2016年 9月23日 Tam Krasae 移動・撮影日
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本日の移動経路
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トンブリ駅 |
本日は6時前に起き出して、昨夜買っておいたパンで朝食を取る。
8時前にトンブリ駅を出発するナムトク行きに乗車するため、7時前にホテルをチェックアウトして、タクシーでバンコク市内西部のトンブリ駅に向かう。
天気の方はあいにくの小雨のようだが、午後には晴れてきて欲しいところである。
トンブリ駅までの道中は平日だったためか、意外と道路が混雑しており30分ほど掛かってしまったが、7時30分前に無事トンブリ駅に到着。
とりあえずタムクラッセまでの乗車券を購入してホームで列車を待つが、乗車する列車の前に出発する列車があるものの、どうやら遅れているようだ。
私が乗車する列車も定刻が7時50分なのに、出発は20分遅れとなった。
始発駅なのになぜに出発が遅れるのか理解に苦しむところである。
車内に入ると乗客はまばらなのでボックス席を一人占領して、一路西を目指す。
この路線は過去に乗車済みなので新鮮さはないが去年のシベリア鉄道以来の客車列車ということで、テンションが上がってくる。
本日の目的地はナムトク線の終点に近いタムクラッセで、この路線のハイライトであるアルヒル桟道橋での列車の撮影を行う。
もっともナムトク線は1日3往復しか列車が無く、バンコクに直通するのはその内の2往復のみで、列車で移動した場合は日帰りでの撮影は不可能である。
そのため今日はアルヒル桟道橋のたもとのホテルを予約しており、1泊して列車の撮影を行うこととしていた。
トンブリ駅を出発した列車はタリンチャンジャンクションでファランポーンからの南本線と合流すると、進路を西に取り若干遅れを拡大しながらも順調に進んでいく。
途中のノンプラドックで南線と分岐すると進路を北西に転じて、ナムトク線に進んでいく。
最近ナムトク線は路線整備をしたのか、バラストは新しいし、途中の踏切でも自動遮断機を設置の工事の真っ最中であった。
途中小腹が空いたことから、車内を回っている物売りからフライドチキンと蒸した餅米を購入して昼食にさせてもらう。
整備された線路の上を快調にとばしていまいちはっきりしない天候の下、列車はカンチャナブリー駅に到着。
ここでは観光客対応の増結車を連結するため、それまでは5両だった客車も10両程度の長い編成となる。
区間乗車する乗客が多いため車内も多少に混雑してきたが、他の客と相席になるほどではない。
カンチャナブリーを出発すると戦場に架ける橋で有名なクワイ川橋梁を通過する。
鉄橋としてはこちらの方が有名なのだが、線路の脇にトラスが配置された下路桁のため、ここで列車の写真を撮っても車体がトラスに隠れてしまうため、ここでの撮影は考えていない。
クワイ川橋梁を過ぎれば、目的地のタムクラッセまでは1時間程度の道のりだ。
途中通路を挟んだご婦人から洗面所に行っている間の荷物番を頼まれたりしながら、のんびりと目的地を目指す。
この頃になると小雨だった天候も回復してとりあえず撮影には支障なさそうになってきた。
結局定刻より1時間程度遅れて、目的地のタムクラッセブリッジ駅に到着。
タムクラッセの駅はアルヒル桟道橋を挟んで両側に駅があり、バンコク側がタムクラッセブリッジ駅、ナムトク側がタムクラッセ駅となり、通常列車はどちらの駅にも停車する。
列車から降り立つと、最後尾の車両だったためホームから離れたところに降りねばならず、雑草をかき分けて進む羽目になった。
ホテルは駅前のはずだが、なぜか看板の名前は異なっている。
ネットの予約サイトの地図では場所が間違いないのだが、とりあえずレセプションに聞いてみたところ、私が予約したホテルは予約サイトの地図上での表示がいい加減で、ここから車が必要なほど離れていることが判明。
予定が狂って困ったところだが、そんなに離れたところでは泊まる意味がない。
こちらのホテルに空室が有るか確認すると、空いているようだ。
ここで予定を変更して、予約していたホテルはキャンセルしてこちらのホテルに泊まることにする。
まあ元からここに泊まる予定でいたので、予約サイトがいい加減だったため余計なキャンセル料が発生するのが腹立たしい。
今回宿泊したのは、River kwai cabinで部屋の方はトイレ、バス共同のボートハウスかトイレ・シャワー付きのロッジがあるようだ。
値段はロッジの方が高いが、トイレバス共同は面倒くさそうなので、ここはロッジを選択する。
部屋の方は線路の直下の斜面脇に立てられており、室内にはいると地盤が緩いのか床が傾いているのが分かる。
大雨でも降ったら上の線路の斜面が土砂崩れを起こしそうなロケーションで、ちょっと不安ではある。
まあ夜間に大雨にならないことを祈りましょう。
室内は三角屋根のため、ちょっと狭い印象を受けるが一応一通りの設備はあるようだが、残念なことにwifiは無いようだ。
最も携帯電話はこんな田舎でも4GのLTEがしっかり入るので、テザリングを使用すればネット接続は全く問題ない。
ただし室内には机と椅子は無いので、本格的にバソコンを開くのは難しそうだ。
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クワイ川鉄橋 |
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タムクラッセブリッジ駅
