6月28日 出発日
 

 1ヶ月前になり急遽計画されたアメリカ行きだが仕事の方も国内では特にすることもないので問題なく当日を迎えることができた。
今回のフライトは成田を18:00に出発するユナイテッド航空のUA142便となる。
普段はOne worldでJALばかり利用しているが、本日のフライトの最終目的地CasperにはOne world系列では適当なフライトが無かったため、初のユナイテッドの利用となる。
ユナイテッドと言えば、オーバーブッキングの乗客を流血沙汰で引きづり下ろしたとか、ネットの口コミでもあまり良い評判を聞かない。
口コミも本人の主観次第なのでどう感じるかは個人で異なるが他に選択肢がないのであまり気にしないようにしよう。

今回は出発が夕方なので、14時過ぎに余裕を持って自宅を出発し、久しぶりの成田空港第1ターミナルに15時頃到着。
ドルの現金については仕事での海外渡航の経費精算用にいつも両替している分があり、手持ちはあるものの、細かいお札がないので100ドル分両替しておく。
ここのところ円高が進んでいるので旅行に行くときは助かる。
ユナイテッドのチェックインは自動チェックイン機で行うようでパスポートを機械にかざして、必要な内容を確認すれば搭乗券と荷物用の札が出てくる。
自分で札を荷物にくくりつけたらカウンターで荷物を預ければ搭乗手続きは終了だ。
出国のセキュリティーもそれほど混んでいないことから、することもないしさっさと出国手続きを済ますことにしよう。
セキュリティで機材が多かったため荷物を分割して再チェックを受けることとなるが、それ以外は特に問題もなく手続きは完了。
後は機内での水が足らないかもしれないと思い、7イレブンで麦茶を購入すれば、後は喫煙所でしばしの禁煙のためニコチンを補給しておく。

搭乗開始は17:15からで、グループごとの搭乗で5グループ中の3番目であった。
本日の機材は最近だいぶ増えたB787-8で特殊な窓でGPSのログとれないことからあまり好きな機種では無いものの、JALを含めてここ1年はこれ以外に乗った記憶が無い。
今回の座席は通常のエコノミーは狭そうなので、エコノミーながら追加料金で前後間隔が広いエコノミー+で予約していた。
別にプレミアムエコノミーではなく、通常のエコノミー席で単純に前後間隔が広い席である。
ここのところJALの国際線利用が多く、前後間隔が広い席に慣れきっているので狭い間隔は本当に苦痛であることから、ちょっとだけ上乗せして贅沢をしていくこととした。
機内に入り窓際席に落ち着くと追加料金が必要な席であるため、期待していたとおり隣は空席だった。
さすがに通路側も空いていて横になっていくことができるほど甘くは無いが、隣がいないだけで疲れが違うことから助かった。
搭乗最後の方では、前の列の真ん中席に一人やってきたが何やらもめている。
どうやら一番最後の搭乗だったことから、本当は後ろのエコノミーの席だったのに広いエコノミー+に勝手に座っていたようだ。
後ろに行くように言われてブツブツ言いながら移動していったが、どうもセコイなぁという印象が拭えない。

その後は定刻通りに出発し、成田の16R滑走路から離陸するものの、最近はプッシュバックし始める頃から猛烈な睡魔に襲われることが多く、離陸滑走の音で一度目が覚めるものの、離陸する頃には再度意識を失っているのだった。
 
離陸してしばらくすると東に向かって行くため急速に日が暮れていく。
機内では食事が配られ、チキンを選択する。
口コミでは食事がひどいという評判が多いが、私に言わせるとみんなどれだけグルメなんだろうかと首をかしげたくなるほどで、すごくおいしいというほどでは無いが、不満に思うレベルでは無い。
ただJALなどに比べると皿数は少ないかなあという印象はある。
もう1、2品追加されていたらそんなに不満の声も上がらないのではと思いつつ、私の中では衝撃を覚えた唯一のフィンエアーに比べたら十分満足がいく機内食だった。
 
