ブタペスト東駅
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この日はブタペストを発ち、次の目的地シュコルツに移動する。
昨夜購入した列車の切符は8時30分発のIC502列車で、ハンガリー国内は鉄道の利料金が高くないので、今回は1等車を予約していた。
ホテルでの朝食はいつもと同じ、6時30分から開始するが、初日に比べるとだいぶ利用客が少ないような印象を受ける。
食後は最後の荷造りをしてから、7時20分頃にホテルをチェックアウトして地下鉄で1駅の東駅に向かう。
駅には7時30分頃到着し、出発まではまだ1時間有る。
出発列車の表示は出ているものの、ホームはまだ確定していないようだ。
出発まで余裕があるのに早めに駅に来た理由は、まだハンガリー国鉄の列車の写真を撮っていないので、ここでちょっと撮影させてもらいたかったからである。
妻に荷物番をしてもらい、構内をほっつき歩いて停車している車両を適当にカメラに納める。
構内にいる機関車は在来型のV43型と新鋭機の480型がほとんどで、後は入換用の機関車が多少いる程度だ。
機関車の銘板を確認すると、V43はハンガリー国産のGanz社製で480型はボンバルディアであった。
480型は外観からドイツの185型汎用機関車の同型機のようだ。
構内で適当に写真を撮ったのち妻と合流するが、相変わらずホームが確定しない。
その内ハンガリー国鉄の職員がどこに行くのかと聞いてくるので、チケットを見せると1番線と教えてくれたが、我々の荷物を持ってそちらに向かおうとしている。
正直頼みもしないのに荷物を運ぼうとする人間には禄なやつがいたためしがないので、自分らだけで問題ないと断るが、結構食い下がってくるので、こちらも真剣にお断りする。
一応親切からかもしれないが、先日荷物を盗まれているので、正直荷物を他人に触られるのも嫌だったのが本音である。
再度案内板を見ると、ホームが確定しており、確かに1番線のようだ。
到着列車の後車客でごった返す構内をバックを引きながら流れに逆らい、何とか列車に乗り込むことにする。
今回の1等車はコンパーメントで、我々の他には余り乗客がいなさそうなので、相部屋になることはなさそうだ。
全体の編成を見ても、1等車1両、2等車2両の3両編成で先頭で待機する新鋭機の480型では、力が余り過ぎのような気がする。
目的地のミシュコルツまでは約200kmで、途中駅にはFüzesabonyの1駅しか止まらず、所要時間は約2時間だ。
列車は定刻で出発し、しばらくは連絡線のような路線を小刻みに進路を変えながら西の方に向かっていく。
ブタペストの郊外を抜けると列車の速度も上がりだしたが、最高速度は120km/h程度のようで、それほどスピード感は感じない。
沿線は余り起伏のない平原といった趣で、相変わらずトウモロコシ畑などの農地になっているところが多い。
ミシュコルツには定刻より約10分遅れて到着。
一応ハンガリー第三の都市ということで、それほど多くはなかった列車の乗客も大部分がここで下車する様だ。
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東駅構内 |
東駅構内 |
乗車列車 IC502列車 |
IC502列車牽引機 480型 |
ミシュコルツ観光
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ミシュコルツ駅前
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無事ミシュコルツに到着したが、ホテルに向かう前に済ませておかないといけない用事が2つ有る。
1つは明日の移動用の切符を購入しておくことで、構内の切符売り場に行き、プリントアウトしておいた時刻表を見せて、明日のコシツェ行きの国際列車の予約をしておく。
窓口に並ぶと国際列車は専用の窓口の様で、当初買おうとした9番窓口では7番窓口に行くように言われる。
2つ隣の7番に行くが、係員もおらず窓口はクローズされている。
というか空いているのは6番と9番だけである。
仕方ないので、となりの6番の窓口で聞くとぶっきらぼうに7番だとたらい回しにされる。
さすがに7番はクローズされているぞ!!と訴えると、なにやら奥に声をかけて係員を呼んでくれた。
まあちょっとだけ共産圏の窓口たらい回しの気分を体験できたと思えば、特に腹も立たない。
チケットについては、機械での発券かと思ったが意外なことに国際列車は手書きのようだ。
一応1等車をリクエストしてみるが、2等しかないらしい。