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宿泊したロッジ |
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タムクラッセブリッジ駅 |
部屋に荷物を置いたら早速撮影のために周囲の撮影ポイントの確認に入る。
先ほど下車した列車が戻ってくるまで1時間30分程度と予想されるので、ホテルの敷地内を確認すると、ちょうど川の上にボート乗り場の筏がつながれており、通路もしっかり整備されているようだ。
折り返してくる上り列車の撮影ポイントを確認後は、線路までのルートを確認するため、タムクラッセブリッジ駅の桟道橋側へ続く階段を上がってみる。
階段を上がりきった辺りも列車の撮影には都合が良さそうなポイントであることから、タムクラッセ駅を出発した直後の列車を撮影したら、ここまで上がってこちらでも狙ってみることにしよう。
周囲の状況確認が完了したら、筏まで戻り上り列車が到着するまで、ひたすら待機することとなる。
そもそもここの駅で下車した時点で、折り返し列車がナムトク駅を出発している時間なので、列車がいつ来るかは検討がつかない。
いつ来るか分からないため、たまに小雨がぱらついても移動するわけにも行かず、ひたすら列車の到着を待つことになるのだった。
結局思ったよりは多少早い13時過ぎに列車がやってきた。
列車は桟道橋の速度制限のためゆっくりと通過するので、アングルを変えながらかなりの枚数を撮影することが出来る。
一度視界から列車が消えると、急ぎタムクラッセブリッジ駅へ続く階段を駆け上がり、駅に進入する列車も撮影するが、運動不足のため息が荒い。 |
River kwai cabin 全景 |
タムクラッセ駅を出発する上り列車 |
アルヒル桟道橋を通過する列車 |
タムクラッセブリッジ駅に進入する列車 |
通過する列車の速度が遅いため、1回の通過で複数のアングルで撮影できるのが非常に効率が良い撮影地であるものの、通過する列車そのものの本数が少ないのは致し方ないところである。
次の列車は上りの最終列車になるので、引き続き筏の上から狙いを定めるか、再度階段を駆け上がる元気はない。
次の列車のタムクラッセブリッジ駅に進入する際の撮影は筏の上から狙うことにしよう。
上り列車は16時過ぎにやってきて、今回はほぼ定刻での運転となっていた。
所定の撮影も順調にこなしたら、本日最後の撮影のため、桟道橋を渡ってタムクラッセ駅側に移動する。
この橋は通路としても利用されており、観光客が良く歩いているのだが、足場は基本的に線路間の渡り板のみとなるので、反対側から来る人がいると横によけて待機している必要がある。
意外と距離が有るかと思ったが、普通に歩いて10分程度でタムクラッセ駅に到着。
構内には土産物屋が多く、駅に隣接した駐車場には結構な数の観光バスが泊まっており、ツアー客で構内は結構賑やかだ。
夕方になって多少気温が下がってきているようだが、湿度が非常に高く、歩くと汗だくになってしまう。
構内の売店で飲み物を買ってしばらく休んでいたか、扇子で扇いでもなかなか汗が引かない。
次の列車の撮影場所はタムクラッセ駅から最初の小さな橋を渡ったところにあるお立ち台で行うことにした。
お立ち台の脇には洞窟があり、内部へ通じる道があることから除いてみると中には結構立派な仏像が安置されていた。
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タムクラッセブリッジ駅に進入する列車 |
タムクラッセブリッジ駅からナムトク側を望む |
アルヒル桟道橋 |
アルヒル桟道橋ナムトク側 |
アルヒル桟道橋ナムトク側 |
タムクラッセ駅構内 |
タムクラッセ駅 |
タムクラッセ駅構内 |
タムクラッセ駅構内の爆弾のモニュメント |
タムクラッセ駅手前の線路脇の仏像 |
タムクラッセ駅に進入する下り列車 |
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下りの最終列車は18時前にやってきたが、日没が近いため露出がちょっと厳しい。
列車の通過速度が遅いため、多少ISOの感度を上げてる程度で対応は出来た。
本日3本目の撮影が終わればもう列車は来ないので、日が暮れる前に桟道橋を渡って、ホテルのあるタムクラッセブリッジ側に戻ることにしよう。
時間も遅くなってきたことから橋を歩く観光客もほとんど居なくなってしまった。
私と同方向に戻るのはオマーンから来た家族ずれ1組のみで、だんだん暗くなってきたことから早足でホテルに戻る。
部屋に戻ってからはとりあえずシャワーで汗を流すが、服と下着は汗で凄いことになっている。
これでは道中の服が足りなくなるかもしれないので、どこかで洗濯する必要がありそうだ。
シャワー後はしばし休憩したのちホテル内のレストランに向かい、夕食にさせてもらう。
他にも宿泊客はいるようだが、レストランには私しかいない。
今晩の夕食は鳥のピリ辛炒めと豆腐のスープとさせてもらう。
メインの鳥はピリ辛では無く、檄辛だったしスープも結構塩辛いので完食するの困難だった。
最近妻からは味付けが濃くなっていると注意されている位なのに、それでも塩辛いと感じるので、相当塩がきついのだろう。
食事をしたら明日は始発列車の撮影のため、早起きする必要があるため早々に休むことにした。 |
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