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ヴェルニゲローデ→ベルリン移動
この日もいつものごとく5時過ぎには目が覚めてしまい、する事もないことから早朝の町を軽く散歩しに、マルクト広場まで行ってみることにする。
この日は8時30分頃に出発する列車で移動となるので7時過ぎに食堂に行ってみるが相変わらず、ホテルから食堂に入るドアは鍵が掛けられている。
今日も朝食は駅かと思っていたが、外側を回ってレストランの正面口から入ってみたら食事させてもらえるとのことなので、早速食べさせてもらうことにしよう。
内容的にはパンとハム、チーズの一般的な朝食だが種類的には少な目で、若干物足りなさを感じる。
食後はさっさと準備を済ましチェックアウトして駅にむかう。
ヴェルニゲローデ駅まではおよそ10分強だが、石畳のでこぼこが大したことないので、カートを引っ張っていくのも多少は楽だが、これがきついとこの道のりは結構大変そうだ。
列車はすでに入線していたが、まだ乗り込めないようなので荷物を妻に見てもらって、その間に駅前の様子を写真に納めたりさせてもらう。
列車は定刻でヴェルニゲローデ駅を出発し、一昨日乗り換えたビンネンベルク駅で5分の待ち合わせでブラウンシュバイク行きに乗り換える。
乗車時間はどちらも30分程度で、それほど長い乗車時間ではないし、一等車なので快適だ。
ブラウンシュバイクには9時30分頃到着し、30分の待ち合わせで、ベルリン行きのICEに乗り換える。
一応ホームの表示で一等車の位置を調べておくが、到着したICE1の編成は完全に逆向きで、一等車の位置からずいぶんと離れたところで乗車する羽目になる。
とりあえず車内を荷物を輪引っ張って移動となるが、二等車は結構混雑しており、このときばかりは普段余裕があると感じていたICEも狭く感じることとなる。
何とか5両ほど車内を移動して、一等車の区画に到着すると、こちらの方はずいぶん余裕が有り、席も空いていて問題ない。
進行方向向きの2人がけ席を確保して一路ベルリンを目指すが、二人ともなぜか睡魔に勝てず、途中撃沈してしまうのだった。 |
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ベルリンの下車駅は最近出来たばかりの中央駅で、定刻の11時24分に無事到着、今回の旅行で唯一のICE乗車だったが、寝てしまったことが悔やまれる。
この先ドイツにくることが有るかもわからないし、これが最後の乗車になるかもしれないな。
本日の宿はベルリン中央駅の西側となるツォー駅近辺に取っているため、Sバーンで移動となるが、ツォー駅も以前は主要駅だったのに最近はICEが停車しなくなっているのは知らなかった。
ツォー駅のコインロッカーに荷物を預けて、構内のノルドゼーで昼飯とする。
ノルドゼーは北欧に行ってもチェーン店が有るのだろうと思っていたが、実はドイツ国内ばかりで、他国では1件も見かけることがなかった。
宿へのチェックインは後回しにして、本日はベルリンの南西に有るポツダムの観光に出かける。
ポツダムはベルリンからSバーンで30分ほどで、観光に丸1日かかるほどではないことと、パスが有効な日に行くのが経費削減の観点からもこの日に見た方が都合がよい。
SバーンのS7系統に揺られること約30分で無事ポツダム中央駅に到着だが、近郊路線のSバーンも途中で単線区間があったりするなどいろいろと興味深い路線だった。
ポツダムの町は意外と大きく、駅前のバス、トラムのターミナルも結構人でごった返している。
とりあえず1日乗車券を購入しようと自動販売機と格闘するが、どうも良くシステムがわからない。
どうしようか困っていたが、すぐそばに市内交通のインフォメーションが有ることからそちらで一日券を購入するが、対応してくれたちょっと年輩の女性は、英語が通じずドイツ後の単語を並べて何とか切り抜けることが出来た。
ガイドブックを頼りにまず最初にポツダム会議が行われたツェツィーリエンホーフ宮殿に向かう。
中央駅からは市電に乗り、途中でバスに乗り換えが必要になるため、92系統の市電に乗り込むが、しばらく走ってから地図と地形が合致しないことに気が付いた。
いろいろ地図を見た感じではどうも反対側に乗ってしまったようで、中央駅から2つ目の停留所で降りて反対方向に乗り直す。
その後は予定通り、692系統のバスに乗り換え、14時頃無事宮殿に到着。
ツェツィーリエンホーフ宮殿 |
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さっそく内部の見学に移るが、ガイドツアーの団体さんがゆっくり回っているため、いつも周りが大混雑でゆっくり見られない。
内部はアメリカ、イギリス、ソ連の控え室と会議場の見学が可能となっており、それ以外の部屋は見学コースに入っていないようだ。
内部は普通の宮殿と変わりないようだが、会議場では歴史上の大物たちがここで一堂に会したかと思うといろいろ興味深い。
内部の見学は見せる部屋数が少ないため意外とあっさり終わってしまい、中庭の方で写真ほ取ったり、土産物コーナーを覗いた後は、宮殿の周りに広がる庭園の散策に移る。
ただ庭園自体はものすごく広いので宮殿の建物を一周する程度で十分だった。
庭園の散策後は宮殿のカフェで一休みとなるが、サンスーシ宮殿のほうへぼちぼち移動しないと見学時間が終わってしまいそうだ。
元来たバス停に戻ると次のバスまではしばらく時間が有るようだ。
日向にいると良い天気のため結構暑い。
木陰でしばらく待っていると、バスが到着したので再度市電の接続停留所まで戻る。
サンスーシ宮殿行きのバスは中央駅から出ており、路線図を見たところ途中からでも乗れそうなので、ニコライ教会あたりの停留所で一度降りるが、うまく接続していないようなので、結局次の市電で中央駅まで戻ることになる。