食事の後は特にすることも無く、外も見られないことからひたすら寝ていくこととなる。
座席のリクライニングは正直浅いため寝るのには若干苦しいものの前の人が倒してもあまり気にならないので一長一短と言う感じである。
航路に関する情報では、向かい風が強いため北よりのルートを飛行し、アンカレッジ経由となるためデンバー到着が30分程度遅れる見込みであるとのことだった。
デンバーでは入国審査があり、キャスパーへの乗り継ぎを考えるとここの遅れはちょっとギリギリとなりそうだが、気をもんでもどうしようもないので、気にしないことにする。

その後は順調に飛行を続け、現地時間13:55にデンバー国際空港に到着。
日付変更線をまたいだので、出発時点よりも時間が遡っており、28日の午後に逆戻りだ。
その分帰国時には時間を戻さないといけないが、なんとなく得をした気分となる。


到着はターミナルAで、降機後は連絡橋を渡ってターミナル本館に向かう。
ESTA申請済みで2回目の入国者は審査が簡略化されるようだが、取得後初めてなので普通に審査を受ける。
事前情報ではデンバーの入国審査は早いとのことだったが実態は中々列が進まない。 
約40分たってようやく自分の番が回ってきた。
審査官からはどこに行くのか聞かれて、正直にワイオミングのダグラスとジレットと答えたところ審査官の表情が曇る。
以下やり取りの意訳。

 審 : ワイオミング? 何しに行くんだ?
 私 : パウダーリバーエリアで列車の写真を撮る。
 審 : 君の仕事は?
 私 : 鉄道技術者
 審 : 仕事できたのか?
 私 : 休暇で来た。写真は趣味。
 審 : 観光以外のことはしたらダメだぞ、特に仕事はダメだめだ!
 私 : もちろん! 今回は休暇だから。
 審 : OK! 気をつけていくように。
といった感じでワイオミングに観光出行くこと自体が不自然である様子であった。
確かにパウダーリバーエリアでは観光地は皆無なので不自然に思われてもしょうが無いのかもしないし、今まで行った各国の入国審査では一番いろいろ聞かれたような気がする。

入国審査に時間がかかったので、荷物はすでにターンテーブル上で回っていた。
急ぎピックアップし、税関で申告するものはないのでそのまま素通りする。
次のキャスパーに行くため再度荷物を預け、指定されたA77番ゲートへ向かうがセキュリティチェックがまた大混雑である。
15分ほど待ってチェックを抜けると、地下鉄でターミナルAに向かうが時間が大分迫っている。
おまけにA77ゲートはかなり先の方なので、早足で急いでゲートに向かう。
A77ゲートに到着するとすでに搭乗は始まっているので、そのままカウンターでチェックを受けて先に進むが、同一ゲートで2便の客扱いをしているため分岐に立っている係員にキャスパー行きはどちらか確認して飛行機に搭乗する。
ほとんどの乗客は搭乗済みのようであり、私は結構最後の方の乗客だったようだ。
私の後は2、3人来たかと思うとドアクローズし定刻での出発となる。
デンバー空港は初めてだったが、全く見ている暇は無かった。
帰国便は1時間の乗り継ぎなので、帰りも見ることはなさそうだ。

キャスパー行きはCRJ-200型で、窓際席に落ち着くものの、窓が肘のあたり有るような感じで外を見るには非常に窮屈な機材であった。
デンバーを離陸後は進路を北に取り、特に揺れることも無く順調に飛行し、17時頃キャスパー空港に到着。
何かがらんとした印象を受ける空港で、ターミナルもこじんまりとしている。
荷物を受け取ったら、レンタカー会社の迎えの人が看板を持って立っているので、予約書類を見せて事務所まで来るまで連れて行ってもらう。
今回はバジェットレンタカーを予約していたが、ハーツやナショナル、エンタープライズだとカウンターが空港内にあり、その場で車が借りられるようだ。
ただ料金を比較したときにハーツはかなり高かったので、経済性優先でバジェットレンタカーにしていたがピックアップしてもらえるのでたいした手間では無い。


