2016年 9月27日 Kuala Lumpur移動日 |
本日の移動経路
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本日の起床は5時、昨日多少早めに就寝したため眠くてしょうがないというほどではないがそれなりに早起きは辛い。
外は当然夜明け前のため真っ暗だ。
チェックアウトの用意をして、6時過ぎにホテルをチェックアウトする。
暗い中カートを引きづり、フェリー乗り場に行くと、丁度フェリーが到着したところのようで、ほとんど待たずに乗船することが出来た。
ここのフェリーは改札がバターワース側にしか無く、ペナン側に移動する際に往復分の運賃を支払っているので、ペナン側から乗船する場合は改札もなくフリーパスとなる。
ペナン島には別途橋も有ることから、バターワースから橋を利用して、帰りはフェリーとなる場合は運賃が取られないが、余り細かいことは気にしないシステムの様だ。
とりあえずフェリーの先端辺りに陣取って海峡を渡るが暗いので周りの景色はほとんど見えない。
6時40分頃、バターワースのターミナルに到着し、そのまま駅の方に向かう。
途中の通路はバリアフリーとは言い難いため、カートを引きずっていると階段の上り下りがちょっと大変だ。
駅構内の表示で列車を確認すると特に遅れはない模様だ。
今日の列車についてはネットで切符を購入していたため、特に窓に行く必要もなく、プリントアウトした切符を持っていれば乗車できる。
発車まで1時間程度あるので、時たま駅の外まで喫煙に行ったりしながらのんびりと列車を待つことにしよう。
そろそろ夜明けなのだが、それなりに暑いので、冷房が効いた待合室でしばし待機させてもらう。
構内には食堂などは無いようなので、朝食は抜きとなりそう。
一応列車内にはブュッフェが有るようなので、そちらを利用させて貰う。
本日の列車はGEMAS行きのETS GOLD 9201列車でバターワースを7:45に出発し、Kuala Lumpurに11:49に到着する予定だ。
今日の予定はKuala Lumpurまでの移動程度にしか考えてなかったので、遅れても特に問題はない。
ちなみに列車の種別は Platinum、Gold、Silverの3種類となっており、乗車する列車は2番目に停車駅が少ない、準速達タイプとなる。
7:30頃改札が始まったのでホームに移動すると朝日を浴びたETSが停車していた。
車両は最近増備が進むClass 93で後で調べたところ中国製のようだ。
何となく、目つきが悪いし、車内に入ると新しい車両なのだが、何となく内装が安っぽい印象を受ける。
掃除や洗車はしっかりとされているようなので、車内は清潔な感じだ。
座席配置は集団離反方式で、車両の中央部から座席がそれぞれ車端部を向いた形で配置されている。
私の席はB号車で進行方向右側で前を向いて座る席なので、景色を堪能するには支障なさそうだ。
列車定刻で出発し、バターワース出発時はかなり閑散としていたが、発車して10分ほど最初の停車駅Bukit Tenghで大量の乗車が有り、ほぼ満席となった。
Bukit Tenghを出発すると列車は加速を続け、最高速度140km/hで一路南下する。
線路の保守状態も良く、バラストも厚いので乗り心地は良好だ。
ここのところマレーシア国鉄(KTM)は西海岸線の複線電化工事を進めており、この区間は最近完成したばかりなので、特に乗り心地が良いのだろう。
途中踏切なども無くしっかりと線路は柵で区切られていることから、車との衝突などを考慮する必要がないため、軌間1mのメーターゲージながら日本在来線より、速い速度で運転している。
沿線の景色は比較的なだらかな丘陵地帯となっており、車窓にはマレーシアで特に栽培されているアブラヤシの畑が延々と続く。
時たま集落が現れる程度でものすごく良い景色という感じではない。
途中空腹となったので、隣のC号車にブュッフェが有るようなので覗いてみることにする。
ブュッフェはC号車の1/4程度が割れ当てられており、カウンターと4席の座席が配置されている。
本格的な調理は行わず、基本的にお弁当や飲み物などを電子レンジで暖めて提供するシステムとなっていた。
こちらも空腹であったことからお弁当を一つ暖めてもらい、ブェッフェ無いの座席で朝食にさせてもらう。
スタッフの方はカウンター内を担する男性チーフと2名の女性従業員で運用されていた。
女性スタッフは車内販売を行う要員かと思ったが、車内販売をしていた記憶がない。
全員基本的にブッフェ内でのみ営業を行っているのかもしれない。
沿線の方は基本的にアブラヤシのプランテーションか荒れ地ばかりで正直飽きてくる。
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途中どうやら保守用基地と思われるような所にさしかかったので、カメラを構えていると、昨日見かけたDD51が留置されていたので慌ててシャッターを切るが、下半分はフェンスに隠れて見えないものの、DD51であることはしっかり確認できた。
ただナンバーなどは取り外されていたので、何号機なのかまでは分からない。
列車は定刻で運行を続け、この分ならKuala Lumpurには定刻で、到着できそうだと思っていたが、Kuala Lumpurの手前のRawang駅で信号抑止を食らってしまう。
