7月4日 デビルスタワー観光、キャスパー移動日



昨夜は2時前に目が覚めたが、就寝前には発熱して寒気がしていたが、一応収まったようで助かった。
6時前に動き出して食事に行き、すぐにチェックアウトしようかと思ったら雨が降っている。
天気予報では曇りだったが、結構な感じて降っているので7時まで様子を見るものの、多少小降りになった程度なので7時過ぎにチェックアウトして出発する。

結局4泊したDays innだが、部屋の広さは問題ないもののちゃんと掃除している感じは無く、なんとなく清潔な感じからはほど遠いモーテルだった。
値段は安かったけど、また利用するかというと微妙な感じだ。

今日の予定はジレットからは比較的近いデビルスタワーを観光してから、明日の帰国に備えて空港そばのキャスパーに移動だ。
それなりに移動距離があり、昨日と同じくらいで400km以上は走行する必要がある。
昨日の感じから400kmくらいなら結構余裕を持って走れそうなので、時間を見ながら列車が撮影できるならそちらもこなしていくことにしよう。

モーテルを出発後いつものGSで20ドル分給油し、インターステートハイウェイ90号線を東に向かう。
今日は独立記念日でお休みだから、仕事で移動する人は少ないようだ。
ただ交通量は少ないが、雨のため追い越していく車の水しぶきで視界が極端に悪い。
降りるインターも昨日と一緒のムアクロフトだが、今日はここでUSハイウェイ14号線にはいり進路を北東に取る。
14号線では対向車はごくたまに来るものの、前後には他の車は全く見えず、自分のペースで少しゆっくりと走るのだった。
モーテルを出発して1時間ほどでタワーが見えるパーキングエリアがあったので、車を止めて様子を覗うが天気が悪く頭しか見えない。

とりあえず麓まで行って天候の回復を待つことにして、タワー入り口で25ドル払い、麓のビジターセンターの駐車場に向かう。
途中の道路は速度制限が遅く、基本的に25マイル/hで最後の方は15マイル/hになるので、大分ゆっくり進むことになる。

現地到着は8時30分頃で、麓なのに雨でうっすらとしかタワーが見えない。
このタワーの麓には全長2kmの遊歩道があるので回ってみるつもりだが、天候が回復するまで車内で待機となる。
天気予報では10時前には回復しそうだったので1時間も待てばなんとかなりそうだ。
駐車場の方は徐々に車が埋まってきており、天気が回復してきた頃にはそれなりに満杯になっていたので、早めに来て良かったようだ。
一応遊歩道に入る前に注意書きを読むと水と食糧を持って行くこと、先住民族の聖地なので敬意を払うこと等が記載されていた。
注意書き通りに水と非常食を持ち、意外と風があり気温も低いのでウィンドブレーカーに帽子、手袋と完全装備で出発するが、他の人はかなり軽装でサンダルの女性も結構いる。
でも私と同じように結構それなりに装備を調えている人もいるし、結構まちまちだ。
遊歩道自体は舗装されているので、特に軽装でも問題はなさそうだ。

歩き出した頃は多少雲もかかっていたが、すぐに薄曇りになり見て回るにはちょうど良い感じとなってきた。
タワーの方は映画未知との遭遇での舞台となり、地球外生命体とのコンタクトを行う場所になるだけあり、かなり特徴的な形をしている。
ロッククライミングも盛んに行われているとのことだが、あまり天候が良くない本日はさすがに登っている人はいない。
ちょっと上に上ってみたい気もするが、普通には上がれないしロッククライミングなどできる訳ない、というか落下して死ぬ結末しか想像できないので、下から見上げるだけで十分だ。

遊歩道を歩いているうちに天候は回復していき、回り終わる頃には大分晴れてきていて日差しが強くなってきている。
駐車場に戻ると10時30分頃で駐車場は満杯になっており、止められない車があちこちで待機している。
こちらは満足したので、さっさと出発していくことにしよう。
ゆっくり園内の道路を進み出口にむかうが、料金所のあたりで入る車両が結構なつながっており、遅い時間に来ていたら大変なことになっていたと改めて安堵する。

デビルスタワーの観光も完了したので、ジレット経由でキャスパーに向かうことにしよう。
まだ11時前なので慌てて移動する必要はないので、適当に写真を撮りながら先に進むことにする。
行きに寄ったパーキングエリアで再度今度は晴れた状態でタワーの写真を撮るが、改めて離れて見てみると奇抜な形状の岩山だ。
先住民族の聖地となるのもうなずける。




 

 