明日のチケットが入手できれば、1つめの用事は完了し、2つめの用事に移る。
こちらも似たようなものだが、ミシュコルツのホテルに行くにはトラムに乗る必要があるので切符が必要だが、ブタペストほど英語が通じないので、その都度切符を買うのは難しい。
よって駅に有るであろうトラムの切符売り場で1日乗車券を買おうという次第である。
駅舎を出て駅前広場に出てみると、想定外の駅前広場の寂しさに一時呆然とする。
確かここはハンガリー第3の都市だったはずなのに、駅前にはトラムとバス乗り場があるだけで、お店の類は全くなく、どちらかというと空き地が目立つようなロケーションである。
トラムの乗り場に通じる地下道もボロボロでこれはとんでもないところに来たのかもしれないとちょっと後悔する。
トラム乗り場に行くとホームの外れに切符売り場らしき建物が有るので、そちらの年配の女性係員にトラムの24時間券と現地語で紙に書いて見せるとすぐに理解してもらえた。
ここまでは想定していたので問題は無かったが相手が言っている金額が全く理解できない。
困った顔をすると、窓口の奥に置かれたディスプレイの金額を指で指してくれたが、文字が小さすぎて見えない。
仕方がないので、お札を出して相手に必要な額を取って貰うことで、なんとか購入完了だ。
取り急ぎ待合室で待機して貰っている妻の元に戻り、改めてトラム乗り場に移動する。
トラムは5分間隔程度で運行されているようで、駅前に停車しているトラムに乗り込むが、なぜか運転台そばの扉しか開いておらず、そちらから車内に入り、使用開始の刻印を打ってから奥に進み、空いてる座席を確保する。
ここのトラムは2系統あるが、行き先が分かれるのはホテルの先になるので、1系統、2系統どちらに乗っても関係ない。
乗車してしばらくすると発車するが、ホテルの有る位置はおおよそ分かっているものの、正確な場所は分からないため、GPSで現在位置を確認しながら、降りる停留場を見逃さないようにする。
駅前の辺りは非常に寂れた感じであったが、トラムが進む方向は街の中心部で、それなりに賑わっているようなので安心した。
下車したのはVillanyrendorと言う停留所で、とりあえず妻に待機して貰いホテルを探すと停留所のすぐそばに見つけられた。
ホテルに移動するが、看板はあるもののどう見てもレストランの様である。
建物の脇にいた女性にホテルを聞くと、このレストランで間違いないようだ。
内部に入りカウンターに行くと、宿泊客であることはすぐ分かってもらえチェックインさせて貰おうとしたが、時間が早いためまだ部屋が用意できないようだ。
まだ昼前なので当然かと思いつつ、荷物だけ預かって貰って観光に行くことにしよう。
一端外に出ると、だいぶ気温が高くなっているため、上着などを脱ぐためホテル前のベンチで服をバッグに詰めたりしていたら、先ほどのホテルの人がやってきて、部屋の用意ができたのでチェックインさせてもらえることになった。
レストランで書類に必要事項を記入して部屋に案内してもらうが、ここはホテルというよりペンションのため、一端外に出てレストラン脇の門から建物にはいる。
部屋の方は十分な広さで非常に清潔で快適に過ごせそうな感じだ。
朝食については8時からレストランで食べられるとのことだが、我々は7時過ぎに出発する予定なので、不要だと伝えると、今日中にサンドイッチを用意して、部屋に届けてくれるとのことで、非常にサービスがよい。
取り急ぎ部屋に余計な荷物を置いたら観光に早速観光に出かけることにしよう。
観光といってもこの街はもともと工業都市のため、余り観光するところはないが、この町の外れから森林鉄道が運行されており、途中のリラフレドは避暑地として有名なので、そこに行くことにしていた。
ホテルを出発すると現金がちょっと心許ないので、ホテル隣の銀行で現金を確保してからトラムでさらに街の奥に行くことにしよう。
森林鉄道の乗り場はトラムと隣接しているが、1系統のトラムでないと途中で違う方向に分かれていくので、1系統のトラムに乗車する。
ここでもどのくらいで到着するか分からないので、GPSを頼りに下車する駅との位置関係をチェックする。
森林鉄道の乗換駅Miskolc-Dorrottya Uで下車すると、停留場のすぐ前が森林鉄道の乗り場であった。
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ホテル外観
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ホテル室内
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ホテル室内
