9月25日 マインツ移動日

 本日の移動経路
 ローテンブルグ → シュタイナッハ → ヴェルツブルグ → 
マインツ

 ローテンブルグ→シュタイナッハ

 この日は当初の予定では8時頃の列車で出発する予定だったが昨日は一日中歩き周ってかなり疲れたので1時間遅らせて9時過ぎの列車で出発する事にした。
7時30分頃に朝食に行くとメニューはいつものオーソドックスな物だが、ここのホテルのダイニングはこの凄く見晴らしが良く、昨日降りていったタウバー川やドッペル橋まで一望できる。
この景色の中で食事出来るだけでも泊まった価値は有ったようだ。
 荷物のチェックを済まし8時20分ころ出発するが、そろそろ手持ちの現金が心許なくなっていたので、途中キャッシングしてから駅に向かう。
 8時45分頃駅に到着するとすでにシュタイナッハ行きのディーゼルカーは入線してはいたが中には入れないようなのでしばらくホームで待つことにする。
発車は9時10分の筈なのだが、時間になっても列車内に入るどころか、乗務員も戻らず動き出す気配はない。
変だなと思っていると、1組の日本人らしきカップルが慌ててタクシーを捕まえて走り去っていった。
どうもおかしいので駅の時刻表をよく見てみると、この列車は土日だけの運転で有ることが発覚。
さっきの日本人はそれに気づいてシュタイナッハまでタクシーで向かったなと納得した。
さて1時間ほど空き時間が出来たが市内まで戻るには中途半端なのでそのまま駅の待合室で時間を潰す。
今日はこの後ヴェルツブルグからICEに乗車する予定なので座席指定だけしておくことにしよう。
結局10時過ぎにローテンブルグを後にすると、昨日利用したシュタイナッハで乗り換える。

 シュタイナッハ→ヴェルツブルグ

 シュタイナッハでは10分ほどの待ち合わせでヴェルツブルグ行の快速列車に乗車する。
この列車も大して人が乗っておらず、結構ガラガラなのでICEの座席しては不要だったかな?
快速列車に揺られること約40分でヴェルツブルグに到着すると、鉄道の要衝のようでかなり大きな駅であった。
 ヴェルツブルグ→マインツ

 ヴェルツブルグでは15分ほどの待ち合わせでICEが到着。
私の座席は食堂車隣の9号車窓際で、座席は2人掛けのイスを向かい合わせてその間にかなり大きなテーブルがセットされていた。
同席者は向かい側にノートパソコンとにらめっこしている学者風の女性、お隣はお婆さんであった。
車内はさらっと座席が埋まる程度で満席と言うほどではないようだ。
乗ってしまえばマインツまでは1時間30分程度でそれほど長い乗車時間でもない。
ヴェルツブルグからしばらくの区間はハノーバーまでの高速新線を利用するので日本の新幹線のように延々と防音壁が続くが、利用する区間はわずかなのですぐ在来線に移る。
在来線区間ではそれほど速度も上がらず、淡々と走ってフランクフルトで進行方向を逆転してから、フランクフルト空港駅を経由してマインツに向かう。
途中車内販売のコーヒーを買って見ると、さすがにドイツらしくカップにコーヒーを入れる線が書かれていた。
13時前にマインツに近づいたので、隣のお婆さんに降りさせて欲しいと英語でいうが、どうやら分からないらしい。
ジェスチャーしてみてもダメみたいで困ったなと思ってたら向い側の女性が通訳してくれて事なきを得る。
向かいの女性にお礼を言ってデッキに向かうと大して間をおかずマインツに到着したようだが、ドアのボタンを押してもドアが開かない。
あれっと何度も押すが開く気配はなくどうしようと思っていたら車掌さんが通りかかりまだマインツでは無いことを教えてくれた。
改めて駅名板を見たらマインツ南駅で、どうやら信号停車だったようだ。
その後ノロノロ走ってマインツ駅に到着し、車掌さんにここがマインツだ言われて、ちょっと照れながら列車を後にする。

 マインツ観光  
 取りあえず駅を後にすると、駅から歩いて5分ほどのホテルに向かう。
本日の宿はベストウェスタンオイローパホテルで、チェックインして室内に入ると余り広くないようだし、やたらとベットが小さい。
ドイツのベットは総じて小さいようだが、ここは特に小さかった。

 荷物を置いた後は早速市内観光に出かけることにする。
まず最初はカイザー通りの奥にあるクリストゥス教会を覗いてから、ライン川河畔に行くが、このマインツの市内の道はどこも微妙にカーブしており、ちょっと歩くと方向が分からなくなる。
別に現在地が分からなくなるわけでは無く、分かれ道でどちらに進むべきか悩んでしまう。
いちいち地図で進むべき方向を確認するが、いつもなら大体こっちの方向で合っていたのにこの街ではどうもよく分からなくなる。
普段から持ち歩いているだけで、ほとんど使用したことのない方位磁石が大活躍するが、今回の旅行で使ったのはここだけであった。
 ライン川とデオドール・ホイス橋 
 なんとかライン川たどり着き、明日のライン下りに備えて切符売り場などを下見する。

しばらく川沿いを散策したのちマインツの大聖堂とグーテンベルク博物館のあるマルクト広場に向かう。
先にグーテンベルク博物館に向かうが、川から来た場合は案内がいい加減だったので間違えて博物館では無く手前の管理棟に入ってしまった。
どこにも入場券売場が無いので、近くにいた人に確認すると博物館は隣だと教えてくれたが、私の他にもどうやら迷い込んだらしい人々が結構いるようで、どう見ても観光客という感じの人々が結構入ってきた。

気を取り直して、博物館に入るがイマイチ印刷技術については詳しくないのでよく分からないが、それなりに古い印刷機が揃えられていた。
 マインツ大聖堂
 博物館の後はマインツの大聖堂を見に行くが、事前情報どうり片方の塔は修復中で全体像は見えない。

内部については正直教会はどこも同じという印象を拭えないのだが、中を見学したり祈りを捧げる人もすくなく、何となくひっそりとした感じだ。

 大聖堂を後にすると昼食がまだだったのでマルクト広場の屋台で、ジーャマンポテトを乗せたパンを買い昼食とする。

 聖シュテファン教会
 大聖堂の次はシャガールのステンドグラスがある聖シュテファン教会に向かうが、相変わらず道が分かりずらく、途中地図で何度も確認して何とか到着した。

内部はシャガールらしく青い光で包まれ、普段見る教会とはだいぶ趣が異なる。
こちらは大聖堂にくらべ結構人が集まっており、内部は結構混雑していた。
やっぱりこのような目玉が無いと観光客も集まらないのかな?

 教会を後にすると南駅近くに城跡があるらしいので行ってみるが、城壁の後らしい物があるが城などは無く、比較的近年立てられた建物が並んでおり、何となく役所か学校のような施設になってしまっているようだ。
長居してもしょうがないので、市電の線路沿いに歩いてマインツ駅まで戻り、構内で列車の写真をちょっと撮ってからホテルに5時頃戻る。

 ホテルでは昨日メールチェック出来なかったので、ここで何とかと思ったが、どうやら直接電話線に繋げる事は出来ない回線のようだ。
それでは音響カプラーを使おうかと思っても、受話器の形が一般的では無いので繋げることは出来なかった。
今日はチェックは無理かと思いちょっとベットに横になったらいつの間にか眠ってしまい、夜11時頃に目が覚めた。
しまったと思ったが、もう食事も出来そうにないし、あきらめて寝直す事にする。

明日は中盤のメインイベントライン川下りだ。