2012年 9月13日7日目 アユタヤ観光


 本日の起床は6時。
 昨日の就寝が2時のため、ちょっと眠い。
 ただ、本日はアユタヤに行くため、7時にはホテルを出発する必要がある。
 身支度を調え、6時30分よりホテルの食堂が開くと同時に、朝食を取ることにしよう。
 
 ホテルの出発はちょうど7時で、地下鉄のスクゥインビット駅より、ファランポーン駅まで、MRTで移動する。
 ファランポーン駅到着は、7時30分過ぎで、すぐに切符売り場でアヤタヤまでの急行の切符を購入。

 乗車するのは、8時20分発のウドン・タニ行きのEXPRESS 75列車で、購入金額は245バーツでちょっと高いかも?
 切符を手に入れたら、しばらくは駅構内で撮影タイムと言うことで構内をウロウロして、留置車輌や入線してくる列車の撮影をして過ごす。
 

 8時過ぎに列車が入線してきたようなのでホームに向かう。
 今回の列車は、日本製のTHN系ディーゼルカーであった。
 結構な距離を走るのに近郊型が急行に投入されているのかと思いいつ、座席が指定されているので、指定されている2号車に向かうと、この車輌はリクライニングシートを装備したエアコン車であった。
 ただ残念なことに、私の座席はリクライニングのストッパーが壊れているようで、リクライニングする気はないのに、座席は完全に倒れたままとなってしまい、車窓を見るのには体勢的に苦しかった。

 乗客はほとんどが外国人のようで、この分だとアユタヤでほとんどのの人が降りてしまいそうな感じだ。

乗車したTNH系気動車

 行き先表示板。 台車は東急のTS-831と同一かな?

 列車はほぼ定刻でファランポーン駅を出発するが、駅の外れで20分ほど停車してから北本線を北上していく。
 この区間は夜に通過してばかりいたので、日中の車窓を見るのは初めてである。
 意外とこまめに途中駅に停車しながら、40分遅れの10時15分頃アユタヤに到着。
 エアコン車に乗車していた乗客は2/3程度が下車するようだ。
 
  
 とりあえず駅前に出ると、トゥクトゥクの客引きが声を掛けてくるが、駅前の川を横断しする渡し船を見てみたかったことから、無視して駅前の通りを川に向かって直進する。
 渡し船は駅からおよそ100mで乗り場があり、4バーツの渡し賃を払って、対岸まで渡してもらう。
 川幅はおよそ50m程度、橋が架けられない程の川幅ではないようだが、今でも渡し船が地元の大切な足になっているようだ。

 渡し船を下りて大通りに向かうが、徒歩で回れるほどアユタヤの町は狭くない。
 レンタサイクルという手もあるが、暑い中自転車を漕ぐ気にもならない。
 ましてやレンタバイクなど無免許になるので、もってのほかだ。
 選択肢としては、基本トゥクトゥクのチャーターしかないか思っていたら、大通りに出たところで、トゥクトゥクのチャーターを持ちかけられる。
 料金表だと、1時間300バーツとのこと。
(あとでガイドブックを見たら相場は200バーツだったので、大分ボラれたようだ。)
 3時間でチャーターし、有名どころだけ回ってみることにするか。

 ドライバーのおすすめと言うことで、最初は駅の反対側になるワット・ヤイ・チャイ・モンコンに行ってみる。
 ここは、大量の石仏が、仏塔の周囲に配置されている。
 でもガイドブックには載っていなかったので、詳しい情報はわからずじまいだった。
 境内をぐるっと散策して、適当なところで引き上げることにしよう。
 ドライバーと合流し、そばに有るワットパナン・チェーンをのぞいてからアヤタヤの旧市街に行ってもらうことにする。
 
 こちらのリクエストでよってもらった、ワットパナン・チェーンはどうもお祭りの真っ最中だが、タイ式仏教ではなく、中華系の飾り付けがされている。
 とりあえず外国人はチケットを買って入場とあるが、チケット売り場もチェックポイントも無いので、結局ただで中をのぞかせてもらった。
 中には大きな金ピカの大仏が安置されているが、それ以外は特に目を引くものもなかった。
 
 
 ワット・マハタード

 トゥクトゥクで旧市街に戻り、ビルマ軍に破壊された遺跡が残る、ワット・マハタードに行く。
 ここは、木に取り込まれた仏像の頭部で有名なところだが、朽ち果てた寺院の遺跡はなかなか悲哀を感じさせる。
 寺院内部は、最近まで雨が多かったのかあちこちが冠水しており、歩ける場所が少ないため、行き来する人で結構混雑している。
 内部をブラっと一周するが、目当ての木に取り込まれた仏像の頭部が無いなと思っていたら、以外と入り口のすぐそばにあり、最初は人もいないので気づかずに素通りしてしまったようだ。
 ワット・プラ・シーサンベット