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ホテル中庭
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昼食のスープ
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時刻は12時ちょうどで、構内の時刻表を見ると次の列車は12時45分だ。
駅に隣接してレストランがあるので、こちらで昼飯にさせて貰うことにしよう。
私のチョイスは、前菜に野菜のスープとダックレバーで、妻はメインのダックレバーのみを注文。
店に入ったときはそれほど混雑していなかったが、途中から結構混雑し始め、ウェイターは忙しそうだ。
スープの方は、唐辛子の粉末をかけて食べるとそれなりにおいしいのだが、そのままでは相変わらず味が寝ぼけているような気がする。
ホアグラで有名なハンガリーであるが、メインのダックレバーは当然ホアグラとは別物である。
味の方は何となく日本でも食べたことがあるような味付けで、それなりに食べられるのだが、若干臭みが残っている。
妻の方は、最初は普通に食べていたが、最後の方は若干生焼けで血のかたまりが出てきたところでギブアップとなり、完食には至らない。
また、レバーの生焼け具合にダメージを受けたようで、その後は急速に食欲が無くなったようだ。
さらには、今回の一件でハンガリー料理は受け付けないような発言が飛び出し、これまで蓄積されたダメージの一端をうかがえた。
食後は列車の出発時刻が迫っているので、申し訳ないがウエイターを急かして、急ぎ会計を済ませ、駅に向かうがなぜか列車がホームにいない。
おかしいなと思いつつ、切符売り場に行くと、12時45分は本日は運転せず、次は14時発とのことであった。
どうやら12時45分発は8月までの運転だったようだ。
レストランのウェイターを急かして申し訳ないことをしたと思いつつ、次の列車までどうするか思案のしどころであるが、トラムの終点付近にディオシュジュール城が有るので、そちらを先に見ようと提案があり、それに乗ることにした。
実際のところ時間としては微妙だが、とりあえず駅でボッーとしているよりは、トラムで移動している方が景色が流れる分楽しめるし、とりあえずお城の位置はガイドブックの地図には載っていないので、後で来るとき下調べ的な事になりそうだ。
ガイドブックでは、トラムの終点から徒歩10分との事であるが、終点の付近を見回した限りではお城の姿は見えない。
バスを待っている人にお城の単語を見せると、トラムで乗ってきた方向を指し示している。
結局トラムの終点付近をしばらくうろちょろした後、時間が意外と時間が経っていたことから森林鉄道の駅に引き返すことにする。
駅に戻ると、ちょうど列車が到着するところであった。
先ほどの窓口で往復乗車券を購入して、結構気温が高いことからオープン客車に席を確保して、風に吹かれて列車に揺られることにする。
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昼食のメイン ダックレバー
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森林鉄道の案内板
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森林鉄道構内 |
森林鉄道駅名表
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森林鉄道駅前のトラム |
森林鉄道乗車
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森林鉄道
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森林鉄道車内 |
森林鉄道
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列車は機関車1両に通常の客車が1両と窓のないオープン客車が1両の計3両編成だ。
オープン客車に陣取り、発車を待っていると、客車の外側の足場を伝って車掌さんが検札に来る。
全ての乗客の検札が終わると運転手に合図して、出発するようだ。
最初の区間は森林鉄道と言いつつも、市街地を走るため、普通に暑い。
先ほど訪れたトラムの終点、Diosgyorの辺りが森林鉄道の車両基地になっているようで、大量の客車が留置されていた。
おそらく夏の最盛期には、客車がフル稼働するのだろう。
