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この日はベルリンから列車で2時間のシュバリーンに移動する。
列車の方は9時20分に中央駅を出発することから8時30分頃ホテルをチェックアウトし、ツォー駅からSバーンで中央駅にむかう。
中央駅には9時前に到着したが、我々の乗るヴィスマール行きのREのホームは地下ホームのようだ。
てっきりベルリン中央駅は元から有る本線にだけ駅を設置した物と思っていたが、別途地下に大がかりなホームが有ることは今回初めて知った。
列車の方は定刻に到着し、Class114に牽引された2階建客車の1等に乗り込むが、他に全く乗客がおらず1等はまるまる我々の貸し切りとなり、シュバリーンへ向かう。
乗ってしまえば乗り換えなしの2時間の列車で、ベルリンの市街地を抜けるとのどかな田園風景がが続く。
途中駅ではちょっと長めとなる停車時間を利用してホームに降りてみるとホームの彼方になにやら変わった列車がいるらしいのだが、距離が有りすぎで判別できない。
色からしても一般的なドイツの車両とはかけ離れているようだ。
こちらの列車の出発時にカメラをむけてみると、問題の車両は保存機となっているE44型であった。
一応シャッターは切ったが、列車の窓越しのためちゃんとした写真が撮れなかったのが悔やまれる。 |
乗車から2時間で目的地シュバリーンに到着となるが、駅手前で信号停車に引っ掛かりまくっていたのでかなり遅れての到着だ。
まあ、別に乗り継ぎがあるわけでもないので問題ない。
本日の宿は駅前のインターシティホテルで、まだ12時には少し早いが問題なくチェックインでき、さらに市内のバス市電用のパスがもらえた。
ただ、この町は小さいのでバスとかは乗らないかもしれないな。
部屋の方は広さはまあまあで、ベルリンがイマイチだったためかなり良いホテルに思えてくる。
とりあえずは荷物を置いたら、食事をしに外出するが本日は日曜日のため開いている店も少ないかもしれないことから、駅の売店でサンドウィッチを購入して昼食とする。
食後は早速観光となるが、目当てのシュバリーン城までは大した距離ではないことと途中に多少なりとも見所も有ることから徒歩で観光することに決定。
せっかくホテルの人がパスをくれたのだが、そもそも走っているバス・市電を見かけないので出番はなさそうだ。
最初は駅から見える湖の畔を通って、町の中心部に向かうが日曜日と言うこともあり、店はほとんど休みのようで、わずかにカフェなどが営業しているだけだ。
メインストリートの方も我々のような観光客がチラホラいるだけでずいぶん寂しい印象を受けるが、平日なら人でも多くまた違った印象を受けるかもしれない。
まずは湖からもよく見えた大聖堂に向かう。
中にはいると案内の女性が塔に上がるのかと訪ねてきたが、ケルンで懲りているのですっぱり断る。
中の見学だけなら無料とのことで、さらに日本語のガイドを貸していただいた。
ここまでしてもらうからには後で少しでも寄付していかねばと思うが、たいてい無料で見学させていただいた教会にはほんの気持ちだが、財布の中身の半端な硬貨を寄付することにしている。
大聖堂の内部は白が基調で全体的に明るい印象を受ける。
側窓のステンドグラスも年代物という感じではないが、なかなか良い感じだ。
適当にガイドを読みながら一巡した後は、この町の最大の名所となるシュバリーン城へ向かうことにしよう。
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シュバリーンの町は意外と細かなアップダウンが有るようで、結構雰囲気の良い路地も有ったりして意外とおもしろそうな町だ。
途中マルクト広場に寄ったが、お城の方は大聖堂から15分程度で到着だ。
最初お城が見えたときには凄くきれいなお城だと感心していた妻だが、城に近づくにつれて違和感を感じたようだ。
私は特に気にとめるほどではなかったのだが、妻に言わせるとお城がきれいすぎるらしい。
言われてみれば確かに外壁の色がきついかもしれないし、最近復元したのでは?と言う程度の感想だが、妻の方は復元するにしても最初からこのような色だったのか疑問を持っているようで、この配色はどうも適当に塗ったのではと懐疑的のようだ。 |
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お城の配色に付いては賛否両論だが、湖の畔に建つ城のロケーションはなかなか良く、もっと有名でも良いような印象を受けるが、城が多いドイツでの知名度はあまり高くないようだ。
内部は比較的最近のお城らしく、意外と近代的で部屋も落ち着いた感じがしてなかなか好感が持てる。
内部は意外と広くてそれほどゆっくり見て回ったわけではないが、意外と時間がかかった。
見学後は城の湖側の庭園を散策するが、なかなか良い状態に整備されており見ていて楽しい。
ただ残念なのは、お城の庭園側は修復工事の足場が一面に掛けられており、写真を撮る気にならなかったことだ。 |
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しばらく庭園の散策をするが、この日は天気が良くないためか風が吹くと結構冷える。
とりあえず駅の方向に向かうがあわてても次に向かうところはないことから、カフェで休憩していくことにしよう。
お城の近くのカフェは観光客が多く、結構繁盛しておりなかなか良い席が内ので適当に確保した席は女性用トイレに近かったため、トイレ渋滞のおばさまたちが常に席のそばに立っているのが落ちつかない。
適当なところで店を後にするが、正直この町の見所はここだけのようで、時間の方は3時半とホテルに引きこもるには早すぎる。
結局この後は自由行動として、妻はメインストリートのウィンドウショツピングに私の方は駅で撮影タイムといつもの行動に移るのであった。 |
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この駅はどうも撮影しにくい構造をしており、2面4線の配線なのだが、片方のホームには入れないようになっており、生きている方のホームから狙うが架線柱が多く、イマイチアングルが決まらない。
駅のヴィスマール方では見慣れない架線作業車が本線上に陣取っており、ホームに発着する列車のダイヤも乱れまくりのようだ。
ホームに掲げられている列車の発着案内と全く整合性が付かず、乗客の方も結構混乱しているようで、次の列車がどちらから来るのかもよくわからないので、適当に決めたホームの端で列車がくるのをひたすら待って、何とか2本ほど撮影するが、待ち時間の割に撮影できた本数が少なく疲れてきたことから、5時前に切り上げホテルの方へ引き上げることにする。
この日の夕食は町の方はあまり店がやっていないようなので、駅のアジアメシ屋ですますことにする。
このホテルは無線LANが通じることから久しぶりメールチェックをするが相変わらず大量のスパムばかりでうんざりだ。
明日はドイツ最後の町ハンブルグにリューベック経由で移動となる。
前半戦のドイツもそろそろおしまいだ。 |
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