間がない ので駅前に出ておしまい。約1時間の待ち合わせのあとトレド行きの快速列車に乗ると 結構混んでいたが何とか席を確保して座る。トレドは支線のため途中から異常に揺れるよ うになり座ってなかったらちょっと辛かったかも。

 トレドは昔首都だったところで中世のまま街並みが残されており、山の上に城壁で 街が守られている。街の中は狭い路地が入り組んでおりまるで迷路。
 まず最初は昔要塞であったアルカサルへ向かうが、日本の団体さんを発見、結構スペインは人気があるのかあちこちで遭遇。
 アルカサルの中は軍事博物館となっており、昔の由緒正しい剣からスペイン内戦時 の銃までなんでもありと言ったところか。内戦時の展示物にわかる人はわかるドイツ製 のMG42がありこんなところで対面できるとは思わなかったのでちょっとびっくり。
 途中食事を挟んで、3大聖堂の1つカテドラルを見学する。 160年かけて造られたというカテドラルの中は荘厳であり、異教徒(と言うより、無神論者)の私でもにわかキリスト教徒になりそうになる。とにかく日本の建築物を見慣れた目にはかなりのカルチャーショックを与えると思う。
 後は街中を散策といっても坂ばかりなので結構ハードだ。4時ごろ駅に戻るが列車は 6時過ぎの発車らしい、でも街まで戻る元気は無く、駅のベンチでのんびりくつろぐ。こ この駅のトイレは噂に聞くアラブ式だった。  マドリッド最後の夕食はレストランが無いこともあり近くの日本料理店へ、メニューに 見慣れぬカレー炒飯があり頼んでみるとただのドライカレーだったのでがっかり。