Furankfrt → Wurzburg
本日のお目覚めは午前2時半、、、
流石にこれまでの旅行の中でもこんなに早い時間に目が覚めたのはほとんどない。
昨日、寝た時間が8時くらいだから当然の結果だが、とても起き出す気にもならず、2度寝してから5時前に動き出す。
動き出すと行っても特にすることが有る訳ではないが、今日の目的地ニュールンベルグに直接行っても仕方がないので途中どこかで観光でもしようとガイドブックを調べる。
現地に着いてからガイドブックで調べるというのも間抜けな話だが、今のところここは外せないという所を見つけられなかったのも原因の1つではある。
結局途中のヴェルツブルグで観光することにしたが、丸1日時間を掛けるほど見所も無いのでちょっと中途半端な感じになるかもしれない。
7時過ぎに朝食を取ってから8時前にホテルをチェックアウトし、歩いて1分の中央駅に向かう。
予定では8時半のRE(レギオナル・エクスプレス:快速)でヴェルツブルグに向かうのだが、持参の時刻表と時間が合っているか確認するためちょっと早めに駅に向かう必要がある。
駅の時刻表で確認するとやはり若干時間に違いはあるが、目当ての列車は運転されるようだ。
列車に乗ってしまえばヴェルツブルグまでは約2時間、今回も前回のドイツ旅行に続きジャーマンレイルパスを利用しているが、前回は2等だったのに対して、今回は1等用なのでガラガラの1等に席を陣取る。
今回1等にしたのは前回の旅行で2等は結構混雑している場面が多かったので、まず間違いなく座席指定をしなくても座れる1等にしたのだ。
今回の列車の牽引機はドイツの近郊列車用の古参機110型だが、今回の機関車は後期型で通称「ズボンの折りめ付き」と呼ばれる折れ目が前面に縦に1本入っているタイプのようだ。
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Wurzburg 市内観光
10時半頃ヴェルツブルグに到着、前回ドイツ旅行で乗り換えた駅なので、構内には見覚えがある。
ただ前回はホームから出ることも無かったので駅前がどうなっているかも知らなかった。
とりあえず荷物をロッカーに放り込んで身軽になると、マリエンベルク要塞方面に向かって歩き出す。
駅前のカイザー通りを南に向かい、路面電車の走るモールをぶらぶら歩いて行くが、土曜日のためかかなり人手が多くて活気があるようだ。
マルクト広場、大聖堂と適当に寄り道しながら市庁舎の脇にあるアルテ・マイン橋でちょっと休憩するが、あんまりこれは思うほどの物は無いようだ。
意外と古い建物も有るのだが、単体で建っているのではなく、周りに新しい建物が有ったりするので、写真を撮ろうにも今一良い構図にならないのでろくすっぽ写真も取らなかった。
ただ市庁舎だけはなかなかいい雰囲気だったのでしばらく市庁舎前で眺めていたか。
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アルテ・マイン橋はマイン川に掛かる橋で、橋からは要塞がよく見える。
ここは丁度水運用の水門があり、私が橋に到着したところに一隻の船が進入してきた。
日本では水位調整用の水門などお目にかかれないし、急ぐ旅でも無いので、通過するまで見学させて貰うことにする。
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マリエンベルク要塞見学
水門に船が入ってから抜けるまで約15分掛かったが、一部始終を見学し終わると、目的地のマリエンベルク要塞に向かうことにする。
要塞と言うだけあって、マリエンベルク要塞は丘の上に有るのだが、橋から見上げたときは大して高い丘ではないように見えた割に登り始めてみると意外と高度差が有る。
要塞に到着すると、ヴェルツブルグの市街が一望できるが、雨上がりのような天気で湿度が高く、余り眺望が効かない。
とりあえず要塞の内部を見学することにするが、内部はこれと言って特筆するようなこともない。
というか、説明がドイツ語のためさっぱり理解できない、、、
あとは順路が有るのに何故か行き止まりとなっていて、どう進めばよいのかよく分からなかったが、よくよく聞いてみると途中で見学コースがうち切られていて、入り口に戻るようになっていたようだ。