 事務所で契約内容を確認し、保険はフルカバーであることの確認とオプションでロードサイドアシスタントサービスをお願いした。
何らかのトラブルで立ち往生したときに救援してもらえると思うと安心できるので、私には必須である。
もっとも問題があった場合に電話で場所を伝えられるかというのは別問題ではあるが・・・
契約の確認も終わり、割り当てられる車は何かと思ったら、三菱のSUV、エクリプスクロスが来た。
こちらの予約ではインターミディエイト(ダッジ・ダート同等)のセダンを申し込んでおいたがレンタカー会社の都合で変更となったらしい。
追加料金が必要か確認したらいらないとのことで、セダンが良ければ隣のVWジェッタでもいいとのことだったが、未舗装路も少しは入りたいと思っていたので、好都合だったので、そのまま借りていくことにする。
ただSUVだとトランクがないので荷物が外から見えてしまうため防犯上は難ありかもしれない。
とりあえず車を走らせるが、そのままではナビもないのですくそばのGS(ガソリンスタンド)に立ち寄り売店で水を購入してから駐車スペースでスマホ取り付け用のホルダーとipodをセットする。
アメリカの車には音楽用の外部入力端子が付いていることが多いのだがこの車には無く、USB端子にipodを接続して、オーディオを操作していたらipodコントロールが付いていたので音楽を聴くのも特に問題はなさそうだ。
準備ができたので、スマホのオフラインマップで位置を確認しつつ、目の前のUSハイウェイ26を東に進み、インターステイトハイウェイ25号線に合流し、東へ80km離れたダグラスを目指す。
インターステイトハイウェイは日本の高速道に相当するが、走り始めて驚いたのが速度制限が80マイル/hで約130km/hになる。
走っている車は少ないので走行車線を慣れるまでは少し抑え気味に走るものの、バンバン抜かれていく。安全運転を心がけ、途中のパーキングエリアでタバコ休憩しながら 19時前にはホテルに到着。
そもそもレンタカー会社を出てから3回しか曲がらないルートなので特に問題は無かった。
今回の宿泊はチェーンのモーテル、スーパー8。
選択した理由は翌日以降向かう、ワイオミング ハイウェイ 59号線へのアクセスが良いことと、隣がGSなので売店がコンビニ代わりになる点、後は値段がこのあたりでは安かったからとなる。

チェックインして部屋に行くと若干狭いような気がするが清潔で設備も十分そう。
設備と言ってもテレビに冷蔵庫と電子レンジそしてwifi位である。
ここで2泊するが全く問題はなさそうだ。
モーテルは全館禁煙だが入り口脇に喫煙スペースが設置されているのは喫煙者にはうれしいところである。
荷物を置いたらここまでsimカードをセットしていなかったので、日本で購入しておいたAT&Tのsimをスマホにセットする。
普通に4Gが受信できたが、携帯バンドの関係で3Gだけだろうと思っていたのでうれしい誤算であった。
少し休憩したらすぐそばにあるハンバーガーショップのArby'sで夕食とする。
本場の英語で早口のため私には聞き取りづらいが店員さんも親切にこちらのつたない注文に耳を傾けてくれる。
注文で飲み物は聞かれなかったと思ったらカップだけ出てきて、後はお好きにと言われたので、アメリカでは飲み物が自由だったことを思い出したが、カップがあまりに大きくて驚愕する。
そんなにいらないので半分しか入れなかったがそれでちょっと多すぎるくらいだった。
店の方はあんまり混雑していなくて、私の他には1人しか客がいない。
まだ夕食には早い時間だったのだろうか?

食事を済ますと隣のGSの売店で、水と明日の昼食用にCLEFというエネルギーバーを購入する。
基本的にはアメリカのカロリーメイトみたいなものである。
日持ちがするし、それなりにカロリーがあるので明日以降の店が無いエリアをうろつくには格好の食べ物だ。 
部屋に戻りながらモーテル内に飲み物の自販機があったので値段を見てみると1本60セントと大分お得な値段設定だった。
GSだと同じものが1.5ドル位するので今後は自販機で購入する方が良さそうだ。
GSの売店はコンビニみたいなものなので定価販売なのかもしれない。

部屋に戻るさすがに疲れが出てきたので、すぐに就寝することにする。
どうせ早起きになるだろうから細かい準備は明日行うことにしよう。