 ワット・マハタードの次はワット・プラ・シーサンベットに移動するが、その途中で象に乗った観光客と遭遇。
 あわててカメラを向けるが、町の中を象が歩いているとは思わなかった。

 ワット・プラ・シーサンベットは3基の仏塔で有名なのだが、補修工事をしているのか外部は白い色に塗られており、こちらが想像したものとは大分趣が異なる。
 境内はは遠足の小学生が大勢いるため、雨による冠水で通れる場所も狭いことから、移動にはちょっと時間が掛かる。
 
 ワット・ローカヤースッター

 最後は大仏が横たわるワット・ローカヤースッターに行ってもらう。
 ここでは献花する花売りがいることから入場利用代わり、1束購入するが、案内係と称する女性が正直うさんくさい。
 花束と一緒に金箔が渡されて、手前の小さな仏像に貼り付けるのだが、汗ばんだ手からはなかなかうまくはがれない。
 お参りが済んで警戒していると、案の定土産物を買ってくれとのことだか、話をさせずにチップを渡して、さっさと引き上げることにする。
 子供がいて大変だとか言っているが、そんなことはこちらの知ったことでない。
  こういう時の私はとてつもなく非情で、サービスしてもらったことに対する対価にはお金を払うが、情に訴えて観光客から金を巻き上げようとする輩はは基本全く相手にしない。
 相手がなにやら言っているが、20バーツを渡して後はガン無視をしていたらさすがにあきらめたようだ。
 

ボリボリ価格のトゥクトゥクドライバー。
その分愛想とサービスは良かった。

 一応見て回りたいと思っていた、場所はちょっと駆け足だが、回ることができた。
 13時までに駅に戻ることにしていたが、まだ多少余裕があるので、ドライバーにトゥクトゥクを見せてもらい、雑談する。
 アユタヤのトゥクトゥクはバンコクやチェンマイと異なり、バイクをベースとしているのではなく、軽自動車のダイハツミラをベースに改造しているとのこと。 
 そのため荷台の座席は横向きになっており、無理すれば8人までは乗れるようだ。(他の町のトゥクトゥクは乗客2名が限界)
 一応車検証らしきステッカー見せてもらったが、車種名にははっきりとダイハツミラと書いてあった。

 とりあえず予定通り、駅まで送ってもらい、約束のチャーター料とチップを渡して、ドライバーと別れる。
 
 とりあえずバンコク方面に向かう次の列車を聞きつつ切符を買うと、12時40分発の普通列車が遅れているので、その列車でバーンスージャンクションまで向かうことにしよう。
 ただ、驚いたのが切符の値段はたったの14バーツで、行きのエアコン車の1/20近い価格であった。
 こちらの切符の値段の付け方は、よくわからない。

 13時20分頃遅れていた列車が到着、車内は結構込んでいたが、何とか空いている席を確保して、バーンスージャンクションを目指して一路南下する。
 途中から乗車してきて相席となった青年は、東京海上の現地採用職員らしく、何度か日本に来たことがあるようなので、何とか片言の英語で意思の疎通を図る。

 バーンスージャンクションには、14時30分頃到着して、先ほどの青年と別れる。
 バンコクまで行かずに、ここで降りたのは2つの理由がある。
 1つは地下鉄でホテルのあるスクゥィンビットまで1本で行けるので、地下鉄の全線乗車を完了させるため。
 2つ目は、この駅の北側には見晴らしの良い長い直線区間が有り、午後にになると光線状態が良くなりそうなことから、ホームの端で撮り鉄するためであった。
 ただ、被写体となるのは上り列車となるため、列車の遅れが慢性化しいてるので、いつやってくるかは分からない。
 とりあえず1時間ほど粘ってみて撮れたら、ラッキーということにして、ホーム端の駅名版の基礎に腰掛けて、列車がやってくるのをひたすら待つことにする。
 
 意外との下り列車はやってくるのだが、上り列車はやってくる本数が少ない。
 何とか1時間で2本ほど写真に撮れたので、15時30分過ぎに地下鉄駅に移動して、一度ホテルに戻ることにする。
 


 ホテルには16時30分頃到着し、19時頃までは大分暑さにやられたので休憩するが、夕食を取りにアソーク駅そばのロビンソンデパートの地下のフードコートに向かう。

 夕食はチキンカレーとするが、意外と甘口で全く辛くない。

 直後は地下のスーパーでお土産のチョコレートなどを購入し、21時前にホテルに戻り休むことにする。

本日の移動経路