なんか中途半端な見学のさせかたのようだが、迷っていたのは私だけではないので、やっぱり説明不足のようだね。
要塞内部の見学後は、併設されている博物館の見学だ。
歴史博物館のため、展示品は付近の原始時代の出土物から、中世付近までの展示物が並んでいるが、正直余り興味を引く物がなかったので、さらっと流してしまう。
好きな人には垂涎の展示物なのかもしれないが、私はどちらかというと交通博物館の様な工学系の博物館の方が好きなので、ここは趣味の別れるところでしょう。
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ニュールンベルクへ移動
要塞見学のあとは、途中のマックで軽く昼食を取ってから駅に戻る。
このままニュールンベルクに向かっても1時間で到着してしまうし、ちょっと寄り道して行くことにしよう。
とりあえず13時の列車で南東方向のニュールンベルクに向かわずにいったん南のアンスバッハを経由してからニュールンベルクに向かう。
このルートだとアンスバッハまで1時間、そこで乗り換えてニュールンベルク間でまた1時間の合計2時間となるので、ホテルに向かうのにも丁度良い時間となる。
ちなみにアンスバッハまでは前回の旅行で通った路線を逆に向かうことになる。
途中のシュタイナッハでは前回立ち寄ったローテンブルクへの支線があるし、結構見覚えのある車窓だ。
快調に列車は飛ばし、予定通り1時間でアンスバッハに到着、向かい側のニュールンベルク行きに乗り換えて15時過ぎにニュールンベルク無事到着。
列車を下りてホテルに向かう途中見知らぬ人に話しかけられて、週末用の割引切符が不必要だったら譲ってくれないかと頼まれたが、そんなのは持っていないのであきらめてもらう。
最初は何を行っているのか事情が良く飲み込めなかったので、あからさまに警戒してしまったのはちょっと悪いことをしたかと反省する。 |
本日のホテルも昨日に引き続き駅そばのインターシティホテルだ。
このホテルは明日の目的地鉄道博物館のすぐそばにあるので何かと都合がよい。
ホテルの裏はすぐ線路なので、線路側の部屋なら良いなと思ってはいたが特にリクエストしなかったので道路側になってしまった。
とりあえず部屋でしばらく休んでいたが、このまま引きこもるには早すぎるのでとりあえず外に行くことにしよう。
市内観光の方は明日1日有るので、とりあえず駅に向かい、パスが有効な今日の内に付近の街を往復してみることにする。
ただトーマスクック時刻表と、駅の発車案内が全くあっておらず、どうもこの時刻表は役に立たないようだ。
大体の目安として往復に掛かる時間くらいはわかるが、駅の発車案内で調べないと正確な時間は分からないようだ。
とりあえずホームで列車の写真でも撮ろうかと思ってホームに向かうとティルティゲン行きの列車がすぐ発車するようなので、ティルティンゲン往復に決定して飛び乗ることにする。
ティルティンゲンも以前乗り換えた事がある駅なので全く知らないところに行くよりも多少は安心でしょう。
ティルティンゲンに18時頃到着し、駅前で食事でもと思ったが、あくまでこの駅はジャンクションのためだけに有るようで、駅前には店が一軒もなく、真っ暗だった。
前回もこの駅ではただ乗り換えただけで、外に出てないのでこんなに駅前が寂しいとは思わなかった。
とりあえず食事はニュールンベルクに戻ってからにしよう。
折り返しの列車まで約1時間、冬のドイツは寒さが厳しいかと思ったが、たいして寒くもないまでホームのベンチで列車を待つが、ここの駅はフランクフルトとミュンヘンの間の幹線上の駅なので、ICEやICがひっきりなしに通過する。
折り返しの列車は新型の2階建て列車で、当然2階に席を確保するが、流石に1等車にはほとんど乗客が居ない。
もっとも外は真っ暗なので、1階でも2階でもそれほど関係はないが、何となく2階の方が良いように感じるのは何でだろ?
ティルティンゲンからニュールンベルクに戻ると20時過ぎ、とりあえず駅の売店でブルスト(ソーセージ)とサラダを買って、ホテルに戻って晩飯とする。
食後は睡魔に耐えられず、9時頃撃沈してしまった。
明日は旅行前半の目的地、鉄道博物館の見学だ。
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