元来た14号線をのんびり走り、インターステートハイウェイ90号線をジレットで降りて、勝手知ったるワイオミング ハイウェイ59号線を南下する。
ガソリンは多分大丈夫とは思うが、念のためジレットの街は外れのGSで給油するが、市内では2.59ドルだったのに、こっちでは2.69ドルする。
59号に入ったところにあるいつも寄っていたGSの方が安かったが、まあ仕方ない。
なんとなく日本では街の中心部の方が高そうとのイメージがあったが、アメリカではその限りではないようだ。

59号線を順調に南下して、Wrghtの街を過ぎるとここからはまたGSは120kmない区間となる。
しばらくは線路とも併走しない区間なので、南下して先日撮影したローガンヒルのあたりで撮影していくことにしよう。
59号線からUsfs92 Rdに入るといきなり道路が冠水している。
さすがに4駆とはいえ水深がよくわからない道を進むのは怖いので、諦めて59号線に戻る。
59号線から離れての撮影はリスクが高そうなので、Billのあたりでの撮影にしておくことにしよう。

車を進めていると59号線が線路を上越しするところでちょうど北行き列車が通過中だった。
とりあえず車を止めて後追いで撮影する。
そういえばこの地点ではちゃんとした撮影はできていないような感じだったので、南行き列車が来るまで粘ってみることにしよう。

30分粘ってやってきたのはBNSFの機関車に混じってUPの機関車が連結された積車編成だった。
別の会社だけど、機関車の運用は結構適当なのかもと思いつつ撮影し、あまり列車本数が多くないのではとの懸念から、この列車を追いかけて撮影することにしよう。






59号線を南下して、列車を追い抜くと今回は最初に撮影した、Bill南23km地点で列車を迎え撃つことにする。
途中のヤード小休止していたのか、すぐににきやってこなかったが、しばらく粘って無事撮影。
ただ太陽の位置が線路の東側より、西側の方が良い感じになってきている。

撮影ポイントの北側には未舗装路だが、Highland Loop Rdがあるのでそちらの方から撮影してみることにする。
この道路からは初日に撮影を行うつもりでいたのだが、どうも撮影ポイントで工事をやっいていたらしくずっと砂埃が舞っていたので近づくのを諦めていた。
今日は祝日だから工事をやってないようなので、撮影には支障なさそうだ。
ただ祝日のため列車の本数が十分あるかは全く解らないので、空振りになる可能性がある。

Highland Loop Rdに入り、道路が線路から離れるあたりに行ってみると意外とごちゃごちゃしてあまり良い撮影ポイントでは無い。
少し前進して余計な施設がないあたりを探し、西側にある牧場の斜面のあたりで待つことににする。

しばらくすると列車が来たので撮影するが、背後に雨雲が迫っておりあまり良い写真にはならなさそうだ。
ここのところどうも雨雲に追いかけ回されている印象が強い。
まだ時間に余裕があるので、しばらく粘ってみることにするが、この時ばかりはものすごい密度で列車がやってきて1本通過するかしないかのうちに次の列車がやってくる。
いつもこれくらい来れば撮影も楽なのにと思いつつ、せっかくのチャンスので存分に撮影を行う。
中にはまたしても一般貨物が混じっており、この路線ではたまにしか見かけないダブルスタックコンテナも通過していく。







16時30分頃に撮影を切り上げ、59号線を南下してでダグラスからインターステートハイウェイ25号に入り、キャスパーに向かう。
途中では雷雲が前方に立ち塞がっており、相変わらず天候が安定しないようだ。
雨が降ったりやんだりする中、25号線を東に向かい、インターからほど近いモーテル National 9 innにチェックインする。
こちらもチェーンのモーテルで外観は外輪船を模しているようだ。
このモーテルを選んだ理由は、インターから近いことと、隣がGSで売店が利用しやすいとのいつもの理由だ。
立地で選んだが意外とこのモーテルは悪くなく、廊下は一瞬刑務所?と思うような作りだったが、部屋の方は広さも十分な上、食事用のテーブルもあるし居心地は良さそうだ。

モーテルの前には25号線が通っているのだが、防音がしっかりしているのか道路の喧噪は全く気にならない。




 

 




荷物を置いたら、近くにマクドナルドがあるので夕食はそちらに行くことにしよう。
さすがファーストフードばかりで良くないことは承知しているが、あまりレストランに行きたいというほどもないので個人的にはこれで十分だ。

食後はモーテルに戻り、写真関係の整理を行い明日の帰国に向けて荷物を詰め直したら、早々に就寝するのであった。