10分弱停止してから出発するが、この区間はどうやら単線となっているようで、進路の開通待ちのための臨時停車だったようだ。
一応複線の工事らしきものは行っていたが、それまでの直線や曲線半径が大きく取られた区間と異なり、ちょっとした谷間を走っている印象なので、線路の改良が追いついていないのだろう。
結局信号抑止の遅れをそのまま引きづり、Kuala Lumpurにcentralは15分遅れの12時過ぎに到着。
下車したのは、Kuala Lumpur Central(KL Central)で現在は鉄道の要衝となっている。
本来のKuala Lumpur駅は北に1駅行ったところとなるが、最近は近郊電車のコミューターのみ停車する様で、優等列車は止まらない。
KL Centralは地下ホームとなっており、近代的な駅なので旅情は余り感じられないが、構内には日本語表示の案内も有るので、日本人にはありがたい駅である。
この駅自体は過去に訪れているので、勝手は分かっており改札を抜けたらホテルがあるモノレール駅の方に向かう。
結構高低差が有る駅の造りだが、ちゃんとエスカレーターが配置されているので、移動には特に支障はない。
本日の宿はKL Centralの東側にあるモノレール駅そばのHotel Central Kuala Lumpurだ。
時間はチェックインにはちょっと早いが部屋は開いているようなので、問題なくチェックイン出来た。
今回はここに2泊することにしているが、駅へのアクセスを優先で決めた物の、余り良いホテルではなさそう。
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部屋は11階で窓のすぐしたをモノレールが走っている。
下の方を除くと、丁度モノレールの駅に入る分岐が配置されており、なかなか珍しいアングルからモノレールの分岐が動く様を動画で撮影しておく。
部屋の方でのんびりしても仕方ないので、とりあえず観光に行くことにしよう。
Kuala Lumpur市内にも観光バスのHopon Hopoffが有るようなので、市内中心は明日回ることにして、Kuala Lumpurで行ってみたかったBatu
Cavesを今日の内に回ってみることにしよう。
場所はKL Centralからコミューターで1本で行けるため、とりあえず駅に移動する。
ただちょっと空腹となってきたので、構内のケンタッキーで昼食にさせてもらう。
店内は結構混んでいるが、空席を見つけて食事していると、なにやら寄付して欲しいという女性がやってくる。
うさんくささ満点なので、断るが周りの人も誰も相手にしていない。
やはりこちらでも募金詐欺のような人がいるのかもしれない。
食後は窓口でBatu Cavesまでの乗車券を購入してホームに向かうが、どうやら改札機の入れ替え工事の真っ最中のようである。
本来の改札機の先に新しい改札機を置いているが、位置が微妙にずれているのでちょっと通りにくい。
列車の方は30分から40分間隔での運行のようだ。
列車の到着までしばらくあるので、ホーム上を観察して過ごすが、特に目新しい点は見つけられなかった。
やってきた列車に乗車すると意外と車内は空いているようで、結構空席が目立つ。
ただ隣に座ってきた人がやたら恰幅が良いので、ちょっと窮屈な状態となってしまう。
乗車した列車はClass92でこちらも中国製である。
編成は6両だが、中央の2両は女性専用車となっている。
エジプトでも同様に女性専用車が有ったことからイスラム圏では女性専用車を用意するのが常識なのかもしれない。
乗ってしまえば30分ほどで目的地のBatu Cavesに到着。
Batu Cavesには駅前の洞窟内にヒンディーのお寺が有り、長い階段を上がって洞窟に入るロケーションが気になっていたので、やってきてみたが、内部には入れるものの大規模な修復工事中のようで、そこら中に建設資材が散乱している。
ちょっと興ざめだか気を取り直して、階段を上がることにするが暑さと急な階段ですぐにバテ気味だ。
特に汗でズボンが膝に張り付いて動きにくくなっているので、階段を上がるのも一苦労となる。
途中踊り場で風景を見るように装いつつ、息を整えないと一気には上れなかった。
このお寺には猿がいるので、階段途中で猿の写真も撮ってはいたのだが、正直休憩出来てラッキーと思っていた。
何とか最上段まで上がり、洞窟内部に入るとかなり湿度が高く、汗がいつもまでも引かない。
洞窟内も工事中の足場や煉瓦が散乱しており、荘厳な雰囲気とはほど遠い。
まあせっかく来たので、ゆっくりと見学するが、思ったよりたいしたことないとの印象を受ける。
まあ工事してないときに来れば印象も変わるだろうが、こればかりはしょうがない。 |
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Batu Cavesの見学も終わり、階段を下りると暑さでちょっと脱水症状気味の様だ。
そばのカフェに入り、飲み物を飲んでしばし休憩してから駅に向かうことにする。
しばらく休んでいたが、湿度がかなり高いので全く汗が引かない。
頭から水をかぶったみたいに状態で、とりあえず駅に向かう。
途中写真を頼まれたりするのは、相変わらず一眼レフを首から提げているためだろうか?
