2016年 9月24日  Tam Krasae 撮影・バンコク移動日

本日の移動経路

 本日の起床は5時過ぎで、6時前に通過する上り列車の撮影のため、早起きで眠いがなんとか起き出して身支度を調える。
 外に出てみると、当然夜明け前のため真っ暗だ。
 スマートフォンのライトを頼りに撮影場所に移動する。
 当初は撮影場所を昨日の筏の辺りでと思っていたが、暗いと足を滑らせて川に転落する恐れがあったことから、手前の安全なテラスに陣取ることにした。
 ただこの時期の夜明けは6時過ぎのため明るさは全く足りなさそうだ。
 多少列車が遅れてくれることを祈るしかないが、さすがに始発駅から30分程度ではそれほど遅れることはないだろう。
 カメラのISO感度を最大のISO3200にしてみるものの、シャッタースピードは絶望的な数値でしか切ることが出来ない。
 まあ列車の到着までに多少改善することを期待して、待っていると線路上を懐中電灯を持った人が歩いてくる。
 こんなに朝早くから観光客かと思ったら、タイ国鉄の職員が列車通過前の点検を行っていたようだ。
 そろそろ列車が到着する頃になると多少空は明るくなってきたものの、根本的な解決にはほど遠い状態だ。
 遠景での撮影は列車の速度が遅いことからそのまま撮影して、脇を通過するときは流し撮りとして撮影する。
 ただシャッタースピードが遅いため手持ちではかなり厳しい撮影だった。
 撮影した結果は正直微妙としか言いようがないが、列車本数が非常に少ないので撮影のチャンスは逃すわけにはいかないため、しょうがないところか。
 次の列車は7時30分頃に通過するナムトク行きの下り列車で1時間以上有ることから一度部屋に引き上げる。
 目覚ましをかけて2度寝しつつ、7時前に再度部屋を出発し、アルヒル桟道橋を渡り、ナムトク側のタムクラッセ駅に移動する。
 駅に到着するとさすがに7過ぎということもあり、観光客も土産物屋も相手おらず私一人のようだ。
 しばらく駅構内を散策した後、そろそろ列車がやってくる時刻となったので、バンコク側の撮影ポイントで待機しているとほぼ定刻で下り列車がやってきた。
 光量については全く問題ないものの若干逆光気味だったがそれなりにく撮影はできた。

 朝の2本の列車を撮影したら後は昼頃の下り列車まで来ないので、一度ホテルに戻り朝食にさせてもらう。
 てっきり朝食は食パンだけかと思ったら、後からお粥やハムエッグなども出てきたが、ハムエッグがあまりにも出てくるのが遅かったのでお粥とバンをしっかり食べたので断らせてもらう。
 後は部屋で荷物をまとめつつ休憩して、10時30分頃チェックアウトする。
 まだ下り列車を撮影するので、フロントで荷物を預かってもらい、再度アルヒル桟道橋を渡って丁度中間地点当たりで撮影のため待機にはいる。
 この頃になると結構観光バスがタムクラッセ駅に到着したようで、三々五々と観光客が線路を歩いてくる。
 記念撮影する観光客の邪魔にならないような場所で待機していたが、下り列車の到着予定時刻よりもかなり早い時間にタイフォンの音が聞こえてきた。
 よく考えたら今日は土曜日のため、土日運転の臨時列車があったかもしれないと急ぎ撮影ポイントに向かい構えていると、気動車の臨時列車がやってきた。
 当初は想定していなかったため、1本余計に撮影できてカット数が稼げたのでラッキーだ。
 さらにその後も定期列車の下り列車がわずかに遅れた程度やってきたので、こちらについても順調に撮影を済ます。

 撮影後は通過した下り列車の折り返し列車に乗車するので、そのままホテルのフロントに向かい、荷物を受けとるとタムクラッセブリッジ駅で上り列車を待たせてもらうことにしよう。
 列車の到着までしばらく時間があるので、駅のベンチで待っていたが、どうもすぐそばでは若い女性をモデルにして写真集の撮影でもしているようだ。
 別段アイドルとプロの写真家という感じてもないが、撮影しているのが2名のカメラマンで機材にはそれなりに気合いが入っているようだし、何となく邪魔になりそうなので駅終点側撮影ポイントに早めに移動する。
 上り列車もそれほど遅れずにやってきたが、タイミングが悪いことに観光客が線路を完全に渡りきっておらず、列車がやってきているのにのんびりと歩いている。
 正直邪魔だなと思ったが、どうしようもないのでそのまま撮影することにする。
 私の隣では僧侶がスマートフォンを構えて写真を撮っているが、その組み合わせにはかなりの違和感がある。
 橋を渡りきった列車に乗車するため、急いでホームに向かい適当な車両に乗り込むことすぐに列車はバンコクに向けて出発していった。
 発車後に検札が来たので、トンブリ駅までの切符を求めるが、どうやら乗った車両はカンチャナブリーで切り離す車両だったようだ。
 そのためすぐに席を移動し、2両ほど前の車両に移動する。
 その後は淡々と車窓を眺めながら過ごしていたがカンチャナブリーで後ろの車両から結構な人数が移動してきて、結構混雑するようになった。

 私のボックスにはドイツ人夫婦が非常に大きな荷物とともにやってきたので、かなり窮屈になってしまったが、しょうがないところ。
 私の隣に旦那さんが座っていたが、旦那さんが腰をちょっと動かした拍子に座席の座面が外れて二人そろって床に座面ごと落ち込んでしまう。
 特に痛くも何ともなかったのだが、向かいの席に座っていた奥さんはマジ受けして大笑いしていたのは良いのだが、笑いすぎて酸欠気味になっていた。
 それを見つつ、こちらも旦那さんと顔を見合わせて互いに苦笑いするしかなかった。
 その後特にたいした遅れもなく、以前下車したことのあるナコーンパトムでドイツ人夫婦は下車していった。
 終点のトンブリ駅には17時40分頃に到着し、定刻より10分の遅れですんだ。
 ここからは先日泊まったファランポーン駅前のバンコクセンターホテルへの移動だが、丁度タクシーが待機している。
 夕立などの雨が降るとタクシーを捕まえるのは至難の業となるのだが、今日は天気が良いのでそんな心配はしなくても大丈夫。
 ただタクシーも流しではなく待機していたためか価格はメーターではなく交渉となる。
 結局昨日のメーターよりは若干高いものの、非常識というほどではないのでそのまま交渉したタクシーでホテルに向かう。
 
 土曜日のためか渋滞はそれほど激しくなく、20分ほどで無事ホテルにと到着。
 無事チェックインすれば、後は駅前のいつもの食堂に食事に行く程度となる。
 ただこのホテルの玄関付近にはマッサージ店が有るのだが、ホテルに出入りするたびにマイクでマッサージいかがとしつこいのにはちょっと閉口だ。
 
 食後はコンビニによって例のごとく翌朝の朝食を仕入れておく。
 明日からマレーシアに移動となるが、列車の出発は15時前で午前中は特に予定もない。
 今日早起きした分、明日は少し寝坊させてもらうことにしよう。