2019年 USA Powder River 撮影記
プロローグ

ここ数年長期の海外出張が連続しており今年もGWの後半に帰国するまでずっと海外だった。
5月に入りその後のプロジェクト開始が遅れていることが判明し、次の仕事での海外渡航は7月中旬に開始となることが明らかになった。
一度行ったら2ヶ月は戻れないので早めに取得しないと夏休みの取得可能期間を過ぎてしまう。
夏休みを取得するなら7月前半だけが可能だが、妻とはロシアかポーランドにでも行こうかと以前話していたこともあるものの、あまり具体的な話にはなっていなかった。
7月上旬では妻とのスケジュールとの調整も難しいかと思い、今年も断念かと考えていたところ、妻の方から一人でどこか好きなところに行ってきたらとの提案があった。
せっかくの申し出に甘えさせて貰い、以前から訪ねてみたかったアメリカのPowder Riverに撮影に出かけることにした。
ここのところ鉄道があまりないところにずっといたため、鉄分が完全に不足しており、今回は純粋に鉄道写真の撮影を念頭に予定を組み立てることとした。
さて問題となるのは公共交通機関が全く無く、鉄道は走っていても貨物しか運転されていないエリアであることから移動の足はレンタカーに頼らざるを得ない。
海外での運転経験は無いものの右側通行の国で運転はしていないが車では移動しているのでなんとなくイメージはできていることから意を決してレンタカーで走り回ることとして、アメリカ行きの準備を始めるのだった。

Powder River Basin

アメリカ中央北部のモンタナ州とワイオミング州に渡る石炭の産地で、ワイオミング州側では露天堀の炭鉱が密集して操業しているエリアである。
この石炭の運搬に鉄道が活用されており、Douglas−Gilette間に敷設されているBNSF(バーリントン・ノーザン・サンタ・フェ)鉄道のOlin線は多数の石炭列車が運行されており、世界有数の通過トン数を誇る一大幹線となっている。
この区間にはBNSFの他にユニオン・パシフィック(UP)鉄道が通行権を持っているため2社の列車が運行され、それぞれの列車編成長は約2km、1列車の編成重量は優に1万トンを超える。
路線は基本的に複線+1線で区間によっては複々線となっており、沿線の炭鉱から支線が接続される箇所にはデルタ線を配置したジャンクション(JCT)が多数配置されている。
周辺の地形は高い山は無く、比較的なだらかながらも平坦というほどでは無く、それなりに起伏のある高原地帯である。

Powder River area 位置図
 
1.6月28日 出発日
2.6月29日 Bill付近撮影日
3.6月30日 Antelope鉱山付近撮影日
4.7月1日 Reno JCT 撮影日
5.7月2日 Reno JCT 撮影日その2
6.7月3日 サウスダコタ州 ラシュモア山観光
7. 7月4日 デビルスタワー観光、キャスパー移動日
8. 7月5日 帰国日