また機関車については基本的に検修庫に入庫しているようで、隙間から見た限りでは大部分の車両がメンテナンス中のようだ。
Diosgyorを過ぎると市街地も終わりのようで、沿線は森林地帯となっていく。
森の中にはいるといきなり空気が変わったようで、ひんやりとして気持ちいい。
列車徐々に高度を上げて、山中に分け入っていく。
途中分岐線が右側に分かれて高度を落として行くのに対して、こちらの本線はずっと上りっぱなしである。
道中は基本的に森の中を進むため、見晴らしは効かないが、下車駅のリラフレドが近づくと結構な谷に沿って列車は進んでいく。
出発から約30分で下車駅のリラフレドに到着。
構内には3角線が有る辺りがいかにも森林鉄道らしい。 ミシュコルツの市街から5kmも離れていないが、避暑地で有名なだけはあって、相当涼しく、ちょっと肌寒いくらいだ。
駅から続く道を下ると、すぐに湖となり、その反対側には有名なルネッサンス様式のホテルPalotaの裏庭につながっている。
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走行風景
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走行風景
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リラフレド駅
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リラフレドの湖
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リラフレドのホテル
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ホテル裏の滝
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ホテル裏庭園 |
ホテル裏庭園
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ホテルの裏には、花壇が整備され色とりどりの花が咲き乱れている。
意外と奥行きの長い庭園の様で、有る程度のところで引き返すが、谷の下の方は別荘街となっているようだ。
湖まで戻ると、帰りの列車の出発まで時間があることから、近くのカフェで休憩させて貰うことにする。
またしてもここで甘い物を補給させて貰うが、妻の方は昼のダックレバーのダメージから回復していないようで、飲み物だけにするようだ。
こちらはなかなか見ない、スイートダンプリングなどと珍しい物があることから、ちょっと冒険だが注文してみることにする。
カフェの中にはキジトラの猫が1匹おり、意外と良い面構えをしている。
お店の人も特に追い払うようでもないので、この店で飼っているのかもしれない。
さて運ばれてきたダンプリングは外見はまさにチェコで見たダンプリングだが、粉砂糖とイチゴソースがかけられている。
早速食べてみるが、正直一口目で後悔し、外れを引いたことを自覚した。
見た目はダンプリングそのままなので中身も当然そうなのだが、水っぽい味のないたこ焼きのようなものでさすがの食欲魔神の私でも完食することは非常に困難だった。
いきなり残すのも忍びないことから、ソースを絡めて2個までは食べたが、それ以上はさすがに苦しくてギブアップだ。
一応妻もちょっとだけ食べてみたが、評価は私と変わらない。
適当なところで駅に戻るが、道の途中にはぽつんと一件の土産物屋がある。
ただ余り人通りが多いわけでもないので、商売になるのかちょっと不思議な店ではある。
駅前に戻ると駅前の方は結構土産物屋、レストランが有り、それなりに繁盛しているようだ。
列車の到着までもう少しあるので、妻は土産物屋をのぞきに行き、私はその駅構内を散策する。
列車は15時30分頃到着するが、意外と降りてくるお客が多いようだ。
客層としては小さな子供を連れた家族連れがメインらしい。
入れ替わりにこちらも行きと同じオーブン客車に乗り込み、出発前の検札が済むと、列車は麓を目指して、出発していく。
リラフレドを出発してすぐトンネルとなるのだが、トンネル内にも、車内にも照明が無いため、完全な暗闇となる。
列車は順調に森を下り、市街地に入る頃にはだいぶ気温が上昇したように感じられる。 |
カフェのアイドルの猫
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スィートダンプリング
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駅構内