他にも結構持っている人が多いが、いつもも頼まれることが多いような気がする。
あんまり悪いことをするように見えないのであれば、歓迎すべきことかもしれないが、複数の人から頼まれると正直うざくなってくる。
駅に戻ると丁度電車が出発したところだった。
次の列車まで20分程度なので、それほど長い待ち時間ではない。
ホームの外れで到着する列車の写真を撮ろうと待っていると隣の貨物線にセメント列車が入線してくる。
意外と連結両数が多く、いつまでも貨車がとぎれないことにちょっと意外だった。
到着した電車に乗り、次はKL Centralの一駅手前のKuala Lumpur旧駅で一度降りて構内を見てみることにしよう。
電車の方は行きはロングシートだったが、所々クロスシートもあるようなので、今回は景色がよく見えるクロスシートに陣取らせてもらう。
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Kuala Lumpur旧駅には17時前に到着し、構内を見てみるとなかなか変わった建築様式の駅だ。
イスラム色が出ていて、何となくカイロ駅などに似た雰囲気のような気もする。
ただ出口が非常に分かりづらく、ホーム上に改札がある物の、長いホームを延々歩いてやっと外に出ることが出来た。
正直コミューター乗り場の位置は利便性が低いような気がする。
駅前はたいしたことないので、そろそろホテルに引き上げることにするが、この駅の東側にはKL ラピットという高架鉄道が走っている。
そちらまで一応歩道橋が繋がっているし、KLラピットに乗ってみたかったので、隣接するPasar Seniに向かう。
切符を購入し、やってきた列車に乗ればKL Central までは1駅なので、すぐに到着だ。
ホテルに戻りとりあえずシャワーを浴びて部屋でネットに接続するが、ホテルのwifiにうまく接続できない。
仕方ないので、携帯のテザリングで接続していたが、途中からなぜか通信が行われなくなってしまう。
おかしいと思いいろいろと調べてみたら、データ通信量がなぜか上限の1.5Gを超えている。
1日でそこまで通信した覚えはなかったのだが、気がつかないうちにWindows10のアップデートのダウンロードが行われていた。
容量を使い切ってしまっているので、もう接続は出来ないがそのままにしておくわけにも行かないので、とりあえず駅に向かい、チャージするなり、新しいSimを購入することにしよう。
駅に向かい構内を探すと携帯屋があったのでチャージ出来るか確認したが、私の購入したSimのチャージは取り扱ってないようだ。
新規のSimは購入出来るとのことなので、購入使用とするがパスポートが必要とのこと。
仕方ないので一度ホテルに戻りパスボートを持参して、再度店を訪れる。
Simの購入は特に問題ないが、開通まで時間が掛かるのでちょっと待っていて欲しいとのことで店内で待機していたが、色々と商売熱心なようで、お勧めアイテムをと進めてくる。
最初に進めてきたのはなんとSumsun製のモバイルバッテリーだった。
ここのところ発火騒ぎで航空機の機内での使用禁止となってるいるようなメーカー製のバッテリーを進めてくるかと思いつつ、内心ネタの提供ありがとうと思ってしまう自分がいた。
とりあえず韓国製はいらないの一点張りで全力でお断りさせてもらう。
次のアイテムは携帯に画面保護のシートを貼っていないけどいらないか?と言うことで、値段を聞いたら手頃だったのでこちらについては購入させて貰おう。
ただ傷には強いタイプだったのだが、タッチ操作の反応がイマイチとなったような気がしないでもない。
使い勝手の面からはこのままにしておくかちょっと悩む。
最後はコンセントの変換アダプターで超優れものと言っていたが、同じようなのを持っているのでこちらについても却下させてもらう。
この辺りでSimが開通したので、引き上げさせて貰うが、まだ何か売りたそうな感じではあったものの、そこまで付き合う気もない。
Simの購入後は途中コンビニで飲み物を仕入れたらさっさとホテルに戻ることにしよう。
明日は観光バスで市内を見て回るが9時すぎからバスが運行することからちょっとは寝坊できそうだ。
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