中央駅でサンスーシ宮殿へ向かう695系統のバスを待っていると、すぐそばで高校生くらいのバカップルがイチャイチャしているのを見て妻が一言。
「日本でもそうだけど、人前で大ぴっらにイチャイチャしているのってブサイクなのが多いね。」
言われてみれば確かにそうだと納得することしきりで、正直目のやり場に困るからでは無く、見ていて見苦しいからやめて欲しいというのが本音だ。
まあこのバカップルが二人だけの世界を作っている脇で、極東から来た旅行者にボロクソに言われているなど知る由もないのだろう。
それとは別にその隣には初々しいカップルもいたが、そちらの方がずいぶんと美男、美女と言った感じでイチャイチャ度合いと見てくれに法則性があるのかもしれない。
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サンスーシ宮殿 |
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695系統のバスで10分ほど揺られるとサンスーシ宮殿の裏側に有るバス停に無事到着。
時間の方は16時半近くになっているが、何とか最後の方のガイドツアーに申し込むことが出来た。
内部の見学の方は入り口でモップみたいなスリッパを渡され、靴の上からそれを履いてガイドフォンを聞きながらガイドに付いていく。
スリッパは普通に歩くとすぐ脱げてしまいそうになるので必然的にすり足となるのだが、何となく床のモップがけを行っているような気分になってくる。
内部の方は結構豪華な内装なのだが、ガイドフォンの解説が終わる前に次の部屋に進むので、神経を解説を聞くことに使いすぎて意外と内部の印象が薄い。
また宮殿の半分は来客用のゲストルームとの事だったが、部屋への出入りは廊下を使用するのでは無く一旦庭に出てから移動するとのことで、冬の悪天候時など寒くてしょうがないのではないかとの疑念が湧いてくる。
ガイトツアーが完了すると、出口でスリッパを返して、宮殿正面の温室の段々畑を下って下の広場の噴水に向かう。
この段々畑の温室は果物類の栽培をしていたとのことだが、我々が良く知っている温室とは異なり、壁面にガラスの扉が付いた奥行きのない棚のような場所だった。
ぱっと見では奥行きがないので、日中太陽光が当たっているときは暖かそうだが、夜間は外気温と一緒になってしまうような構造のように見受けられ、温室としてちゃんと機能を果たせていたのかイマイチ疑問が残る。
この後は内部の見学は出来る時間ではないので、中国茶館と新宮殿を外から眺めるためぶらぶらと歩いていく。
サンスーシ宮殿から中国館までは500m程度なので対した距離ではないが、新宮殿は2km以上ありちょっと行くのが面倒ではある。
中国茶館は白い円形の建物で、柱や銅像類は金箔張りの様でずいぶんときらびやかだ。
柱の装飾もこっているのだが、金色の輝きが目に痛いのが惜しいところだ。
内部は見学できる時間ではなかったことから、外から眺めておしまいとなり、適当なところで新宮殿の方に向かうことにする。
新宮殿とオランジェリー |
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、新宮殿の正面に続く道を歩いていくが、かなり距離が有るようで彼方に宮殿の正面が見えるのに歩いてもなかなか近づいてこない。
中国茶舘から歩くこと約15分で何とか新宮殿に到着。
どうやら正面の一部は修復工事中の様で足場が掛けられているのが残念なところ。
新宮殿は部屋数は200以上有るとのことで、きっちり見て回ったらそれだけでずいぶんと見学に時間がかかりそうだ。
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とりあえず正面のあたりを散策してから再度サンスーシ宮殿に戻るべく、元来た道を引き返す。
今度はサンスーシ宮殿まで2km以上有るので結構歩くのがだるくなってきた。
途中オランジェリー前でしばらく写真を取るが、かなりだるくなっているので近づいてよく見ようと言う気にならなくなっている。
適当に流した後は、最後にサンスーシ宮殿脇にあるフリードリッヒ大王の墓を探してからバスに戻る事にしよう。
大王の墓の方はガイドブックにおおよその位置が書いてあったが、あまりに簡単な墓のため見落としていてしまいすぐには見つからなかった。
最後には何とか発見し満足してからバス停に戻る。
バスで中央駅に戻ると時間はそろそろ19時半で、ずいぶんとお腹の方もすいてきたことからポツダム駅構内のアジアメシ屋で夕食にする。
久しぶりのアジア系の味にちょっとホットするが、まだまだ和食が恋しいという感じてはない。
8時前のREに乗車し、ツォー駅に戻りコインロッカーから荷物を引きだした後はUバーンでホテルに向かう。
本日のホテルはクーダムの外れに有るホテルアトランタ。
ホテルの位置はすぐにわかったが、どうも扉がロックされているようだ。
ひょっとして到着が遅くなり閉め出されてしまったかもと危惧するが、横にホテルの呼び鈴が有るので押してみると、しばらくしてドアのあたりでジ〜〜〜ッと音がする。
最初は意味が全く分からなかったが、妻が音がしている間に扉を開けるのではないかと言うことに気が付き、何とかホテルに入ることができた。
このホテル受付は2階で我々の部屋は3階だが、どうも雑居ビルの一部がホテルになっているようで、あまり良い感じではない。
部屋にはいるとずいぶん狭い部屋で、中が暑いことから窓を開けるが、机が引っ掛かってちゃんと開けることが出来ない。
これまでのホテルでは最低のホテルの様だが、まあちゃんと掃除されているようだし、値段を考えればこんな物か。
今日はずいぶんと歩き回ってたのでずいぶんと疲れた。
今夜はよく眠れそうだから明日あたりには時差ぼけも多少解消しそうだ。 |
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