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ディオーシュジュール城 |
16時過ぎに始発駅にも戻って来たら、次はお城に行くことにしよう。
一応18時まではやっているようなので時間的には問題ないが、場所についてはまだ完全に判明していない。
森林鉄道に乗車中も付近にお城がないか探していたが、それらしい物は見つけられずにいた。
とりあえず駅前のトラムに乗り、終点のDiosgyor方面に向かう。
途中何気なく見ていた道路標識にお城のマークが有ったことから、急遽止まった停留場で降りてみる。
降りた停留場は終点の1つ手前であった。
看板を頼り、停留所から南の方に進んでみるが、その先には看板のような物がない。
とりあえず近くにいた人に聞くと、もう1ブロック進むとお城の門前通りに出るようだ。
言われたとおりに行ってみると、確かにお城に通じる並木道が有り、しばらく進むと、やっとお城に到着だ。
お城は4隅に塔があり、どうやら上まであがれるらしい。
取り急ぎチケットを買い、場内に入るが妻が見つけたチケット売り場の注意書きには所々崩れるので注意することと書いてあるようだ。
外観からするとだいぶ崩れているところがあるようなので、確かに危ないかもしれない。
場内に入ると内部は崩れそうな外観とは裏腹に修復したてのようで、だいぶ綺麗になっていた。
一応展示室なども有るようだが、ほとんど展示物がないようなので、塔に上がることにするが、4本の塔の内、上がれるのは1カ所だけのようだ。
非常に階段幅が狭く上りづらい螺旋階段に悪戦苦闘しながら上に上がってみると、夕暮れのミシュコルツの街が良く見渡せる。
北側のトラムが通る道路沿いには同じ形のアパートが延々と続き、なかなか壮観な眺めではある。
適当なところで、お城を後にすることにして、停留場まで戻りトラムでホテルの有る停留所の1つ先の街の中心部まで戻ることにする。
中心部にはショッピングセンターが有るとことから買い物でもとようかと相談していたが、荷物が邪魔なことと、ホテルで用意してくれている朝食の具合を見てから買い物のすることになり、一端ホテルに引き上げる。
部屋に戻ると冷蔵庫にハムとチーズ、そのほかにはパンなどホテルの人がきちんと準備してくれていた。
夕食についてはせっかくだからホテルのレストランで食べようかと言っていたのだが、意外と早仕舞いのようで、すでに今日は終わっているようだ。
結局明日の朝食に用意してくれた食材に何品か追加して、夕食は部屋で食べることとなり、改めて隣の停留所のSPARまで買い出しに行くことにする。
とりあえず、食材の調達の前にブタペストで買った靴下が薄くて、歩きにくいことから厚手の靴下を調達する。
ついでに切符などを入れるパスケースのような物は無いかと文房具売り場を覗いてみるが、あいにくとそのような物は売られていないようだ。
まあざっと見た限りだとあんまり品揃えがある方ではないようだし、そんなに都合良く行かないか。
その後は食品売り場で、追加のパン、ピクルス、ヨーグルトなどを仕入れて、基本的に買い物は終了だ。
私はホテルに戻る気でいたが、妻の方はもう少し見ていきたいとのことなので、ここで分かれて別行動とするが、一応店を出たところでホテル方向を聞くと、完全に反対方向を指し示している。
いきなり不安にさせられるが、トラムに沿って1本道だから、方向さえ間違わなければ大丈夫だろう。
後はホテルの入り口の門は18時で鎖状されてしまうことから、ルームキーについている鍵で開ける必要がある。
鍵は1本しかないので、先に帰る私が持って行くが、妻は戻って来たら携帯に電話してもらい迎えに行くことにする。
渡してある携帯はコールバック方式のため、通常の電話のようにはかけられないので、しつこいくらいに使い方を確認してから別れる。
ホテルに戻り5分ほどしたら妻から連絡があり、門の前に戻って来たので開けて欲しいとのこと。
偉く早く戻ってきたなと思ったら、意外と見るところがなさそうなのであきらめて戻ってきたとのことだ。
その後は買い込んだ物とホテルで用意してくれた食材で夕食にし、食後は疲れたのでベッドで横になったらそのまま眠ってしまった。
途中妻から着替えるように言われたが混濁する意識の中、動き出すことはできず服を着たまま、体を真っ直ぐにして手を前で組んだ姿勢で寝返りも打たずに一晩眠っていたようだ。
おかけで翌朝起きるとだいぶ体が固まっていた。 |
お城内部 |
幹線道路沿いのアパート群 |
本日の移動経路
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